
(2021年4月4日アルツハイマー型認知症の診断から14年2ヶ月)
*残り物
私がブログを始めたのは2016年12月の下旬でした。
当時すでにおママは認知症の診断から丸9年以上が経過していて、娘の名前も娘の存在もあやふやになっていました。
「今後1年くらいは貼り絵を続けられるといいなぁ」
と思いながら始めたブログでした。
ところがおママは予想外に貼り絵を続けられました。もちろん私は見守りだけでなく、おママが制作を続けられるように支援もしました。
1019年秋頃からは、私がおママの手持ちの紙や小津和紙で購入した友禅紙、そして頂き物の包装紙などを組み合わせて「お題パック」にしておママに提案をしていきました。それも継続できた一因だと思います。
今年の2月から遅々として進まない写真データ整理(自宅にいても他のこともあれこれあるので捗らない…)をしていると、ブログにアップせずにいた作品が幾つか掘り起こされてきます。
「なぜ、これをアップしなかったか?」
そんな作品がまだあります。それには私なりの理由があったと思います。
<広告写真や絵画作品の写真の一部ならまだしも、全体が分かるもの。コラージュ作品としても著作権に触れそうなもの>
それは今後もブログにはアップできません。
<あまりに単純すぎて、チャーコが面白みを感じなかった>
これは単純に、おママが精力的に制作を続けていた時は、他に綺麗だったり素敵な作品がたくさんあったので、後回しになっているうちにデータの山の中に埋もれてしまっていたのです。
今回ご紹介するのもこの後者に該当していました。
*おママの思考
紫と金の亀甲紋の和紙をポンと配置して、その下に小津和紙で購入した「nanako」と命名されている友禅紙から四角を切り出して置いただけの、おママにしては単純な構成。
そうは言っても、認知症12年の人がやることですから、それでもすごいと言えるでしょう。しかしシンメトリーを考えて構成していたおママの貼り絵としては、
「単純すぎてじゃないか…」
と思っていました。今回写真データを見直していると、おそらく、おママは(↓)この「お題パック」の紙を使ったのだと思います。
「あれっ?」
紫と金の亀甲紋様の紙片は、最初から六角形が7個の集合体ではなかったのか?

トップの作品写真を拡大してよく見てみると、確かに一番上の六角形は接ぎ合わされていました。
おママさんったら、考えましたね。(๑˃̵ᴗ˂̵)v
どうやったら、欠けた部分を補えるか?
認知症でない人だったら子供だって簡単に分かるし,単純な作業でしょう。しかし当時でもおママの記憶力は数分しか持続できませんし、認知力はかなり衰えていましたから、その短い記憶保持時間の間に、これを思いついて、切り貼りするのは大変なことです。

かなり認知症が重くなっても、人はそれなりに考える生き物なのでしょう。
この作品が制作された当初に、私はおママの小さな思索に気がついてあげるべきでした。そして、もっと褒めてあげれば良かった❗️
現在おママは特別養護老人ホームに入所しているし、今となっては私の話す言葉もほぼ理解不能になっているから、今更なのですが、
「おママ❗️すごいね。しっかり考えたんだね。」
👏👏👏👏👏👏👏👏
遅きに失したとは言え、気がついた今、
イラストを描いて褒め称えようと思いましたわ。(^◇^;)
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。