
(2018年10月21日アルツハイマー型認知症の診断から約11年8ヶ月)
*やばい
チャーコの自宅にも実家にもまともに測れる体重計はありません。だから定かには言えないのですが、鏡に映る我が姿を見て、正直ヤバイです。
この冬、私は過去最大級に太ってしまったと思います。
ええ、原因は分かっております。
年末に腰を痛めてから、大事をとって大人しくしていた私。運動不足なのに、あれこれストレスが溜まって食欲に走ったからです。
特に、今年に入ってから、大好きな干し芋を自作するようになり、毎日それなりに食べていたからだと思います。(°_°)
干し芋って、買ったら結構お高いオヤツです。
ちょっと手間だし、さつまいもだって安くはありません。光熱費もかかりますから、自作してもリーズナブルとは言えません。でも、買うより量がたくさん出来るので、満足感は高い。v(๑˃̵ᴗ˂̵)v
本来、干し芋は蒸して皮を剥いて適当に切り分け、冬場の冷たい乾燥した天日で干して乾燥させます。
でも、私が住んでいるのは東京砂漠。天日に干したら排気ガスやらスモッグにまみれて、とてもじゃないけど美味しくなさそうです。(^◇^;)
それで私は蒸し器で蒸した後、熱々の状態で皮を剥き、厚さ8ミリくらいにスライスして、オーブンで低温焼きをしました。
設定温度120度で片面60分。
お箸で芋を裏返して更に60分。
合計2時間じっくり焼きます。

さつまいもの種類は問わず、どれでも美味しくできますが、ホクホク系よりしっとり系のお芋の方が干し芋に向いているようです。
特に紫芋は本当に美味しい❗️(^O^)

私は出来上がった干し芋を平らに並べて冷凍保存しています。食べる分を出してオーブントースターで温めて食べます。
うまうま❗️紫芋とさつまいもの2色盛りを頂くのは、贅沢で至福の時です。

*干し芋の思い出
私が干し芋を初めて食べたのは子供の時でした。おそらく何方から頂いたのでしょう。
平べったい干し芋をおママはトースターで温めてくれました。
私は元々さつまいもが好きだったので、それを凝縮したような美味しさに衝撃を受けたものです。自分でトースターで焼くと、ついつい焼きすぎて端の方が焦げてしまいました。それはそれで美味しいかった。(๑˃̵ᴗ˂̵)
当時も干し芋はお高かったのでしょう。おママは自分で買うことは滅多にありませんでした。それで、実家で暮らしている時は、それほど食べなかったと思います。
私が毎年冬場によく干し芋を食べるようになったのは結婚してからでした。
ダンナの群馬に住む兼業農家の親戚が冬になるとお野菜やお餅やお米を送ってくれるのです。その箱の中に必ず自家製の干し芋が入っていました。

