アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

栗ごはん炊きました

(2022年5月20日アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

秋の味覚

9月も中旬となり、朝晩は少し涼しくなりました。でも、日中は結構まだ暑いです。

東京は気温だけ考えたらドバイ並み?に暑いのです。

それでも、スーパーでは栗を見かけるようになりました。

去年は不作で買おうとした時にはなかなか見つからなかったから、

「見かけた時に買っちゃえ❗️」

私は勢い込んで栗ご飯を炊こうと思いました。

去年は11月のおママの誕生日に合わせて炊いていたのですね。

今年はまだ9月。早めにジジとおママに秋の味覚を届けようと、私は珍しく殊勝なことを考えました。

(↓)去年の栗ご飯

harienikki.hatenablog.com

 

草臥れた…(^◇^;)

私は洗った栗をボールに入れて、そこへ熱湯を投入します。指が入れられるくらいお湯が冷めたら、まだ温かいうちに栗を剥き始めます。

それでも大仕事です。

昨年、娘のアズキに手伝わせたら、たった3個剥いただけでピーピー根を上げていました。

今年、そのヘタレ娘は、私が栗剥きに奮闘しているのを背中で感じながら、涼しい顔でリモートワークに精を出していましたわ。

ええ、平日ですし、勤務中ですから仕方ないんです。でも、炊き上がった栗ご飯を無邪気にパクついている姿を見ると、

「この人、嫁に行ったらどうするんだろう」

と思いましたわ。どうにかするか…。栗ご飯なんて買ったら良いんだし。(^O^)

 

(↓)途中で休憩しました。

(↓)剥き終わりました。もう、今年はやりたくないです。(°_°)

友人に聞いたら、栗は鍋に入れて、水から10分ほど茹でると剥きやすいそうです。やはり、剥くのは冷める前が良いようです。

(↓)炊き上がりました。これ3人分です。

 

冥土の土産は更新制ね

今日(9月16日)は昨日炊いた栗ご飯を実家へ持っていきました。

ジジとおママにはお昼食に食べてもらいましょう。

おママは黙々と完食。今年はソースをかけたりせずに、ちゃんと味わっていました。

そして、ジジはとても喜んでくれました。

「お父さん、去年は栗ご飯を食べて『良い冥土の土産になる』って言っていたのよ。そうならないうちに、今年も食べられて良かったわね。」

するとジジは笑いました。

「そうだよね。ほんとだよ。今年は危なかったから、今日生きて食べられて良かったよ。」

7月のコロナ騒動で冥土の一歩手前まで行ったジジ。

戻って来られたから、こんな話をしながら栗ご飯を食べられのです。

冥土の土産は更新制ね。

来年も元気に栗ご飯を一緒に食べましょう。

 

(↓)ジジとおママのお昼ご飯です。

ハムカツ(スーパーの惣菜)、カニかまぼこ、キャベツの千切り(カット野菜)、キュウリ揉み、人参・カリフラワー・ブロコの温サラダ、ほうれん草と高野豆腐の味噌汁です。

2人とも今日は完食しました。

本日アップの貼り絵

5月20日制作の貼り絵です。

この日は全く「お題」のプランがなかったので、おママに綺麗な紙を見てもらい、そこから選んでもらいました。

 

(↓)おママは以前よく使ったお気に入りを手にしました。小津和紙で購入した寄木細工模様です。この友禅紙は2017年に購入してから度々おママの貼り絵に登場してきました。切り分けやすいのでしょう。しかも応用が効いて洋風の紙にも合うのです。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年5月20日 16:01〜(2分41秒)

おママはテープ状に切った寄木細工模様のパーツを更に小さく切り分けていきます。

微かに「1、2、3」と数えながら慎重にハサミを動かしていました。

そしてシンメトリーを意識しながら構成していきました。

 

(↓)合わせる紙として、おママが選んだのは青地に白のウロコ模様です。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年5月20日 16:16〜(1分36秒)

おママは小さなピースを糊つけしていきます。若干、当初の計画とは変わりましたが、なんとか治まりそうです。

もうすぐ完成ですね。(↓)

 

(↓)関連作品です。

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。