(2020年5月25日 アルツハイマー型認知症の診断から約年3ヶ月)
*訪問診療は先送り
こちら関東も、すっかり秋らしくなってまいりました。
月日は瞬く間に経過していき、今年も残り1ヶ月半。
そして、気が付けばジジの薬が残り少なくなっていました。
ジジは96歳、血圧の薬はそれなりに飲んでおります。
42日分処方してもらうので、前回の通院は9月の下旬でした。
このかかりつけ医への通院については…、
もしかしたら、7月の猛暑の頃に
「車椅子でジジをクリニックに連れて行くのも大変だから訪問診療にしたい」
と、私がブチギレていたのをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
その件はどうなったのか…。
ええ…。ケアマネジャーさんにも相談し、あれこれ訪問診療のクリニックのリストなど資料もいただいたのですが、結局まだ何も進展してはおりません。
理由は、
その1 ジジにこれといって持病がない
その2 ジジが更なる経済的負担を嫌がる
その3 天候とチャーコのコンディションによっては、車椅子を押して連れて行けなくもない
ブログの題材的には新しい局面があった方がいいのですが、長いスパンの介護ではそうもサクサク話が進むとは限らず、来年以降のジジの状態によって再度検討することになりました。
*8年前だってさ
前回9月にかかりつけ医のクリニックに行った時、医師から言われました。
「田中さんはご高齢だし、肺炎球菌ワクチンをそろそろ打っておいた方が良いと思いますが…。」
ああ、あの5年に一度打てば良いという肺炎の予防接種ね。
結構お高い注射です。2回目以降は完全に自費です。
「前回は8年前でした。まる5年間隔を開ければ打てます。予約なしで受けられますので、次回どうですか。」
そう言われても,最近ワクチンにはあまり乗り気ではない私は生返事をしておりました。
過去ジジは5年ごとに「肺炎のワクチンを打った」と嬉々として言っていたのですが、私はどうでもいいなというのが正直な感想でした。
*自費のワクチンは高い
先週の金曜日(11月8日)は私が実家に行く日で,しかも暑くも寒くもない晴天でした。
ジジの血圧の薬がなくなりそうだし、かかりつけ医のクリニックに行こうと思い立ちました。
(陽気が良いから、ついでに帰りに駅の向こうまで足を伸ばして、眼科にも行ってしまおうか。)
ジジは軽めの白内障です。その目薬が絶えて久しい。それにジジは夏の間「目が痒い、時々目ヤニが出る」と言っていたのですが、熱い季節は私も車椅子を押して行くのも辛いので、ずっと我慢してもらっていました。
「お父さん、陽気が良いから、内科の後に眼科にも廻ろうか?」
するとジジは喜んで「行く行く」と嬉しそう。(^。^)
一応,真面目な私は肺炎球菌ワクチンについて本人の意思を確認してみました。
「それで、5年おきに打つ肺炎球菌ワクチンはどうしますか?」
「毎回打っていたっけ?それはいくら?」
「5年おきに打っていたようですよ。8500円で税込9350円だそうです。」
「ふんふん、打つよ。」
「9350円もしますけど…。」
「やっておいた方が良いだろう。」
吝嗇なくせに、こういうことには不思議と惜しみがない。(訪問診療代は惜しむのに)(^◇^;)
*ワクチン+塗り薬
かかりつけ医で測定したら、体温は36度2分。血圧は下が90上が126。良い感じです。「23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)」の問診票を記入して、予防注射はサクッと終了しました。
薬の処方の話になって、私はデイサービスからの連絡事項を思い出しました。
「入浴サービスの時、父の体の皮膚が乾燥してカサカサしているそうです。デイサービスからは『かかりつけ医にお願いして保湿の塗り薬を処方してもらって下さい』と言われました。可能でしょうか?」
すると医師から
「ローション、クリーム、軟膏がありますが、どれが良いですか?」
と聞かれました。
「風呂上がりの保湿ですから,まずはローションだと思います。ローションで保湿してから既に持っているワセリンを塗ろうかと…。」
「分かりました。」
医師はカルテに書き終えて、キリッと私の方を見ていうのです。
「2週間後にはインフルエンザとコロナのワクチンが打てます。予約なしで大丈夫です。2種類同時に打てますよ。」
私が目を瞬いていると、さらにダメ押しのように付け加えました。
「インフルエンザもコロナも定期接種の案内が届いているでしょう❗️」
ええ、まぁね…。
「あ…そうですね…。次回はインフルエンザだけでも…。」
「次回?次回ったら6週間後じゃないですか。もう少し早い方が良いです。」
この先生,やけに熱心じゃないか…。(°_°)
*久々の眼科
その後、10分ほど車椅子を押して眼科へ行きました。こちらも待合室から診察室まで車椅子のまま入るので、比較的空いていたので助かりました。
ジジの視力は昨年とほぼ同じ。白内障の具合もほとんど悪化していなかったようです。
96歳の車椅子爺さんと、それを押しているのはアラ還の娘。
医師も見るからに大変そうだと思ったのでしょう。
「白内障の点眼薬は多めに出しておきますから,なくなったらまた来て下さい。目やにが出た時のは2本だけ出しておきます。」
眼科の方は3ヶ月は通院しなくてすみそうです。
2件の通院を終えて薬局に処方箋を出して帰途に着いた時には、だいぶ夕日が傾いていました。あまり緑も少ない住宅地ですが、秋の夕焼けは良いものです。
「きれいだね。」「本当だね。」
ジジも一仕事を終えて満足そうでした。
でも、私はまだやる事が残っておりました。
実家へ戻ってジジにおやつのプリンを食べさせてから、薬局へ薬を取りに行かなければなりません。
全部終えた時にはあたりは完全に暗くなっていていました。
さすがにクリニックを2件ハシゴは草臥れました。
チャーコは最寄りのコンビニでコーヒーを買って、自分へのご褒美にしましたとさ。
*本日アップの貼り絵
2020年5月25日の作品です。
私はいない時におママが1人で取り組みました。そのため途中経過写真もありません。
なぜこの作品を今まで私はブログにアップしなかったのか?
2020年当時、おママはたくさん貼り絵をしていましたから、私はこの作品を地味だと感じていました。
「紙片を貯めた箱から選んで貼っただけ」
そんなふうに思っていました。でも、今回見返すと、なんともユーモラスに思えてきました。ピースの色彩は落ち着いていますが、良い感じの配色でおママの工夫を感じます。
それにこれでもかっていうくらい貼って貼るのは「栗しぐれ」です。
(↓)業務スーパーで購入したお菓子の個別包装から切り抜いていました。
安価なお菓子なのですが、結構美味しくて、よくおママと食べたものです。
このツルツルした包装紙から「栗しぐれ」の文字とイラスト部分を切り抜いて貼るのですから,おママは本当に食いしん坊だし手先が器用でしたね。(๑˃̵ᴗ˂̵)v
(↓)過去にはこれで鶴を折ったこともありました。
因みに、この「栗しぐれ」のメーカーは日本橋菓房さんです。
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。