それは細めのさつまいもをそのまま蒸して皮を剥いて天日で干したのでしょう。見た感じは色がくすんでいるのですが、トースターで十分に温めると実に柔らかく、甘味みも強くてねっとりとした食感がまことに美味でした。
それを毎年頂いていたので、娘のアズキも幼い時から干し芋が大好きでした。
*焼くか焼かないか
今は亡き義母クレバァも同じ親戚から頂いた干し芋が好きだったようです。
クレバァはとても私に気を遣ってくれた優しい姑さんでした。しかし、一度だけお叱りを受けたことがありました。
それはまだアズキが小学生の頃、彼女一人で義実家に遊びに行った時の事でした。
クレバァはアズキに「群馬の干し芋を食べる?」と聞いてくれたので、アズキは喜んで「食べる❗️」と笑顔で返事をしました。
すると、焼いていない干し芋がお皿に載っていたそうです。いつも、トースターで焼いて食べていたアズキは驚いて、
「焼いてないから食べない…」
と断固拒絶。一方、クレバァは
「干し芋を焼いて食べた事なんてないわよ。このまま食べられるのだから、お上がりなさい」
と一歩も引かずに、焼く焼かないの激しい口論になったそうです。
その晩、クレバァは電話をかけてきて、私はこんこんとお説教を頂きました。
「干し芋を焼いて食べるなんて聞いたことがなかったわ。そもそも,人それぞれに長年続けてきた好きな食べ方があるわけだし、それを完全否定するような物言いはアズキにとっても良くないと思うのよ。あんな言い方ってちょっと酷いと思う。」
私は自分が焼いて食べるのでアズキもそれが普通だと思い込んでいたことを説明し、娘が失礼な物言いをしたようなので謝りました。
「ちゃんと言って聞かせます。」
でも、お互いに「賢いアズキ」「優しくてクレバァなお祖母ちゃん」と一目置きあっている2人が喧嘩になったことが,私には意外でした。
それに、本人達は頭に血が上ったようですが、
これって、そんなに大問題なのか?
確かに干し芋は生ものではないから、柔らかければそのまま食べても良いし、固くなっても気にせず甘味を噛み締めるのもアリです。そして、少し固くなった干し芋を軽く焼いて食べるのも良い。
つまり,好みの問題です。
私にとっては、「目玉焼きの黄身は半熟が良いか、硬い方が良いか?」「『きのこの山』派と『たけのこの里』派の論争」レベルの問題にしか思えませんでした。
一応、私は教育上の観点から、直ぐにアズキに言いました。
「人の好みや食べ方を完全否定するような事はしちゃいけないよ。アズキも焼いて食べるのを否定されたのが嫌だったんでしょう。それはクレバァだって同じだったんだよ。」
「分かったよ。お母さんが言いたいことは分かった。」
「それに,クレバァが子供の頃や若い時分は、オーブントースターがなかったから,手軽に温めることもできなかったと思うよ。昔は焼かずに食べる物だったんだね。」
するとアズキはさも悔しそうに言いました。
「だからさ、こっちは更に美味しくなる食べ方もあるよと教えてあげたかったのに❗️焼いて食べるなんておかしいと、クレバァだって決めつけたからね。」
2人ともお互い様で、似たもの同士なのかもしれない。
それはそうとして…。
私が最初に干し芋を食べた時、おママは迷うこともなくオーブントースターで焼いていました。昭和一桁でクレバァとは同世代だし、いつからおママは干し芋を焼く食べ方を知ったのだろうか。
戦前、干し芋の生産量は静岡が1位だったそうです。おママの祖母は静岡出身で親戚も多かったから、子供の頃はよく食べていたかもしれませんね。
もしかしたらお餅を焼く時のように火鉢に網を載せて、炙って食べたのかしら?
「これって,焼いた方が美味しいのよね。」
そう言いながら食べていたおママが懐かしいです。
食の好みや習慣って、女親からの影響が大きいですね。

*本日アップの貼り絵
2018年10月21日の作品です。
私が実家にいない時に制作されたので途中写真などはありません。
使ったのは青柳総本家の「カエルまんじゅう」の包装紙です。

私はこの貼り絵を作品ファイルの中に見つけた時,ちょっとショックを受けました。
「おママったら、せっかくカエルの顔をぶった斬ったのか…。」
と衝撃的でした。カエルさんの顔を半分に切った上にそれぞれから三角形を切り抜いております(それは画面左上と右下に貼ってあります)。
しかしながら、今思い返せば,すでにおママにとってはカエルのイラストを何かの生き物を形どった図であるという認識も、そもそもカエルという生き物もわからなくなっていた可能性があります。
おママの好んだ対角線のシンメトリーを正確に構成したと考えれば、よく工夫された作品だと思います。
色彩が本日のテーマである「干し芋」のイメージに合うかなと思って選んでみました。
(๑˃̵ᴗ˂̵)v
(↓)小津和紙で購入した寄木細工模様の友禅紙も使用してます。

おママに貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。