おママは88歳です。アルツハイマー型認知症の診断から15年になります。
主な症状は記憶障害。見当識障害も進んでおります。
現在要介護3です。
今では家族の名前はおろか、娘である私や姉の存在も理解しておりません。
母にとって私は近所の親切なオバサン、もしくはお手伝いさんです。
言語を喪失しかけていますので、私たち家族との意思疎通も難しくなってきました。
現在94歳の父と自宅で2人暮らしをしております。
娘は通いで様子を見に行っています。
因みに、リハパンツは履いていますが、まだ排泄は自立しております。
食事も自分で箸を持って食べております。
アルツハイマー型認知症の診断の数年前から、おママは白い葉書を台紙にして、この貼り絵を始めました。
平面構成のような、コラージュのような貼り絵は、千代紙や包装紙、雑誌やチラシなどの切り抜きなど、様々な紙を使っています。その全てが抽象的で具象はほとんどありません。
おママは限られた能力の中で、無心に色と形の組み合わせを楽しんでおります。
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