アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

記憶について No.50「死んじゃう」

(2022年2月25日 アルツハイマー認知症の診断から約15年)

 

穏やかではないタイトルですが…。

内容は至って平穏です。おママの戦争体験がちょこっとあります。

久しぶりのシリーズ「記憶について」です。

なんと❗️このシリーズは50回を迎える事ができました。(^○^)

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歯磨きのハプニング

夕食後は歯磨きタイムです。

「歯磨き上手かな、あ〜

と歌いながらおママを洗面まで誘き寄せ、いざ歯磨き❗️

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昨夜は順調に「仕上げはおかぁ〜さ〜ん♫」までいって、ホッとしたのも束の間。

最後のクチュクチュぺ❗️の後で、ガラガラペー❗️をしたおママ。口に含んだ水をうっかり飲んで咽せてしまいました。危ない、危ない。飲んだ水が肺に入ったら大変よ。おママはびっくりしたようで、思わず叫んびました。

「いやぁん、死んじゃう」

最近では「立ってください」「座ってください」の理解も覚束ないのに、

極めて抽象的な「死」の概念がおママに残っているのに驚きました。

 

アズキの見解

私は帰宅して、娘のアズキとコーヒーを飲んでいた時の事です。

「すごいよね。おママが『いやぁ、死んじゃう』と言ったんだよ。使い方も合ってるよね。「死ぬ」って概念って、子供にも分かりにくいでしょ。それなのに、今現在、言葉の殆どを失いつつあるおママが「死んじゃう」と言えるのが不思議だよね。」

私はアズキに実家での事件を話しました。

すると、彼女は思いついたように、持論を展開したのです。

 

「おママの子供の時って、戦争中で死が今より身近だったんじゃない?

実際空襲があったから、人の死体だって見たことあると思うよ。だから、記憶の根底に「死」というものがハッキリ残っていたんじゃないかな。」

 

あぁ、なるほど…。

 

いつの記憶ですか?

実は今年の2月にも、おママの口から「死んじゃう」という言葉が出て、私はとても驚きました。詳細なメモは残していたのですが、ブログの記事にはまとめられないまま、今日に至っております。

 

そのメモはこちらです。(↓)

おママは気分がいいと、お喋りです。

昔のことか、最近のこと?全く判別しないことが多いし、その表現は「こそあど」ばかりで要領を得ません。

2月21日のおやつの時は、とてもご機嫌で、不明瞭ながらおママは嬉しそうに話していました。

 

「それでね、あ~もうだめ~、もう死んじゃうって言ったらね、

あのあーあーそれが言うのよ。

そんなことない、あなたは大丈夫なんだからってね。

それでね、死んじゃうって思ったけどね、それがなんとかしたみたいなのよ。」

 

不思議な話です。私はおママに確認をしました。

「誰が大丈夫っていってくれたの?」

「あー、あのなんかねそんなだったのよ。」

しかし、埒が開きませんでした。

 

おママはご機嫌ですが、人の生きる死ぬの局面を誰かが止めた話ですよね

私はしつこく聞き出そうとしましたが、

「死んじゃう」と言ったのがおママなのか?

「大丈夫」と言ったのがおママなのか?

どっちもおママではなく、第三者的に見ていた場面なのか?

全く判然としません。

それにしても、言語が失われつつあるおママが明確に「死んじゃう」をそのままの意味を理解して言っていることに驚きました。

 

おママの海馬の底から湧き上がってきた記憶の断面はなんだったのでしょう。

 

おママの思い出話

おママの88年の人生で、生き死にに関わる状況と言ったらいつでしょう?

実はおママからこの断片的な話を聞いた後で、

「あの時の思い出話かな?」

と、私もちょっと思い当たることがありました。

 

私がまだ若い頃に聞いた、おママの子供時代の話です。

 

芙貴子ちゃん(おママ)は昭和8年生まれです。小学校の頃に戦争体験があります。特に高学年の時は祖母や親戚のいる静岡に家族と縁故疎開をしました。

都会育ちのお嬢ちゃんでしたから、静岡では仲間はずれにされて辛い思いもしたそうです。でも、仲良くしていくれる同級生がいたのが救いでした。

疎開先は静岡駅も近い市内の中心部、いわば都会です。東京よりはマシかもしれませんが、空襲警報や散発的な空襲は結構あったようです。

 

ある日の下校時、芙貴子ちゃん(おママ)は仲良しの友人と一緒に家路についておりました。ところがそこへ、突然空襲警報が鳴り響くではありませんか❗️

まだ各々の家まで距離があり、走っても自宅付近の防空壕へは間に合いそうにありません。そこで芙貴子ちゃんと友人は手近に見えた木造の小さな倉庫に逃げ込んだのです。

後年、おママが私にこの話をしてくれた時、

「そんな燃えやすい木造の倉庫に逃げ込むなんて、焼夷弾を落とされたらひとたまりもないわ」

と言っていました。でも、まだ子供だったので、これが精一杯の選択だったそうです。

幸い焼夷弾は近くには落ちなかったのですが、爆撃の音に怯えた友人は

「もう、だめ、死んじゃう」

と泣き出したそうです。

「大丈夫だから」

芙貴子ちゃんだって焼夷弾が怖くて震えていたけど、泣きじゃくる友人を必死で宥めました。そうしたら、友人は両手を胸の前で合わせて、震えながら合掌し、

「ナンミョウホーレンゲキョウ!

ナンミョウホーレンゲキョウ!

