

(2022年6月10日アルツハイマー型認知症の診断から約15年4ヶ月)
*お暑うございます
今って、梅雨でしたっけ?梅雨が明けたのは沖縄でしたっけ?
ここ数日、東京は灼熱地獄でございました。
実家にいる97歳のジジは室温が何度になっても寒いようです。
流石にダウンは片付けましたが、それでも長袖を重ね着しています。
その姿を見ているだけで、私は汗が噴き出そうです。
ジジは自分では暑さすら感じないのでしょう。熱中症になっては大変なので、エアコンを冷房にして27度で24時間稼働させております。
「ジジ、死にたくなかったら、エアコンは点けておくのよ。」
鬼娘チャーコはジジに情け容赦もなく、強く言含めておきました。
*写真データの山から
iPhoneやiPadの写真データを見直していると、思いがけない掘り出し物があります。
素敵な連作がまだブログ未掲載だったと分かった時は喜びと共に
「なぜ、これが未掲載だったのか?」
と不思議に思うことがあります。
写真も動画もたくさんあって、全てが未編集だった理由はなんなのでしょう。
ええ、それはひとえにチャーコの怠慢です。連作として1記事にまとめるのは写真も動画もあると結構手間です。作業が多いのでなかなか取り組む気になれないうちに、写真データの中に埋もれてしましたした。
今回はそんな発掘されたシリーズ<連作の楽しさ>です。
*2022年6月10日
おママが認知症になっても長く続けた「おママの貼り絵」を卒業したのは2022年12月中旬でした。それは見守りと支援を続けて来た私が「もう無理だろう」と判断した時です。その判断基準は「おママがハサミを持てなくなった時」でした。
6月10日はそのちょうど半年前です。
さて、前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう。
この連作ですが、とても鮮やかで綺麗だと思います。因州板締め染め和紙の赤異色が鮮やかですね。
(↓)この日、おママと一緒に、使用する紙を選んでみました。おママが手にするのは以前に何度もの使った紙である事が多いのです。言わばおママのお気に入りです。この中に写真が2枚ありますが、これは私が使って欲しくて仕込んだのですがこの時は使われませんでした。

(↓)ペーパーナイフで板締め染め和紙を切り始めました。

(↓)マーブル模様の洋紙にハサミを入れるおママ。

(↓)マーブル模様の洋紙はこんな風に切れました。赤は三角形にするようです。同時に2枚制作しようと思ったのでしょう。

<おママの貼り絵制作動画2022年6/10その①>
おママは三角形に切った因州板締め染和紙をどう配置するか考えています。
14:54〜(4分19秒)
「こっちも、おかしいな、
こっちがこれなのよ
こっちと、こっちと、こんなんじゃない、これこれ。」
おママは鮮やかな三角形を配置して、糊付けしていきます。チャーコはサポートしようと紙を押さえますが、要らぬお節介だったようです(^ ^)
(↓)『鬼滅の刃』炭治郎の羽織と同じ色の市松模様。これもおママにとっては、何度見ても毎回新鮮に喜んで使用した(認知症なので過去に使用した記憶はない)お気に入りの紙です。

<おママの貼り絵制作動画2022年6/10その②>
15:06〜(56秒)冒頭のパチンというハサミの音がとても軽快です。
「こっちがこっちで、こっちもこっち。」
何度もピースを動かしては構成を考えています。
「ちょっと、いいですよって。」
おママ楽しそうです。
*意固地になる
おママは2枚目に取り掛かりました。4枚のマーブル模様のピースは細長い二等辺三角形になり、それを山のように配置してします。そして、また赤い因州板締め染め和紙を使おうとしています。

<おママの貼り絵制作動画2022年6/10その③>
15:25〜(4分26秒)おママは自分のちょっとしたミスに気がつけません。それを娘のチャーコに指摘されて、少々意固地になっておりました。
おママは画面の四隅に赤い和紙を正方形に切って配置しようと計画しました。手慣れた手つきで小さな紙片に糊を付けていますが、和紙は折り曲がったまま画面に貼られてしまいました。正方形が思わぬミスで台形になってしまったのです。でも糊が乾く前なら修正できるので、チャーコはそれをおママに指摘しました。
「ほら折れちゃっているよ。」
その言い方が悪かったのか、おママは気分を害したようです。
「いいのよ、おりてんのよ❗️」
「ここ、折れちゃってるよ。」
「そうよ、そうしないわよ、これは❗️」
「見て、こっちの形を…。」
チャーコが必死に他の3つの正方形との違いを示そうとしますが、おママはお怒りです。
「そうよ、だってそうよ、みんなそうよ❗️〜(中略)〜いいよ、こっちだって、こっちだって❗️」
散々、間違っていないと主張していましたが、ようやく、おママは正方形が台形になってしまったことに気がつきました。
「だから…、どうしようかと思ってんのよ…。」
そしておママは、すぐに他3つの正方形を台形に合わせて切り整えようと思いつきました。なんとか仕上がりそうですね。(↓)

途中、母と娘で言い合いとなり、雲行きは怪しかったのですが、最終的に綺麗な2連作が出来て、おママも喜んでおりました。
チャーコの指摘におママが頑として言い張る。
思えば「おママの貼り絵制作」のサポート中には珍しくない光景でした。私も大人気ないですね。認知症のおママは状況を客観的に把握できません。だから間違いを指摘されるととても憤慨すのでしょう。
動画を見直しながら、それもこれも懐かしかったです。
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。