アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

月末企画❗️今月のイチ押しリターンズ❗️2019年5月版 心憎い

(2019年5月10日 アルツハイマー認知症の診断から約12年3ヶ月)

harienikki.hatenablog.com

ゴールデンウィークから始まった5月。

それが終わったら、あっという間に5月が終わってしまった❗️

今月私は何をやっていたんだろう。最近記憶力が落ちたのか、詳細に思い出せません。

97歳のジジと共に,私もボケてきたのかもしれません。(^◇^;)

「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは

2023年1月におママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は出来ません。(面会時にシール遊びはしますが…)

その直前の2022年12月まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。

オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。

それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。

しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。

「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。

そこで考えたのが「リターンズ❗️」。

6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。

(↓)先月の「イチ押しリターンズ❗️」です。

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今も気になる

6年前に「今月のイチ押し」に選んだこの作品。

色彩も冴えて華やかです。ちょっとオシャレな感じもしますね。

この作品を改めて見返してみると、やはり,私は当時と同じ事を感じてしまいます。

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(↑)上の記事の中で、私はこんな感想を書いていました。

実は私…、この貼り絵を見ると、胸がザワザワとさざ波立つのです。

理由は幾つか列挙していましたが、その最大要因はこれでした。そして、今も同じように思うのです。

「おママさん❗️やっぱ、三角が一つ足りないよね。」

他の要素は全てシンメトリーを意識しているのに、黄色い三角形だけが例外です。だからと言って、バランスが悪いわけでもない。

*黄色い三角が1つ足りないのではないか⁉️

  おママはシンメトリーを好んで貼り絵に取り入れています。この作品でも意識されている部分もありますね。(^O^)

そう考えると黄色い三角がもう1つあっても良いように思います。実物を見てみましたが、該当する箇所に糊をつけた跡もないので、剥がれたのではなさそうです。

おママは左側が窮屈になると思ってあえてシンメトリーにしなかったのかも知れません。結果的に黄色の三角がもう1つ画面に在るより、動きを感じて面白くなったと思います。

今見直しても、これはおママが意図した構成なのだと思います。

ブログを始めてから、おママの貼り絵を見守ってきて、私は「おママはシンメトリーが好きだよね」という感覚に囚われてしまっているのでしょう。

それなのに、おママは見事に画面上で1組だけ対称を外している。

そこがまた心憎い。(๑˃̵ᴗ˂̵)

きっとおママは三角形を1つにしようと決めた時「ふふふふっ」と笑ったかもしれません。私は今もおママの策に引っ掛かっているのです。

そんな心憎い作品ですが、皆様はこの作品からどんな印象を受けますか?

当時、娘のアズキは「魚料理に見えるよ」と言っていました。

因みに、この「今月のイチ押し」にたくさんのブックマークコメントを頂きました。

読み返してみると、「胸がざわつきはしませんが、真ん中の目の様なものが気になって仕方ない」「シンメトリーの三角形を期待してしまう左側の不在感に、独特の味わいがありますね」「全体のバランスが良いですね」という、私の感じた不思議さと絶妙なバランス感覚に似たような感想もありました。

そして「鯉のぼり」「白い角皿に盛り付けられた小洒落たフレンチの一品」「海に浮かぶ貝殻」「和の紋様もありながらも地中海っぽい風を感じた」「海に帰るカメ、オオサンショウウオ、舌を出す一ツ目小僧」のような素敵なイメージを膨らめてくださった方もいらっしゃいました。

皆様,ありがとうございます。

牛のなめし革

おママは40代から60代のほぼ30年間、革工芸に取り組んできました。その後半はヨーロッパの伝統的な製本技法(ルリユール)を習い、皮の表面に金箔を施す工芸金箔に没頭しました。

この作品でペールオレンジに近い色のピースが二つあります。それはおママが長い革工芸歴の前半に熱中したレザークラフトカービングのために買った牛のなめし革です。それも滑らかな表面ではなく、あえてザラザラな裏面を見えるように貼っています。きっとその風合いが気に入ったのでしょう。

(↓)このような革です。

おママはレザーカービングが割と上手だったと思います。私は子供心になめし革の表面にカッティングしたり刻印で装飾を施していく様子を見るのが好きでした。

こちらはおママが40代だった頃に制作したバック。(↓)今から50年ほど前ですね。おママは気に入っていたのでしょう。時々このショルダーバックを使っていました。制作して年月が経過しているので、貼った裏側が剥がれてきているので、今はバックとしてはちょっと使えないと思います。ただカービングが綺麗なので,何かに再利用できたら良いのですが…。(^。^)

(↓)背面のカービング

(↓)側面

その他の使われた紙

中央の目玉のようなピースは詳細にはわからないのですが、文字から判断して「オレイン酸ひまわり油」の広告から切り抜いたロゴマークかも知れません。

(↓)阿部蒲鉾店の昔の包装紙です。

www.abekama.co.jp

(↓)小津和紙で購入した友禅紙「波紋」

www.ozuwashi.net

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。