ナンミョウホーレンゲキョウ!」

と大きな声でお題目を繰り返し始めたではありませんか❗️

芙貴子ちゃんはびっくりしたそうです。(°_°)

その後、空襲警報が解除され、無事に芙貴子ちゃんも友人も家に帰ることができました。やれやれ…。(^。^)

実は疎開先で一緒に暮らしていた芙貴子ちゃんの祖母は、熱心な日蓮宗の信者でした。それで彼女は直ぐその話をしました。

 

「そうしたらね、その時、おばあちゃんったら『その子はとても信心深い偉い子だ、将来きっといい事がある』と褒めちぎったの。なんだかねぇ。可笑しいでしょう。」

少女時代のおママは、祖母の言葉に釈然としなかったようです。

泣きじゃくりながらパニックになってお題目を唱え続けた『とても信心深い偉い子』の友人を、おママは必死で励まして支えたんですけど…。

それだったら、おママはもっと偉いよね…。(^◇^;)

 

私はおママが2月21日に語った思い出話はこの時のことだったと思います。

 

おママにとって「死」とは

おママにとって、そんな笑い話のような思い出もある静岡疎開でしたが、最後は大変な終わり方をしました。

その後、1945年6月19日深夜から20日未明からの静岡大空襲があったのです。

おママは家族、そして静岡の親戚(祖母も含む)と一緒に、焼け出されて居場所を失いました。その時はまさに命からがらという状態で、全員生き残れただけでも幸いでした。それで、おママ達は結局、終戦を待たずに着の身着のまま東京に戻りました。

 

おママが子供時代に強烈な死という場面に直面したことは確かです。

それがアズキの言うように、言語も失うほど認知症が進んでも、死という概念を感覚的に理解して

「いやぁん、死んじゃう」

と言える理由になるかどうかは定かではないと思います。

でも、関係あるかもしれませんね。



本日アップの貼り絵

この日は「お題」を考えていなかったので、おママに選んでもらいました。

 

さっそく、切り始めました。(^O^)

 

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画①>

2022年2月25日 15:25〜 (2分44秒)

おママは手毬の中の細かい模様と金の線がキラキラするのが気になっています。

模様をパチパチ指で弾いたり、フーフー息を吹きかけて擦ってみたりしています。

マ「ほら,ほんとこれ、ちゃんと見えるのよ。これ、これだったらクロ、でも、ふっとちょっとみたら、こんな,ねーー。」

おママさん❗️印刷されているから、擦っても息を吹きかけても動かないんですよ。

後半は楽しくおシャベルをしながら構成を練っています。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画②>

2022年2月25日 15:38〜(2分23秒)

動画は糊付けの途中から始まります。残りはあと2つです。

しかし、それは他のピースの糊付け中に若干位置が動いてしまっています。おママはそれを直さずに貼ろうとするのでチャーコは不安でいっぱいです。

チ「ちょ,ちょ,どういう風に貼るか考えてから糊を付けてよ。」

マ「これはどうやるの? こうやってんですもの、だいじょうぶよ。」

しかし、残り2ピースを貼り終わったら、おママは手毬ピースが正確に中央に位置していないことに気が付きました。

そして、剥がすことを決意しました。動画はアピールカッターを落としてバタバタしているうちに終了します。

 

(↓)剥がせました❗️台紙にしているハガキも千代紙も和紙です。和紙は強いですね。

(↓)そして,完成しました。

 

2枚目は残った千代紙を駆使して制作をしていました。

(↓)この紗綾模様は綺麗ですね。金色が施してあるのですが、あまりキラキラしていないので、おママも気にならないようです。(^O^)

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画③>

2022年2月25日 15:53〜(7分06秒)

長い動画ですが、おママはじっくり構成を楽しんでいます。

 

(↓)完成間近です。

 

(↓)使用した紙です。

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

月末企画❗️今月のイチ押し‼️(2022年6月版) 6月6日雨に濡れて

(2022年6月6日 アルツハイマー認知症の診断から約15年4ヶ月)

 

6月も今日で終わりでございます。

皆様、今年も半分終わってしまうのです。私はその実感がありません。

おママの今年上半期の総括は別の機会にするとして、今回は毎月恒例の企画物でございます。(^○^)

 

月末企画❗️今月のイチ押しとは

2022年6月版、「月末企画❗️今月のイチ押し‼️」です。

 

このシリーズはその月におママが制作した貼り絵の中で、私やオネコが1番気に入った(面白いと思った)作品をご紹介するものです。

「月末企画❗️今月のイチ押し‼️」というカテゴリーがあるので、もし、ご興味があれば、他の月の「イチ押し」もご覧下さいませ。m(_ _)mお

 

毎月、オネコと私が「今月のイチ押し‼️」を選ぶ判断基準は⬇️こんな感じです。

 

①綺麗もしくは興味深い作品。

②制作エピソードがある。

③制作途中の写真があれば尚良し。

④おママの独自性が強い作品 

 

2022年6月版の「今月のイチ押し」はどうでしょうか?

①〜④に該当していると思います。(^O^)v

 

6月27日現在、おママは14枚の貼り絵を制作しました。

もう、ほとんど、おママは1人では貼り絵をしません。

私が週2日実家へ行った時に「遊びましょう」と誘うと取り組んでくれます。

今月は1度に1枚か2枚取り組んでいるので、14枚は順調だったと思います。

 

先月に引き続き、おママは正方形の連続で構成された市松模様をとても好みました。市松模様にハサミを入れると、必ず直角を持った四角形が作れます。その四角形の対角線状を切れば、絶対に直角三角形ができるのです。

おママにとっては考えをまとめやすく、シンメトリーも作りやすいのだと思います。

 

残り物には福がある

「お題方式の貼り絵」です。

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

6月6日の「お題」はこちらです。(↓)紺色の不思議な形のピースです。(^O^)

このピース、元は小津和紙で購入した友禅紙でした。(↓)こちらです。

白い円形文様を切り抜いた跡なのです。

でも、これって、いつの残りだったのかしら?ちょっと気になりました。

(↓)この作品かしら?

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(↓)これだったかな?

