アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

6日遅れの…月末企画❗️今月のイチ押しリターンズ❗️

(2020年3月6日アルツハイマー型認知症の診断から約13年1ヶ月)

harienikki.hatenablog.com

近況報告

年度も改まったと言うのに、今更ですよ。

こんな寝ぼけたタイトルの記事をアップすることをお許しくださいませ。

3月はジジの入院から始まり、落ち着かない日々のまま、下旬には仏画と截金(きりがね)の教室展があり、まさに駆け抜けた感があります。

時間ばかりが過ぎていき,ジジの入院関連記事の更新を優先させたので、毎月恒例の「月末企画❗️今月のイチ押しリターンズ❗️」は6日遅れの今日の更新になりました。

そして当ブログにも少し変化がありました。

お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、3月からブログでご紹介する「おママの貼り絵」は2007年の以前(おママが認知症の診断を受ける前)の作品となりました。

一気に19年以上遡ったのです。(๑˃̵ᴗ˂̵)v

2016年12月のブログ開始から、2022年12月におママが貼り絵をできなくなるまでの期間の作品は殆ど掲載してしまいました。若干残ってはるので、折を見て御紹介しようと思います。

でも、2016年12月以降より、それ以前の方が作品数は多く、まださほど認知症の症状が顕著ではなかったので、端正で美しい作品が多いです。

ええ、それがおよそ2500枚くらいあるのです。(^◇^;)

私の残りの人生、ずっとブログを続けても全部は紹介しきれないかも知れませんね。

気長に続けていこうと思います。m(_ _)m

「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは

2023年1月におママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は出来ません。(面会時にシール遊びはしましたが…)

その直前の2022年12月まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。

オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。

それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。

しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。

「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。

そこで考えたのが「リターンズ❗️」。

6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。

(↓)先月の「イチ押しリターンズ❗️」です。

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あの穴はこんな感じで開けられたのか?

2020年3月の「今月のイチ押し❗️」作品

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2020年3月6日の作品です。

使ったのは(↓)この紙でした。墨流しのような模様が印刷されている洋紙です。おママが50代から60代で購入した沢山の紙類の中から私が見つけました。

過去におママが貼り絵に使ったのでしょう。

切り抜いた穴とパンチで抜いた跡があります。

2020年3月のイチ押し作品はこの雲型のような穴を活用しています。

今年の3月に実家で2005年頃の貼り絵を撮影していたら「あれっ?」と思うものがありました。それは(↓)これです。

(制作年月日不明 2007年以前 アルツハイマー型認知症の診断前)

あぁ…見比べると、やはり穴の形と違いましたね。(^◇^;)

でも、今後おママの初期の貼り絵を撮影していくうちに、切り抜かれた穴にぴったりのピースを使った作品に出会うかもしてません。

ちょっと楽しみです。(๑˃̵ᴗ˂̵)

おまけ

上記にもありますが、3月26日から30日まで、自由が丘の「STAGE悠」にて仏画と截金の教室展がありました。私は8年ほど前から岩絵具での彩色仏画を習っています。そして2年ほど前から彩色仏画に細い金箔の線で文様を入れたいので截金も習い始めました。

今回は仏画を2点出品し、截金だけの作品も出すことができました。

截金は金箔を竹刀で細く糸のように切り,それを膠とふのりの混合液で貼っていく技法です。おそらく天平時代の仏像の衣に当時の職人が文様を施した技法と、私が今日習っている截金の方法はあまり変わりないのではないか…。そう思わせるほどアナログで理論上は単純なのです。しかし、扱うのは吹けば飛ぶような金箔です。

箔を切るのも、切った細い箔の線を貼り始めたいと思う所定の位置に当てるのも、

貼るのも,貼り終わりでその箔の線を切るのも、全て難しい。(溜息)

一応,貼れるようにはなってきましたが、とてもじゃないが、コツが掴めたとは言える状態ではないです。(^◇^;)

今回、おママがルリユール(ヨーロッパの伝統的な製本技法)を習っていた時に染めたマーブル紙に東洋的なデザインの窓を截金で表現してみました。

このマーブル紙はオネコさんが実家を片付けている時に見つけました。和紙に染めた墨流しや洋紙に染めたマーブリングがたくさん出てきたのです。おそらく,それらはおママが60代の頃のものでしょう。

その中の1枚をパネルに水張りして作品にしてみました。

おママの空と雲を感じさせるマーブル紙と私の截金。

おママが認知症でなかったら、きっとこのコラボを喜んでくれたでしょう。まだまだ沢山あるおママの染色紙を、これからもこんな風に活用していきたいです。

(↑)大きさはP3サイズ(273×190)のパネル。金箔の太さは、窓の外縁は3ミリ、内側は0.8ミリ〜1ミリほどです。細い線になっても、金箔自体の輝きはインパクトがありますね。しっかりマーブル紙に貼ってあるのですが、浮き上がっているように感じます。それもこれも、やはり金という鉱物が偉大だからでしょう。只今、金の市場価格は高騰状態で、材料費がかかって頭が痛いです。因みに(↑)の作品で消費した金箔の価格は約3600円でした。(๑˃̵ᴗ˂̵)

(↓)2024年12月の写真です。

おママの貼り絵を見てくださり,有難うございます。