
(2019年10月9日アルツハイマー型認知症の診断から約12年8ヶ月)
*2025年10月のあれこれ
雨のハロウィン。
私は日本でこのハロウィンの日にお祭り騒ぎをする意味がよく分かりません。
毎年、渋谷駅周辺は人が集まりがちだけど,今夜は例年ほどではない事を祈ります。
今月は色々ありましたね。
強い台風22号と23号が相次いで東京都の八丈島に甚大な被害をもたらしました。
そして、政界も大嵐だったと思います。月初に自民党初の女性総裁、そして与野党の様々な思惑の末に、ようやく憲政史上初の女性総理大臣が誕生しました。その後、慌ただしい外交デビューに,この月末が過ぎていく。
私としては…。
9月下旬におママの特別養護老人ホームでコロナ感染が見つかり、その影響で10月は面会できませんでした。
その他…。
長年密かに応援してきた遠藤関の引退の報に、少なからずショックを受けています。でも、怪我をしながらも長く幕内力士として活躍してきた遠藤関に、今は心より感謝と「お疲れ様でした」を伝えたいです。今後も角界には残るとのこと。遠藤関のこれからの活躍と御多幸と御健康を祈っております。
*「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは
2023年1月におママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は出来ません。(面会時にシール遊びはしますが…)
その直前の2022年12月まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。
オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。
それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。
しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。
「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。
そこで考えたのが「リターンズ❗️」。
6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。
(↓)先月の「イチ押しリターンズ❗️」です。
*珍しく加筆した
2019年10月9日の作品です。
使っている主な紙は2種類。
(↓)小津和紙で購入した友禅紙「波紋」の青。

(↓)おママが認知症になる前の、ルリユール(ヨーロッパの伝統的な製本技法)を学んでいる頃に自分で染めた墨流し染です。

薄桃色は水彩絵の具でしょうか?
おママはこの配色の墨流し染を何枚も染めていました。それは繰り返し試しているような、積み重ねた実験の痕跡のようにも見えました。
(↓)このような作例もありました。(450×300㎜くらいか?)

余談ですが…。
私はこの夏に截金(きりがね)教室で墨流し染の体験をしました。墨流しの年輪のような模様は、熟練すれば出来上がりのイメージを意識して作る事も出来そうですが、かなり偶然性にも左右されるので,なかなか綺麗に染められませんでした。おママがコツコツと実験を重ねていた事を身を以て知る機会となりました。
(↓)おママは墨流し染の波紋の通りにハサミで切っています。面白い形のピースが出来ていますね。ただ淡い薄桃の色合いが青の「波紋」に重ねてどうなるでしょうか?

(↓)あらら…。
おママはボールペンで薄桃色のピースを縁取りし始めたではありませんか。(๑˃̵ᴗ˂̵)

私はビックリしましたよ。
「おママ‼️ 何をしているの⁉️」
「こうしているのよ。」
(「こう」じゃわからん…。)
やはり、おママが自分の行動を言語で表現するのは難しいようですね。
仕方なく私はおママの手元をよくよく観察してみました。
黒いボールペンで縁取りをしていたんですね。(°▽°)
つまり、薄墨のラインに黒を描き加えて、墨流し染の不思議な形を際立たせたかったようです。
しかし…。
パーツをぐるっと単調に縁取ってしまわずに、強弱を付けているのは何故かしら?
そこがこの作品の面白い点だと思います。
おママなりにメリハリを考えたのか?
当時、おママはすでに認知症歴12年を超えていました。すでに語彙力はかなり減っていましたが、直感的に画面構成上で「何かを際立たせたい」「メリハリをつけたい」と考えられるのは作品を見ればわかります。
しかし、貼ってしまってから、思っていたイメージと違う場合、対処法として加筆するのは珍しかったと思います。
認知症だけど、脳は萎縮し始めているけど、おママは一所懸命考え続けていたのですね。
当時の記事を読み返して,とても懐かしくなりました。(๑˃̵ᴗ˂̵)
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。