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制作途中の写真を見直して、探してみました。

 

行き当たりばったり

昨年のおママは、まだ画面構成をしっかり決めてからピースを貼り始めていました。

しかし、今年に入ると、おママは興味を持ったピースをいきなり、何も考えずにハガキに貼ってしまいます。

見ている私からすると、それは行き当たりばったりで、実に軽率に貼っているように思えます。確かに、現在のおママは10秒先のこともあまり考えられませんから、制作は成り行き任せになりがちなのです。

そのため、後で位置が気に入らなくなって、剥がして貼り直し事もしばしばです。

 

しかし、このような形の紙は剥がすと破れてしまいがちです。

慎重に貼って欲しいものですが、おママは例によってドンと貼ってしまいました。

「波紋」を1列ずつに切って、おママはどうするのでしょう。(^◇^;)

おママ❗️いきなり斜め対角線に「波紋」を載せました。

そして、行き当たりばったり炸裂です。

まぁ、成り行き任せですが、不思議といつもなんとかなってしまうのが、おママの貼り絵の不思議なところです。(^◇^;)

今回も雰囲気のある構成になりました。(↓)

手近に出ていた紫陽花を載せてみたら、あら、素敵じゃないですか…。

まるで雨に濡れる紫陽花のようです。

奇しくも、この6月6日の東京は雨で肌寒い日でした。

www.data.jma.go.jp

tenki.jp

「今日は6月6日だったな…。」

私はそう思った瞬間に「棒が一本あったとさ」で始まる『かわいいコックさん』の

「6月6日に雨ざーざー降ってきて」

のところが、頭の中でリピート再生をし始めたのです。

www.worldfolksong.com

外は確かに、雨ざーざー、雨ざーざー、

6月6日に雨ざーざー降ってきて

 

なんか、梅雨らしい作品になりそうです。

 

この紫陽花のピースは(↓)こちらの作品の残りです。

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(↓)後は余白に小さなピースを配置していけば良いですね。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画>

2022年6月6日 15:57〜(52秒)

動画が始まる直前に、おママは画面の左下の余白(紫陽花の隣)が寂しいと思いました。それで、小さな三角形を作って貼ろうと閃いたのですが…。(^◇^;)

動画の冒頭で、おママは自分が必要だと思って切った三角形の事を忘れて、切り残りの青い五角形(まるで家の形のような)に心を奪われてしまいました。

マ「それでこっちを」

チャーコは小さな三角形を指差して言いました。

チ「これじゃないか? 今切ったこれ。」

しかし、おママは私の言葉にあまり反応しません。手に持った五角形を

マ「まぁ、そう、これをどうするか、」

と考えています。強引に紫陽花の隣に置きました。

チ「え、ちょっと、大きくないか? まぁ、良いかもしんない…。」

流石におママも無理を感じたのでしょう。画面上方の黄色系の四角形と場所を入れ替えてみました。

チ「あー、なるほどね。良いかも知れない。」

マ「これでここに、ポンと、ちょっと、やちゃえばいい」

 

こうして、小さな坪庭で雨に濡れながら咲く紫陽花が完成したのです。

 

「イチ押しミーティング」の時、オネコが言いました。

「なんか素敵ね。物語性を感じるわ。」

私も同感です。見る方それぞれのストーリーを感じて頂けたらと思います。

本当は行き当たりばったりで完成した作品なのですが…。(^O^)

 

6月ももう終わりです。今年の梅雨は一歩早く開けてしまいました。

そういえば、実家の庭でも紫陽花が咲いていたっけ。(^O^)

 

この、6月6日の雨に濡れた紫陽花を

「今月のイチ押し‼️」に決定‼️

👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

 

2度も❗️転けたぁ❗️

(2022年4月29日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

災難

日曜日(6月26日)、ジジは散々でした。

これはオネコからのラインで知ったのですが、昼までに2度も転んだそうです。

もちろん、転んだのは家の中です。

 

足腰の弱くなったジジは、家の中でも室内用歩行器を使わないと、かなり不安定です。

昨年の夏から(↓)これを使っています。再掲です。

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しかし、ジジは最近とても元気で「まだ5年は生きられる❗️」という自信みなぎる状態です。ちょっと歩く時には面倒くさがって歩行器を使わない事もしばしば。

 

回目、優しさが仇に

それで、転んだ1回目はまだ夜中の事でした。

ジジは何度目かのトイレに起きました。流石に自信みなぎるジジでもトイレではズボンを上げたりしなくてはならないので、必ず歩行器を使っていきます。しかし、ベットの近くまで戻ったら、歩行器を置いて柵に掴まりながら移動して横にならなければなりません。

ふと、見ると…。

(おママの薄掛け布団がずり落ちそうになっている。)

ジジは気になりました。その掛け布団を両手で持ち上げておママに掛け直して上げようとしたら、

尻餅を付いた❗️

夜中に転んで精神的な打撃はありましたが、周囲に硬いものがなかったのは幸いでした。頭を打ち付ける事もなく、それほど強い打撲や骨折に至らず助かりました。

 

2回目、油断から

夜中にそんな事があったのに、動けると分かるとついつい油断してしまうのでしょう。

「ちょっと冷蔵庫まで…。」

物を取りに行きました。おそらく歩行器を使って冷蔵庫の前に行ったのだろうと思います。

しかし、ひょいと冷蔵庫の扉を開けて、

「さてさて、」

何か物を出そうと手を伸ばした時でしょう。

バランスを崩して転んだのです。

今回は硬い床に尻餅をついたのですが、不思議と強い打撲や骨折に至らず済んで助かりました。よほど転び慣れているのか?

腰が曲がっているからかえって頭を打たないのか?

