(2022年4月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年2ヶ月)
*災難
日曜日(6月26日)、ジジは散々でした。
これはオネコからのラインで知ったのですが、昼までに2度も転んだそうです。
もちろん、転んだのは家の中です。
足腰の弱くなったジジは、家の中でも室内用歩行器を使わないと、かなり不安定です。
昨年の夏から(↓)これを使っています。再掲です。
しかし、ジジは最近とても元気で「まだ5年は生きられる❗️」という自信みなぎる状態です。ちょっと歩く時には面倒くさがって歩行器を使わない事もしばしば。
*1回目、優しさが仇に
それで、転んだ1回目はまだ夜中の事でした。
ジジは何度目かのトイレに起きました。流石に自信みなぎるジジでもトイレではズボンを上げたりしなくてはならないので、必ず歩行器を使っていきます。しかし、ベットの近くまで戻ったら、歩行器を置いて柵に掴まりながら移動して横にならなければなりません。
ふと、見ると…。
(おママの薄掛け布団がずり落ちそうになっている。)
ジジは気になりました。その掛け布団を両手で持ち上げておママに掛け直して上げようとしたら、
尻餅を付いた❗️
夜中に転んで精神的な打撃はありましたが、周囲に硬いものがなかったのは幸いでした。頭を打ち付ける事もなく、それほど強い打撲や骨折に至らず助かりました。
*2回目、油断から
夜中にそんな事があったのに、動けると分かるとついつい油断してしまうのでしょう。
「ちょっと冷蔵庫まで…。」
物を取りに行きました。おそらく歩行器を使って冷蔵庫の前に行ったのだろうと思います。
しかし、ひょいと冷蔵庫の扉を開けて、
「さてさて、」
何か物を出そうと手を伸ばした時でしょう。
バランスを崩して転んだのです。
今回は硬い床に尻餅をついたのですが、不思議と強い打撲や骨折に至らず済んで助かりました。よほど転び慣れているのか?
腰が曲がっているからかえって頭を打たないのか?
大事にならず、本当によかったです。
*一歩間違えば…
高齢者の場合、屋内でも転倒はとても危険です。一歩間違えば命取りになりかねません。流石に本人も不安を感じたのか
「保護帽でも被ろうか…」
と思ったようですが、鬱陶しければすぐに脱いでしまいそうです。それに、家の中で帽子やヘッドガードをつけていると、おママがしつこく脱ぐように騒ぐ可能性もアリ。
それに、問題は頭だけでなく足腰もなのですから。
悩ましい事です。
とにかく、転ばないのが一番。
歩行器から手を離す時は、必ずどこかに掴まるように、気を付けてもらうのが肝心だと思います。
対策として…。
日曜日の夕方、ジジはオネコと一緒に冷蔵庫周辺での動作を実地練習して、掴まれる場所の確認を行いました。
そして、夜中の件ですが…。
血も涙もない鬼娘の私はジジに言いました。
「クーラーをつけっぱなしで寝ているわけではないんだから(本当は弱くでも、つけて寝てほしいが…)おママは布団を剥いでいたわけでしょう。
冬と違うんだから、何も無理して掛けてあげなくても風邪ひかないわよ❗️
掛けて上げたって、また暑くて剥いでしまうわよ。
優しさが仇になって転んで怪我したら元も子もない❗️」
嗚呼、ジジよ。無理しないで、油断しないで、転ばないでくださいね。
*本日アップの貼り絵
「お題方式の貼り絵」です。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
(↓)4月29日の「お題」はこちらです。ひまわりの写真です。
(↓)こちらの作品で使われた写真のの頃を使っています。
元は旅行パンフレットでした。
(↓)おママは徐にひまわりの写真を対角で折理、三角形を作り始めました。
(↓)三角形を見ると、おママは以前からこのように体格に配置したくなるようです。
そして、おママが合わせる紙として選んだのは紺地に白い円形模様の友禅紙です。
(↓)こちらの作品でも使っています。
元はこのような(↓)感じです。大きな柄ではっきりしている。最近目が悪くなってきたおママに良いかも?と思って購入しました。気に入ってくれたようです。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年4月29日 15:23〜(5分23秒)
円形のカットから配置まで。
おママは円形を半分に切りました。最初は4棟分にすると言っていたのですが、半分に切った段階で、その計画を忘れたようです。それでも、慎重に二つの半円の配置を考えています。
(↓)その後、おママは余白に小さな飾りをつけようと思いました。
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年4月29日 15:35〜(6分33秒)
おママは赤と橙色の鹿子模様を選びました。しかし、その小さなピースを成形するのもなかなか決まらず、まるで小さな紙片を捏ねくり回しているようです。
チ「さぁ、それ、どうするんだろう…」
私はいささか心配になってきました。
マ「どこかな、わからないよ。」
おママに分からないんじゃ、私はどうしようもありません。でも、小さな三角形が2つ切れた時、おママはとても嬉しそうでした。
マ「よかった。」
その後おママは小さな4つのピースの配置に腐心しました。
そして不思議なことを言いました。
マ「こっちじゃないって、言われちゃう。」
誰に言われるのかしら?
私じゃないわよ。誰でしょう。ジジか?とうの昔に亡くなったお兄ちゃんか?
それとも学校の先生か、職場の上司か?
それでも、なんとか完成しました。
貼り絵のなかでは、ひまわりが咲いています。
少し早いけど、関東は梅雨が明けました。本当に夏なのでしょうか。
まだ、6月なんですけど。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。