
(2021年2月13日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年)
*おママ、見えてますか?
今回はゴールデンウィーク中にオネコさんと2人で面会に行きました。
前回の面会の時、緑内障で視野欠損が進んだおママの視野が、更に狭くなっていると感じました。もっと進行しているのではないか?本当に気がかりでしたわ。
スタッフさんと一緒に部屋に現れた時、おママはとてもご機嫌で元気そうでした。
ただ、誘導してくれたスタッフさんの背後から腰にしがみついて歩いていたのが気になりました。もしかしたら、おママ自身も視野が相当狭まってきたので、歩行に不安を感ているのかもしれません。
*紙の感触を楽しむ
前回の様子から、もう絵本を持参しても楽しめないのではないか?
そう思って,今回は絵本は用意しませんでした。
それでも何かおママが楽しめることはないかしら。
私は無い知恵を絞って、考えてみました。
おママはとにかく綺麗な紙が大好きです。その感触も好きなはず。それで、厚みがあったり、表面に絞り加工がされている和紙を用意してみました。

実際,目の前のテーブルの上にそれらの和紙を並べても、おママは全然注目してくれませんでした。とにかく、手に触れてもらうしかないですね。
<おママ、和紙の感触を楽しむ>
2025年4月29日 11:25〜(1分28秒)
おママの小さな視界に和紙が入るように、チャーコは働きかけています。手に触れるとおママは注視してくれるのではないかと考えました。くしゃくしゃに丸めてみたり、ちぎってみたり、試しているうちにおママは和紙を意識し始めて,ようやくおママの視線を捉えることができました。
触り始めると、やはり和紙の感触は心地良いようです。

ピンクの和紙を触って、おママはよほど気に入ったのでしょうか?
おママったら❗️
驚いた事に、徐にシャツを捲り上げ、コソコソっとそれをズボンのポケットに入れてしまいました。
まるで、大事な物をこっそり仕舞い込むような感じで…。(^◇^;)
おママはズボンにポケットがある事と、そこには小さな物を入れられるという用途を認識していることに驚きました。
おママ…,やるじゃん…。(๑˃̵ᴗ˂̵)

でも、おママはポケットに和紙を仕舞い込んだことを忘れてしまいます。和紙は強いから大丈夫かもしれないけど、入れたまま洗濯してしまうとボロボロになってスタッフさんに迷惑をかけるかもしれません。おママが他のことに気を取られている隙に、私もこっそりポケットから抜き取って回収しました。
*音は刺激的
持参した玩具や和紙をおママの目の前で見せても、その手に握らせても、なかなかおママは資格で捉えることが出来ません。それほど視野欠損が広がっているのだと思います。
それで、今回はオネコさんが音の出る玩具を用意してくれたので、それをおママに渡してみました。
視覚で働きかけられないなら、聴覚で楽しい刺激を❗️という考えです。
<おママは音を楽しむ>
2025年4月29日 11:37〜(42秒)
持参した玩具や綺麗な花模様のバックなどは、なかなかおママの注意を引くことが出来ず、おママの視界に入りません。しかし、オネコさんが持参した卵型でシャカシャカと音がする玩具は視界に入らなくても振って音が出ることがわかると、おママは自発的に振って音を楽しむことが出来ました。

視覚で楽しめなければ、触覚や聴覚に訴える。
それは今のおママには有効だと感じました。次回も音を感じる何かを用意したいです。
今回、スタッフさんに様子を訊いてみると、
「もう、殆ど御自分では食事を召し上がれなくなって、私達がスプーンで食べさせて上げるようになりました」
との事でした。一週間分の個別記録によると、食事の量に波があるようです。完食に近い時もあれば半分くらいのこともあります。直ぐに栄養状態が悪くなるようではないのでほっとしました。
「食事の載っているお皿が見えていないのではないかな。」
私がそう言うと、若いスタッフさんは「そんなことはないと思います」と…。
私の知ってるおママは生来の食いしん坊で、好き嫌いもなく、何でも喜んで美味しく食べられる人です。
(見えていたら自分で食べようと思うだろう。)
ただ,それは私が想像するだけの事です。認知症の最末期には食事を嚥下することも水分を飲み込む事も忘れてしまうと言われています。
自分で食べなくなったのは、緑内障に視野欠損の悪化か?認知症の悪化か?
おそらく両方なのだと思います。
*本日アップの貼り絵
2021年2月13日の作品です。
ちょうど私が自分の引っ越しでバタバタしている時期でした。私がいない時におママ一人で取り組んだので、制作途中写真も動画もありません。
おそらく、おママは私がセットした材料の『お題パック』を使って制作しました。

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。