大事にならず、本当によかったです。

 

一歩間違えば…

高齢者の場合、屋内でも転倒はとても危険です。一歩間違えば命取りになりかねません。流石に本人も不安を感じたのか

「保護帽でも被ろうか…」

と思ったようですが、鬱陶しければすぐに脱いでしまいそうです。それに、家の中で帽子やヘッドガードをつけていると、おママがしつこく脱ぐように騒ぐ可能性もアリ。

それに、問題は頭だけでなく足腰もなのですから。

悩ましい事です。

とにかく、転ばないのが一番。

歩行器から手を離す時は、必ずどこかに掴まるように、気を付けてもらうのが肝心だと思います。

 

対策として…。

日曜日の夕方、ジジはオネコと一緒に冷蔵庫周辺での動作を実地練習して、掴まれる場所の確認を行いました。

 

そして、夜中の件ですが…。

血も涙もない鬼娘の私はジジに言いました。

「クーラーをつけっぱなしで寝ているわけではないんだから(本当は弱くでも、つけて寝てほしいが…)おママは布団を剥いでいたわけでしょう。

冬と違うんだから、何も無理して掛けてあげなくても風邪ひかないわよ❗️

掛けて上げたって、また暑くて剥いでしまうわよ。

優しさが仇になって転んで怪我したら元も子もない❗️」

 

嗚呼、ジジよ。無理しないで、油断しないで、転ばないでくださいね。



本日アップの貼り絵

 

「お題方式の貼り絵」です。

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

(↓)4月29日の「お題」はこちらです。ひまわりの写真です。

(↓)こちらの作品で使われた写真のの頃を使っています。

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元は旅行パンフレットでした。

(↓)おママは徐にひまわりの写真を対角で折理、三角形を作り始めました。

(↓)三角形を見ると、おママは以前からこのように体格に配置したくなるようです。

そして、おママが合わせる紙として選んだのは紺地に白い円形模様の友禅紙です。

(↓)こちらの作品でも使っています。

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元はこのような(↓)感じです。大きな柄ではっきりしている。最近目が悪くなってきたおママに良いかも?と思って購入しました。気に入ってくれたようです。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年4月29日 15:23〜(5分23秒)

円形のカットから配置まで。

おママは円形を半分に切りました。最初は4棟分にすると言っていたのですが、半分に切った段階で、その計画を忘れたようです。それでも、慎重に二つの半円の配置を考えています。

 

(↓)その後、おママは余白に小さな飾りをつけようと思いました。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年4月29日 15:35〜(6分33秒)

おママは赤と橙色の鹿子模様を選びました。しかし、その小さなピースを成形するのもなかなか決まらず、まるで小さな紙片を捏ねくり回しているようです。

チ「さぁ、それ、どうするんだろう…」

私はいささか心配になってきました。

マ「どこかな、わからないよ。」

おママに分からないんじゃ、私はどうしようもありません。でも、小さな三角形が2つ切れた時、おママはとても嬉しそうでした。

マ「よかった。」

その後おママは小さな4つのピースの配置に腐心しました。

そして不思議なことを言いました。

マ「こっちじゃないって、言われちゃう。」

誰に言われるのかしら?

私じゃないわよ。誰でしょう。ジジか?とうの昔に亡くなったお兄ちゃんか?

それとも学校の先生か、職場の上司か?

 

それでも、なんとか完成しました。

貼り絵のなかでは、ひまわりが咲いています。

少し早いけど、関東は梅雨が明けました。本当に夏なのでしょうか。

まだ、6月なんですけど。

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

おママ、5回目の介護保険認定調査を受ける

(2022年4月1日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

おママの介護保険の区分認定調査

今年5月中旬におママは5回目の認定調査を受けました。

認知症歴15年のおママにしてはちょっと少ない?」

そう感じる方もいらっしゃると思います。

 

おママは2007年2月にアルツハイマー認知症と診断されました。しかし、その進行はとても緩やかでした。記憶力は数時間しか保たれませんでしたが、あまり日常生活に大きな支障は出ていなかったので、すぐに介護保険を申請しようとは思いませんでした。

しかしながら、2014年になると流石に記憶力・認知力の意衰えが目立つようになりました。

「高齢だと何があるか分からないから、認知症なら介護保険をやっておいたら。」

私もオネコもそんな友人からの勧めがあったのです。それで初めて介護保険を申請し、おママは初めて認定区分調査を受けました。

 

ざっくりと、これまでの流れをまとめてみました。

(↓)2014年、初回の認定区分調査です。結果は要介護1。

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2015年の2回目は記録を残していませんが、この時も要介護1でした。

 流石におママの症状は進み、仕事を完全リタイアしたジジと一緒にデイサービスに行ってもらうことを模索した2017年。3回目の認定調査でおママは要介護2になりました。

(↓)2017年、3回目で要介護2。

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そして4回目は調査員の方の質問に答えられないことが多くなりました。

(↓)2019年、4回目で要介護3。

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本来、5回目の介護保険更新にともなう認定調査は昨年でしたが、コロナ禍で延期しました。

そして、今年2022年は春からコロナウイルスの流行も落ち着いてきたので、満を持して(?)認定調査を行うことにしました。(^O^)

 

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認定調査の前準備

私は昨年の12月に2021年のおママの様子や状態をまとめていました。

今、読み返してみると、半年近く経った2022年5月はさらにおママの認知力・記憶力・言語能力はさらに衰えて衰えて、見当識障害はかなり進んだと思います。

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なにせ、ジジや娘達(オネコ・私)との会話自体が難しくなっています。

「この状態で面接調査が成り立つのだろうか?」

素朴な疑問を感じました。

そのため、オネコさんがおママの日頃の様子をまとめたメモを作成して、面接調査の時に調査員の方にお渡しすることにしました。

メモの内容はこんな感じです。(↓)

オネコさんが現状を上手く書き出してくれました。(部分的にチャーコがブログにアップするにあたり加筆をしています。)

 

介護者

・94歳の夫(要介護1)が同居

 (歩行には手押車が必要、片耳失聴、片方も聴力が弱く身体障害者手帳あり)

