
(2022年7月22日アルツハイマー型認知症の診断から約15年5ヶ月)
*賑やかな面会
暑かった夏もようやく終わりが見えて、朝晩は割と涼しくなりました。
とはいえ、今月も暑かったですね。
今年の8月、私たち家族は2回おママの特別養護老人ホームに面会をしました。
8月5日火曜日にオネコさんと私の2人で、そして8月16日土曜日にオネコさんとその娘のユズちゃん一家が行きました。
ユズちゃん一家はお盆休みの頃にオネコさん宅に泊まりに来て、急遽「面会したい」という事になりました。直前でしたが希望通りに予約が取れて良かったです。
実は、おママが入所する直前、子供達(ジジとおママのひ孫)が熱を出したり体調不良で実家に来られなかったので、実際にユズちゃんがおママに会えたのは3年ぶりくらいだと思います。
オネコさん,ユズちゃん、ユズちゃんの夫、そして子供達3人、合計6人での賑やかな面会になりました。

おママは子供が好きだから、とても楽しいひと時だったと思います。一番下のひ孫はまだ2歳。おママも抱っこしようとしたけど、流石に慣れない相手だからひ孫に大泣きされたとか。(^◇^;)
小学生の2人はおママが実家にいた頃の記憶があるので、「ひいおばあちゃん」との再会を喜んでくれたそうです。
*手触り絵本のリベンジ
ユズちゃんは現在、障害児の養護学校の先生をしています。彼女の勧めでオネコさんは触って遊ぶ絵本を購入しました。6月の面会の時にその本を持って行ったのですが、私達ではうまくおママに触ってもらえませんでした。
でも、今回ユズちゃんがおママに勧めたところ、それなりに遊べたようです。さすがです。(๑˃̵ᴗ˂̵)v
<おママ絵本を楽しむ>
2025年8月16日(16秒)
『さわってあそぼう ふわふわあひる』M.ヴァン・フリート作、あかね書房、1998年6月
*悔いを残してほしくない
子供達も参加した賑やかな面会でしたが、オネコさんによると、
「やはり、(子供達が働きかけても)おママの視野にはなかなか入らないようで、視線が合う事は少なかった」
との事です。
やはり緑内障の視野欠損は確実に進んでいるし,認知症自体も最末期の状態ですから、仕方ないと思います。
それに、おママ自身は誰が面会に行ってもすぐに忘れてしまいます。そして、既におママにとって、子も孫もひ孫も誰とは認識できません。
私は最近思うのです。
おママが少しでも見えているうちに、おママが笑顔を見せてくれているうちに、なるべく多く会っておきたい。
おママとの面会は、おママのためではなく、会いに行く私たち家族のためでしょう。
私とオネコさんの娘2人は、基本的に月に一度面会に行っています。
しかし、おママに可愛がられた3人の孫達は、それぞれに仕事や家庭があるから、なかなか機会がありません。
もし彼らが、おママに会っておきたいと思うのであれば、
まだ、面会をしてある程度おママの反応が得られるうちに、会いに行ってくれたら良いなと思います。
あとで「会いにいけば良かった」と悔いは残してほしくありません。とはいえ、それぞれ小さな子供がいたり仕事が忙しかったりするから、機会を作るのも難しいかな…。
そう考えると、やはり今回、ユズちゃんが面会してくれて本当に良かったと思います。
(↓)また私の娘のアズキにも声をかけてみようかな…。(^。^)
*本日アップの貼り絵
2022年7月22日の作品です。私が見ていない時に制作したので、他に制作途中写真や動画はありません。
使用した主な紙はこちらです。
(↓)おママが認知症になる前、ルリユール(ヨーロッパの伝統的な製本技法)を習っている時に自分で染めたマーブル染めの紙です。

(↓)小津和紙で購入した4種類の友禅紙です。




おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。