
(2020年1月20日 アルツハイマー型型認知症の診断から約12年11ヶ月)
*駆け足の1月
年が明けてあっという間の1ヶ月でした。
いきなり米国によるベネズエラの政変。衆議院解散の話が流布された。情報が伝わらないイランの反政府活動。そして選挙戦が始まりました。
それに、我が家の徒歩圏内で4億円以上の現金が強奪されたんですって❗️
世の中きな臭い。物騒だわ。(°_°)
まずは2月8日の選挙が無事に終わって欲しいです。
*「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは
2023年1月におママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は出来ません。(面会時にシール遊びはしますが…)
その直前の2022年12月まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。
オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。
それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。
しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。
「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。
そこで考えたのが「リターンズ❗️」。
6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。
(↓)先月の「イチ押しリターンズ❗️」です。
*「お題方式の貼り絵」を振り返る
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
2019の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
おママの貼り絵は2005年頃の、私たち家族がアルツハイマー型認知症を疑うようになった時期から始まりました。
2007年にアルツハイマー型認知症と診断され、おママの記憶力はどんどん衰えていきましたが、おママは好きな紙を組み合わせて和紙のハガキに切り貼りしている間はひたすら集中していました。
元々綺麗な紙が大好きだったおママは、長年たくさんの包装紙や雑誌(主に『銀座百点』)の切り抜きを溜めていました。
作業机の周りにあるお気に入りの紙類を自分で選んで、ハサミで切り抜いたり形を整えて、何種類もの色とりどりの紙を組み合わせて貼る。
それはコラージュであり、おママオリジナルの貼り絵作品でもありました。
しかし2019年に夏頃から、おママは貼り絵に使う紙を自分で見つける事ができなくなりました。つまり,自分では使う紙を選べなくなったのです。
(これはもう、おママの貼り絵も終わりか…。)
しかし、おママは生来器用だったので、ハサミを持たせれば自然と思いのまま切り抜くし、糊を持たせれば上手に貼りました。
そこで、私が予め作業机におママに気を引きそうな紙をいくつか用意しておくようになりました。これが「お題方式の貼り絵」の始まりでした。
おママが私の用意した紙を楽しそうに切り貼りして綺麗な作品を制作すれば、おママにとっても充実感があるでしょう。
(ハサミや糊を使う手作業はおママの認知症の進行を少しは遅らせてくれるかも知れない。)
私はそう考えました。
しかし、心のどこかで、私が「お題」を用意したら、おママのオリジナリティが損なわれるような気がしていました。まるで娘の私が無理をして、おママに制作を強いているような、そんな負い目を感じていました。
でも、おママがかつて切り抜いてしまい込んだアーチ型の紙片を見つけて、それを「お題」のメインした時、私は完成した作品を予想だに出来ませんでした。

(↓)私がセットした「お題」はこんな感じでした。

アルツハイマーのおママは、私の用意した紙を使って、いつも私の想像を超えていきました。
(「お題方式の貼り絵」も良いかも。)
これはそんな事を感じた作品のひとつでした。
それから、ハサミを使えなくなってきた2022年12月まで、おママが貼り絵が続けられたのは、「お題」や「お題パック」があったからです。
結果的には良かったと思っています。(๑˃̵ᴗ˂̵)
*使用した他の紙など
(↓)ミルフィーユが代表的な洋菓子メーカー「ベルン」の昔の包装紙です。

(↓)おママが毎朝飲んでいた紅茶の個別放送袋

(↓)伊勢土産に最適な播田屋の絲院煎餅の包装紙。

(↓)小津和紙で購入した寄木細工模様の友禅紙

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。