・娘1 オネコ

 (近くに住んでいるが仕事をしており、晩御飯の頃と休日しか来られない)

・娘2 チャーコ

 (来るのに1時間弱かかる。週2回昼から晩ごはんまで世話)

 

食事 

・用意は一切できない。

・目の前に出してもらい食べるように促されれば食べる。

・自分で箸で食べることはできる。

・皿数が複数あると食べにくい。

 (なるべく一皿に全部載っていないと認識できない)

・食品かどうかを区別できない。

 (ヤマト糊をパンに塗ったりお茶に入れる。ケチャップを海苔として使うなど)

 

排泄

・拭いたトイレットペーパーを便器に入れて流すという使い方がわからない。

 (拭いた紙を床に落としたり、水栓タンクに投げ込んだ事があった。

  今は使用済みペーパー用に便器の側にゴミ箱を設置。そこに捨てる事もあり)

・排便時に手を汚す。

 (夫は対処できず、娘がいなければ不衛生なまま)

・排便後キチンと拭くことはできない。       

 (夫は対処できず、娘がいなければ不衛生なまま)

 

着替え

・促して手伝わないと着替えない。それを拒否する事も多い。

・適切な着衣の判断ができない。暑いのに厚着をして気分が悪くなる。

(寝巻きの長ズボンの上にキュロットを履いてデイサービスに行くなど)

 

風呂 

・一人では入れないし、拒否もあった。家では入浴できない。

 (デイサービスで週2回入れてもらっている。) 

 

爪切り

・できない。デイサービスで入浴後に伸びていたら切ってもらっている。

 

歯磨き

・できない。娘が居る時は、娘が食後にやってあげている。

 

居居

・なかなか起きてこなかったり、ご飯時に寝てしまったりして困る。

 

徘徊

・1年くらい前までは外出たいと訴えて困ることがよくあった。

 (今は今は出掛ける事すら思いつかないのか、あまり言わなくなった)

・もし、一旦一人で出てしまったら、帰れなくなることは容易に想像がつく。

 (玄関は内側からも暗証番号を入れないと開けられないようにしている)

・孫やデイサービスのお迎えなど、誘引要素があると出てしまう可能性あり。

 (最近も危ない場面があった。)

 

その他

・着替えなど何かさせようとすると抵抗する事がある。

・意に沿わないことをやられると、怒って椅子を振り上げた事もある。

・目の視野が狭くなっているのか、置いてあるものに手が届かない事もある。

 

(↓)最近、おママが一人で家を出ちゃった事件

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(↓)椅子振り上げ事件

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*いざ❗️調査当日❗️

立ち合ったのは娘1(オネコ)と娘2(チャーコ)、ケアマネジャーさんです。

ジジは近くにいましたが、あまり発言はありませんでした。

5回目にして、初めて男性の調査員が見えました。初老の落ち着いた感じの方でした。

さて、始めましょうか。

 

まず最初の質問は認定調査の定番です。

「お名前を教えてください。」

おママは何を言われているのか見当もつかないようです。

「苗字がわからなければ、下のお名前だけでも構いません。」

それでも、おママは「は?」という感じで必死にジジに「なになに?」と聞いていましたが、ジジは何も言いませんでした。3年前の前回は「芙貴子」と答えていたのですが、今回は質問の意味が理解できないようです。

 

次の質問は

「今の季節はいつですか?」  

おママはキョトンとしていました。

「ごはんでしょう?どれくらい?」

埒が開きません。

 

「年齢はおいくつですか?」

おママはこれも理解できず、いきなり調査員が着ている赤っぽい茶色の薄手のジャケットを指差して笑顔になりました。

「ちょっとね、あなたの、これ、いいわね、ほんとうに、いいわぁ❗️」

おママは誉め殺し作戦を展開しましたが、調査員のさらなる質問、

「生年月日を教えてください」

にあえなく撃沈しました。

「なにかしら?」

 

実にここまでの3問で、調査員はおママとの会話を諦めてしましました。

「まぁ、わからない事も多いようなので、後はご家族の方に詳しいお話を伺います。」

 

えーーー、前回までの調査では、もっと質問していたけどぉーー。

それだけ、おママの症状が進んでいるという事なのでしょう。

 

それでも、調査員は

「私と同じことをしてください」

と言いながら、両腕を前に伸ばし、それから横へ広げて、上に伸ばしました。

おママは体操だと思ったようで、立ち上がって喜んで真似をしていました。

 

その他、調査員は座ったまま脚を広げたり、膝を曲げ伸ばしできるか運動機能のチェックしていました。

 

そして、調査員は人差し指を立てて、おママに見せました。

「これと同じ事ができますか? これが見えますか?」

おママはその質問を全く聞く気もないようでした。その天井を指す人差し指を見て、何かの遊びと思ったのでしょうか?

おママは嬉しそうに人差し指を立て、無邪気に笑ってそれを振っていました。まるでお遊戯をするように。(^。^)

かろうじて、真似をする事ができました。おママさん、良かった、良かった。



その後、オネコが用意したメモを調査員にお渡ししました。それを基におママ以外の家族からの聞き取り調査を受けて終了となりました。

 

あっけなく終わった認定調査でした。

あわよくば要介護4になるかしら?

