アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ジジの介護保険区分変更を申請しました

(2022年8月19日 アルツハイマー認知症の診断から約15年6ヶ月)

 

今後を見据えて

ジジは95歳、要介護1です。

記憶力、認知力は年相応の衰えを見せてはいますが、認知症とは言えないような気がします。

それでも、外出は車椅子で、家の中でも歩行器がないと歩けません。要介護1なので介護ベッドと車椅子は自費でレンタルをしています。

おママが今年の初めに特別養護老人ホームに入所したので、ジジの心身の負担は大幅に減ったと思います。しかし、今度はジジ自信が介護を要する状況になってきました。

「今後を見据えてヘルパーさんをお願いする必要もあるね。」

昨年からオネコと私はそう話し合っていました。

例えばデーサービスの行き帰りの時です。実はもうジジは玄関で靴を自分で脱ぎ破棄できません。(↓)こんな手すりを導入していますが、座っても立っていても難しいです。

 

harienikki.hatenablog.com

今年はオネコと私の家庭の事情もいろいろあり、実家に来られない可能性もあります。

「ヘルパーさんを頼む機会もありそうだわ。」

既に実家はあれこれレンタルしてますし、デイサービスは週4回ですし、介護保険でヘルパーさんを頼むには要介護1の枠ではちょっときつい…。ケアマネさんにはそう言われていました。

自費で介護ベッドと車椅子をレンタル、そして,夜間はポータブルトイレを使っています。

「客観的に考えても、要介護2じゃないか?」

それでも、ケアマネさんからは

認知症がない場合は要介護1と2のボーダーラインかも知れません」

と楽観視できないようです。

harienikki.hatenablog.com

1月の転倒の時に、前回の認定調査の時に所見をお願いした整形外科医に一声かけておきました。

「区分変更を申請するので,また先生、お願いします。」

「うーーん、こちらとしては『脊柱管狭窄症の悪化』って本当のことしか書けないよ。例えば内科の方で『脳梗塞になった』とか、『認知症になった』とかいう話があると、介護度は上がることが多いんだよね。」

なんだか芳しい状況ではないようです。

それでも、1月末にジジは介護保険の区分変更を申請してみました。

 

本人からの聞き取り調査

当日、調査員の方がみえる前に、私はジジにキツく言いふくめました。

「なんでも出来ると見栄を張らないでね。」

「わかっているよ❗️」

認知症でない高齢者(初期認知症の方もね)はついつい優等生ぶりを発揮したくなる習性がありますから。しっかり釘を刺しておく必要があります。

 

今回の調査員は熟年の女性でした。

ジジは左耳を完全失聴、右耳も遠くなっています。補聴器がないと聞き取りにくいのですが、補聴器はあまりつけたがりません。

調査員の質問にはなんとか答えていましたが、全体的に質問を何度も聞き返したり、反応がかなり遅れていました。どちらかと言うと調査員は大きな声で質問して下さったのですが、それでもなかなか聞き取れなかったようです。

 

調査員の質問は黄色ジジの返答は青地です。

まず質問は氏名、生年月日、年齢を聞かれました。ジジはスラスラ答えていましたが、年齢だけは「94歳か95歳のどっちかです」との事。

「お一人で住んでいらっしゃるのですか?」

「ええ、まぁ、妻は今は入院中です。」

私びっくりしましたわ。

ジジはおママが退院してくると思っているのでしょうか?

「普段は1階で暮らしていらっしゃるのですか?」

「はい、以前ここは事務所に使っていたんです。」

おいおい…ジジよ。返事がズレているよ。

「外出はされますか?週何回くらいでしょうか?」

「デイサービスに行くだけです。」

「週に何回行ってますか?」

「火、水、木、土で週3回です。あれ?」

ジジ、4回だってば。

「普段のお買い物はどうなさっていらっしゃいますか?」

「娘たちに頼んでいます。」

「お身体で、どこか痛いところはありますか?」

「腰、膝、あと時々喉が痛いです。」

「飲み物を飲むときに咽せますか?」

「咽せません。」

ジジ、よく言うよ。

飲み物にはとろみを付けないとむせるのに…。

「お風呂はおうちで入れますか?」

「いえ、デイサービスで入るだけです。」

「目は良いですか?」

「霞んでいます。目薬をさしています。老眼鏡はあります。」

 

次は運動機能についてです。

「これ、できますか?」

調査員は腕を広げたり前に出したりしました。ジジ、それはなんとか出来ました。

そして座っていて、両足を揃えて膝が伸ばせるか、膝を開け閉めできるか。

それは一生懸命にやってもヨタヨタしてしまって完全には出来ませんでした。

「その動作の時に、痛みや痺れはありますか?」

「ありません。」

え?マジ?さっき痛いと言っていたのに。

「でも、最近立ち上がろうとしてヨロけて転び、床に顔をぶつけて血だらけになりました。」

調査員の方は驚愕していたので、私から「後ほど詳しくお話しします」と伝えました。

最後に調査員は人差し指を立てた状態のイラストをジジに見せました。

「これと同じように出来ますか?」

「はい。」

ところが、ジジはどうしても親指を閉じることができません。私もびっくりです。

「え、いつから出来なかったの?」

「こどもの頃からだよ。」

知らなかった…。(^◇^;)

そして、1日の流れについて、質問されると、

「朝は6時半から7時に起きて、昼間はデイサービスで、夕食は6時(18時)ごろで、8時(20時)に寝ます。それからトイレに3回から6回起きています。

「一度起きてもまた眠れますか?」

「眠れることは眠れるんです。」

 

今回,質問と回答を文字に起こしましたが、文章だとジジがスラスラ答えているように感じると思います。しかし、一つの質問をジジが理解するのにも時間がかかり、本人からの聞き取り調査はかなり大変でした。

この後、家族からの聞き取り調査があったのですが、

長くなりそうなので,次回に続きます。m(_ _)m

 

本日アップの貼り絵

2022年8月19日の作品です。

夏に、美味しいゼリーをいただきました。「銀座あけぼの」の「夏ゆず」です。

綺麗な色❗️小さな葉っぱが可愛いので、いづれ「お題」にしようと取っておきました。

www.ginza-akebono.co.jp

(↓)それで、8月19日にこんな「お題」をセットしてみました。

おママの好みそうな色を選んだら、案の定、やる気になってくれました。

福砂屋のカステラの包装紙も加えてみました。

www.fukusaya.co.jp

 

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年8月19日 10:09〜(1分52秒)

おママは早速華やかな友禅紙を切り始めました。おままなりに考えながらハサミを動かしています。

 

(↓)「こんなふうに、しようかしら。」

 

(↓)取り敢えず、重ね貼りの一番下にくるオリーブグリーンを貼ることにしました。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年8月19日 10:17〜(2分36秒)

おママは大体の構成を決めてから「夏ゆず」の葉を糊付けしていきました。

 

(↓)「福砂屋」の包装紙は裏を使うようです。

(↓)おママは、もう一つ三角形を貼りたい。

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<おママの貼り絵制作動画③>

2022年8月19日 10:26〜(1分32秒)

おママは迷いながらも,最後の三角形を貼りました。

 

www.ozuwashi.net

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。