(2021年11月25日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年9ヶ月)
*五輪が始まった
北京オリンピックが始まりました。
東京に引き続きコロナ禍での開催です。
まだ大会5日目なのに日本は金銀銅とメダルを獲得しております。
日本の選手がメダルを取ってくれると嬉しいけど、私が嬉しいのはそこではありません。
どの国の選手でも、どの競技の選手でも、元気に競技の場に立てる事、それが一番なのです。
恐らく選手の皆さんは毎日PCRなどの検査を受けていると思います。コロナ禍での五輪で何が大変かと言うと、たとえ本人が元気でも「陽性」反応が出てしまったら、その選手は競技に出場出来ません。「陽性」になった選手の方々はお気の毒です。
そう考えると、どこの国の選手であっても、出場する事が出来て実力を出せたなら万々歳。
私はフィギュアスケート(観戦するのが)が大好きです。
だからこそ、彼等が無事に銀盤へ降り立ち、競技に参加出来るだけでも胸が熱くなります。メダルの有る無しなんてどうでも良いです。競技をしてくれるだけで嬉しいです。
今、北京オリンピックに集う選手や関係者の皆さんが、コロナウイルスに感染する事なく競技に参加し、持てる力を出し切れますように‼️
心から祈っております。
*お転婆娘全開‼️
メダルはどうでもいいと言いながら、それでも昨日のフィギュアスケート団体戦、日本チーム銅メダルはとても嬉しかったです。
チームの皆さんは本当に素晴らしい演技でした。そして私はアイスダンスとペアの演技を観た時に、日本はここまで来たんだと胸が熱くなりました。
この競技の結果が出た昼過ぎ頃から、実家で昼食を食べ始めました。
午前中、おママは昼寝をしていたし、ジジは本を読んでいて観ていなかったので、食事時にテレビをつけて、フィギア団体戦のハイライトを一緒に観ました。
ご飯を食べながら、おママはしきりに手を打って喜びました。
「すてきね、いいわね、私もこういうのやりたかった。」
そうですね。おママさんは昔からフィギュアスケートを観るのが好きでした。それで冬季五輪は一生懸命に観ていましたね。私のフィギュア好きはおママの影響でしょう。
私の記憶ではジャネット・リンさんが一番古いかしら。
日本の選手では最初に渡辺絵美さんに憧れました。
私は少女時代から伊藤みどりさんが好きだったけど、おママはカタリーナ・ビットさん贔屓でした。
そんなことをつらつら思い出していると、テレビで樋口若葉選手の演技が流れました。
「芙貴子さん、観て。綺麗よ、とても素敵ね。」
「ほんとうね…。」
画面を食い入るように観ていたおママは、突然ガバッと立ち上がりました。そして叫んだのです。
「私もやるわ❗️」
おママさん、食事中ですよ。お転婆娘全開ですね。
でも、踊りたければどうぞ。
私が食卓をズズッとずらして踊る空間を作ってあげたら、おママは我に帰ったようです。
「あ、いいの、そんな、わたしはいいわ…。」
「いいんですか?」
恥ずかしくなったのでしょう。
「ええ、わたしはいいんです。」
そして、おママは何事もなかったようにご飯を食べ始めました。
「あら、残念。」
おママのフィギュアはちょっと観たかったです。
昭和一桁世代のおママは時代的にフィギュアスケートは無理だったと思います。
88歳の今でも柔軟性があるし、足腰丈夫です。若い頃は運動や身体を動かすことが大好きだったので、世が世なら、「フィギュアスケートをやりたい」と言ってやったかも知れませんね。
*本日アップの貼り絵
「お題パック」を使っておママが1人で取り組んだ作品です。
(↓)「お題パック」はこちら
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
完成作品をよく見ると、一箇所だけ「お題パック」にない紙が使われていますね。
それは「博多通りもん」の包装紙です。
おママが色味の合う紙を選ぼうと、紙片の入った缶をゴソゴソ物色している姿が目に浮かぶようです。ちょうど良いのが見つかって良かった❗️(^O^)
実はこの作品,裏にも貼り絵があるのです。それは(↓)こちらです。
(2021年11月25日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年9ヶ月)
使用した紙について。(↓)
(↑)2020年12月に小津和紙で購入した千代紙です。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。