少なくとも要介護3だよね…。

 

結果は、先週通知が来ました。

前回通りの要介護3です。

「期間内に認定区分を見直すことになるかもしれないね。」

この先のおママの症状の進行具合によっては、そんな事もありだなと思っています。

(^○^)

 

本日アップの貼り絵

春のお墓参りの日に制作された貼り絵です。

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(↓)おママはこの貼り絵が完成してすぐに取り掛かっていました。

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(↑)の前作と同じように、小さな紙片を溜めた箱からいくつか選んでハガキの上に乗せたおママ。結構楽しそうでした。お墓参りで疲れていたはずなのに、きっと疲れたことを忘れたのでしょう。私はイマイチ疲れが取れず、写真も動画もあまり撮影できませんでした。

おママは数分のうちに構成を決めていきました。(↓)

 

 

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<おママの貼り絵制作動画>構成編

2022年4月1日 16:54〜(3分21秒)

動画は寄木細工模様の紙片を切り整えているところから始まります。
「それから♪ これから♪  これさらね♪  ちょ ちょ ちょ ちょ♪」

おママは歌いながら配置を考えます。

大好きな赤い「波紋」のカケラを2つ載せて決まりとなりました。

今回は糊付けも順調に、短時間で完成しました。(^O^)v

 

金色に紙片は(↓)この連作の残りだと思います。

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そのほかの使用した紙

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

連作の楽しさ ネモフィラを見に行きたい❗️

(2022年3月25 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

(2022年3月25 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

JRの駅にて

ネモフィラだ。」

その一面に広がる青い花畑を一度でいいから見に行きたい。

そんな旅行のチラシを見つけたのは、確かJR日暮里駅の構内でした。

春のお彼岸の時だったと思います。

私はダンナと一緒にお墓参りに行きました。義母クレバァが他界して2年。

お彼岸のお参りは欠かせません。

いいね、クレバァもこれを見たら、ネモフィラに興味を持っただろうと思いました。

お花が好きな人でしたから。

 

そのチラシはこちらです。(↓)

https://hitachikaihin.jp

国営ひたち海浜公園の広告でした。

 

ネモフィラは4月中旬から5月初旬ですが、四季折々に様々なお花が楽しめるようです。私は秋のコキア(和名ホウキグサ、実は「とんぶり」)も見たいです。

https://hitachikaihin.jp/hana/kochia/

(↑)コキアの緑から赤へのグラデーションが見られます。

 

おママも喜ぶ

私はちゃっかりと数枚もらって実家へ行きました。

昼食後におママに見せたらとても綺麗だと感じたようです。最初は切るのを勿体無がっていたのですが、何枚かあると知ると、すかさず女性の写真を切り抜きました。

そして白い文字を小声で読みました。

「ネ、モ、フィ、ラ、と…。」

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<おママ、カタカナを読む>

2022年3月25日 14:35〜(9秒)

ボリュームを上げないと聞こえないかもしれません。m(_ _)m

認知症歴15年のおママは最近症状が進んであまり言葉も理解できません。

でも、まだカタカナが読めるのは、とても嬉しかったです。

 

(↓)細かく花を切り抜くのは無理だと思うので、私は久しぶりに裁縫用のピンキング鋏を出してみました。重くて切りにくいのですが、おママは昔取った杵柄でしょうか?かなり上手に扱えました。

おかげさまでギザギザが余計にネモフィラを愛らしく見せてくれそうです。

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<おママの貼り絵制作動画①>カット編

2022年3月25日14:38〜(3分30秒)

重たいピンキングハサミを一生懸命に使っているおママ。

チ「これももう少し切ってみて。」

マ「どうする?」おママはハサミを動かして切りたいと思う軌跡をけがいてみました。

チ「斜めになってもいいね。」

マ「こうする❗️」

さらにおママは分割を進めていきます。おママの気持ちとしてはなるべく大きさの揃う三角形を2枚づつ、2組作りたいのです。慎重にハサミを動かして、完璧ではないけど比較的大きさの違う2組の三角形が出来上がりました。

 

他に使う紙をおママに選んでもらいましたが、結局のところ、おママは自分の好みで選んでいるようです。ただ、ネモフィラの青とは対局の色味なので、冴えた配色になりました。

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<おママの貼り絵制作動画②>構成糊付け編

2022年3月25日 15:24〜(6分41秒)

おママは冒頭からピースを動かしています。

マ「ほんとうに、いいわよ。

これでこうやって(女性の写真を中央に置き、中央にあった手毬は下方へ移動)、

これはもういちど(手毬がもう一枚欲しいようです)」

 

おママは希望通りに手毬をもう一枚切り抜き、糊付けをし始めした。

しかし、糊つけをする側から、左右の手毬を入れ替えたいと思いついてしまいました。

マ「こっちをこっちにしようか?」

一度貼ったものを剥がすなんて❗️と思うかもしれませんが、チャーコは慣れましたわ。

チ「わかりました、まだ大丈夫です。まだ剥がれます。はい❗️」

おママは希望通りになってご機嫌です。

マ「ほんと、わたし、そうおもった❗️」

そして、1枚目は無事に完成しました。

 

2枚目

さて、1枚目と途中まで同時進行をしていた2枚目です。私としては、こちらも仕上げて欲しいところです。

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 <おママの貼り絵制作動画③>

カット編2022年3月25日 15:34〜(2分45秒)

 

マ「これとねー、これにいれても、いいくらい…。」

おママは市松模様の千代紙を画面に当てて、慎重に位置を決めています。しかし、チャーコとしては経験的に先が読めてしまって、いまひとつ真剣になれません。

だって、おママがせっかくプランを練っても、そのプラン自体を一瞬で忘れてしまうのですから。

チ「いいんじゃないですか?」

軽く受け流そうとするチャーコの横で、おママは何度も位置を確認し、市松模様をどう切ったら良いか反芻しているようです。

マ「やってみようか。(切る位置を指を挿しながら)こう、こうーよね。」

チ「そうそう、いいんじゃないかと思う。」

マ「それを、あらってみてね…。」(当たってみる、なのかも知れません。)

チ「洗ってみるのね…。」

おママは慎重に切り始めました。少し計画とは違っていますが、大筋ではほぼ計画通りです。これにはチャーコもびっくり❗️

が、しかし、おママは計画通りに切れても、どこに貼るかは忘れていました。

マ「(切った紙片を見つめながら)これはどうする?」

チ「ここに合わせてください❗️」

最終的には現物合わせで形を整えて、おママは当初の計画通りになんとか仕上げてしまいました。

おママさん、恐れ入りました。(^_^)

おママがもっと前にこのネモフィラのチラシを見たら、

きっと国営ひたち海浜公園に見に行きたいと言っていたかも知れませんね。(^O^)

 

(↓)最終的に黄色い矢印のところにある小さな破片をオマケに貼り付けて、

完成しました。

 

(↓)他に使った紙です。

 

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

1日遅れの父の日

(2022年5月6日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

94歳、しっかりしてる

2022年の父の日は6月19日の日曜日でした。

それで、昨日(6月20日)は実家で1日遅れのお祝いをしました。

しかしながら、お祝いの前はちょっとしたバタバタがあったのです。

 

先週から2階の台所で使っていた冷蔵庫から水漏れが発生❗️

開け閉めしなければ問題ないのですが、炊事のために数回食材を出すと、途端に庫内に水溜まりができるのです。果は床までそれが漏れ出す始末。

「買い替えてーー。」

私の絶叫と共に、オネコがあれこれ検討してくれました。

1階にも小さな古い冷蔵庫があるのですが、それだけでは特に冷凍品が入りきりません。結局、400ℓくらいの冷蔵庫を1台購入する事になりました。

昨日はその冷蔵庫が届く日だったのです。

冷蔵庫の入れ替えは何かと慌ただしいものです。処分する冷蔵庫の中身を出して保冷バックに暫時移動しなくてはなりません。その上、搬出が終わったその跡には、約20年以上溜まっていた埃やゴミが露わになります。

(なぜ冷蔵庫の底にこんなにゴミが溜まるんだろうか。)

私にとっては世界七不思議の一つですわ。

 

冷蔵庫は大きな家電ですから、高価な買い物だと思います。お支払いはジジがするのですが、94歳❗️しっかりしています。

冷蔵庫を買う事になった直後、ジジは新聞の折り込みに広報が入っているのに気がつきました。それを読んだジジは閃いたのです。

「これ、使えるかも知れないから、検討してくれる?」

そして、オネコに相談しました。(↓)これです。

これは完全に東京都限定の話なので、ブログでご紹介するのもどうかと思ったのですが、2019年10月から始まった事業ですが、私も全く知りませんでした。

www.zero-emi-points.jp

「家庭のゼロエミッション行動推進事業(東京ゼロエミポイント)」とは、設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器を、省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器に買い換えた都民に対して、商品券とLED割引券に交換できる「東京ゼロエミポイント」を付与する事業です。

つまり、該当する省エネ家電に買い替えをすると、幾ばくかの還元があるのです。

詳細はHPをご覧くださいませ。

 

例えば、今回は251〜500リットルの冷蔵庫を該当機種に買い換える場合、

保証書、家電リサイクル券、設置場所がわかる納品書、都内在住とわかる公的証明書などのコピーを添えて申請し、それが通ると13000ポイントが付与されるそうです。

このポイントは千円分のLED割引券と12000円分の商品券がもらえるのです。

 

オネコがジジに報告していました。

「買った冷蔵庫も対象になるみたいなの。一応申請してみるけど、還元があるのは2ヶ月くらい先になるわ。」

「はい、よろしくお願いします。」

www.zero-emi-points.jp

最近ジジは自分でも物忘れを自覚して、かなり落ち込む事も多くなりました。

私から言わせると、自らの物忘れを嘆く段階はまだまだ大丈夫なのですが、それでも人の話を聞く能力や理解力の衰えは年相応にあります。

 

「でもさ…、しっかり東京都の広報を読んでポイント還元の情報をキャッチするなんて、しっかりしてるよね…。」

オネコの家も我が家も新聞を取っていません。そもそも気がつけなかった情報です。 

 

ジジは新しい冷蔵庫を見て一言。

「せっかくなんで、もう少し頑張ろうと思うよ。」

是非是非、頑張ってくださいませ。

 

94歳、チョコレートケーキを好む

そんな冷蔵庫の入れ替えが済んだ後は、父の日お祝いケーキタイムです。

ジジはたいていチョコレートケーキをリクエストします。おママは希望を聞いても答えられないので、綺麗なショートケーキにしています。

 

おやおや、おママさん。

大抵これまでは皆が揃うまで待てたのに、昨日はお皿にケーキを乗せた段階で歓喜のあまりフォークを手にしました。

「ちょっと待って、フィルムを剥がしてあげるから…。」

私が急いでフィルムを取り除くと、おママはすぐに食べ始めました。

「うれしい❗️」

嬉しいのはわかるけど、主役のジジがまだ席についていませんよ。

でも、まぁ、良いです。

ケーキを見て、しっかり綺麗で美味しい食べ物だと認識して、フォークを使ってたべるのですもの。上出来でしょう。

そんなに喜んでくれるのは嬉しいけど、ケーキは頻繁には買えません。

次は敬老の日かしら?

おママさん、その時も楽しく、嬉しく食べられたら良いですね。

 

(↓)抜け駆けで一人先に食べ始めたおママ。(^。^)

 



本日アップの貼り絵

紫陽花の今の季節にぴったりの作品なので選んでみました。

光反射効果のある布を使っています。これはおママが認知症になる前の製本技術を習っている頃に手に入れたものだと思います。おそらく、布で買ってから業者さんにお願いして裏打ちを施したのでしょう。

<三角形>

実はおママはこちら(↓)の作品が完成した直後に制作を始めました。

harienikki.hatenablog.com

使われている三角形は前作品の残りです。

 

あじさい>

あじさいのピースはこの作品(↓)を制作した時に切った残りを使っています。

harienikki.hatenablog.com

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<おママの貼り絵制作動画①>カット編

2022年4月25日 13:49〜(4分14秒)

再掲載です。紫陽花を切っている動画。

 

<制作スタート>

さて、この日はすでに1作品仕上げているので、おママはかなり疲れていると思います。しかし、疲れた事自体を忘れたのか、すぐに再スタートとなりました。

前作からテーブルの上に出ていた紙片を使うようです。赤い矢印のところに「あじさい」ピースがありましたね。(^○^)

紫の「波紋」を一列切って、斜めの対角線に配置しました。それと、残り物の三角を組み合わせるようです。

 

(↓)こんな感じになって、真ん中に紫陽花を配置する計画ですね。

最後にさらに2枚三角形を載せました。

完成しました。

手で持って動かすだけでキラキラして楽しいです。

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<おママの貼り絵キラキラ動画>

2022年5月27日 16:10〜(35秒)

光の当たる角度を変えると、布の色彩が変化します。

 

 

 

 

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

セカンドキー

(2022年4月11日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

セカンドキーというよりこれがメイン?

認知症の症状でよくあるのは徘徊です。ほとんど認知機能も衰えて見当識障害も進んでいるというのに、なぜか不思議と閉まっている鍵を自分で開けて出て行ってしまう方も多いのではないでしょうか。

アルツハイマー認知症歴15年のおママは性格的にビビり(慎重派)なので、今まで徘徊をしませんでした。それでもおママなりに気になる事が有ると玄関から飛び出してしまうこともありました。

 

(↓)デイサービスのバスが待ちきれなくて

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(↓)ひ孫が気になって

harienikki.hatenablog.com

大事には至っていませんが、おママは人間だもの。時折一人でも外に出たい衝動に駆られるのも自然な事だと思います。

しかし、自分の名前も覚束なくなったおママが一人で外出したらどうでしょう。

やはり、一人で家から出られないような対策は必要だと思います。

 

実家の建物は築80年以上、リホームしてから45年ほど経つ古い木造家屋です、玄関の鍵は簡単なドアノブ錠で防犯上も心もとない。今のおママにも室内側から簡単に開けられてしまいます。

しかし、暗証番号を知らないと開けられない厳重な鍵をセカンドキーとして取り付けてあるので、これを必ずかけておけば、おママ対策は万全だと思います。

 

(↓)それがこちらの鍵です。長沢製作所の「キーレックス047」

 

まだジジが損害保険の仕事をバリバリやっていた20年ほど前に、防犯のためにつけた鍵ですが、今はおママ対策として役に立っています。

四桁の記憶番号を設定する鍵です。

www.nagasawa-mfg.co.jp

この鍵、たとえば記憶番号を「1234」と設定したとしましょう。

【1】のボタンを1回押す。

【2】のボタンを2回押す。

【3】のボタンを3回押す。

【4】のボタンを4回押す。

解錠にはこの動作が必要になるのです。

うっかり番号をド忘れしたらどうしようもありません。

 

しかも、セキュリティが高いので、しっかりボタンを押す必要があります。

たとえば、せっかちに急いで「パッパッパッ」とボタンを押すと開きません。

重い買い物袋を腕にかけている時などは、上手くリズミカルにボタンを押せないから何度もやり直してようやく解錠する事もしばしば。

セキュリティと手間は比例するものなのでしょう。(^_^;)

 

鍵を新調しよう

20年以上の酷使に耐えた優れ物の鍵なのですが、ジジ、オネコ、私も罠にハマったように開けられない時があります。

最近はちょっと気になる事が増えました。

雨の日に多い現象なのですが、押したボタンの戻りが悪くて上手く次が押せなくなる事があります。これは経年劣化なのでしょうか。

それとも、的確にボタンを押せなくなるという、私たちの老化が原因なのでしょうか。

 

ある雨の日、デイサービスから帰った時に、ジジは上手く開けられずに大変難儀したそうです。

「こりゃ、いかん。」

ジジは即、新しい鍵に付け替える事にしました。そして自分で鍵屋さんに電話をかけ、同じタイプの鍵に付け替えを依頼したのです。

 

この事をオネコからのLINEで知った私、まず思ったのは

(ジジは上手くボタンが押せなくなってきたのに、なぜ新しい鍵も同じボタンを押して暗証番号を入力するタイプにしたのだろうか)

という事です。でも、ジジ本人は慣れた鍵なら使えると思っての事でした。

「暗証番号も同じに設定すれば大丈夫❗️」

ジジは自信満々でしたが、時々、内側から開ける暗証番号をド忘れしてオネコに泣きつくのは何処のどなたなんでしょうか…。

それに、オネコが翌日に解錠した時は別に問題なく解錠できたし、その翌日も私がボタンを押せばスルリとクリアできたのです。

「晴れた日にはすんなり開けられるんだよね。でも、雨の日に開けられないと困るから付け替えもアリかもね。」

とは言え、本当に付け替える必要があるのか?

鍵が経年劣化したというより、単にボタンの押し方の問題なのではないか?

しかし既に鍵は発注済。

それで、私達はジジの意向を尊重する事にしました。

 

オネコや私の懐疑的な意見を聞いて、ジジは更なる事を思い付くのでした。

「まだ鍵が使えるんだったら、台所の出入り口も不用心だから、(玄関から)外した鍵はそちらに付け替えてもらったらどうだろう。おママが台所から外に出てしまう可能性だってあるじゃないか。そうしたら外した古い方の鍵も無駄にはならない」

要するに、玄関の鍵は新調する。外した鍵を破棄したら勿体無いから、台所のお勝手口に付けちゃいましょう。そういう事ですね。

「あぁ、そうね。おママは台所のドアは認識していないみたいだけど…。」

いつ、発見して開けるとも限りませんしね。

「そうでしょう。ついでに付け替えてもらってよ。」

「この鍵は税込で商品代、取り付け工事代一式4万円くらいなんですけど。

鍵屋さんに問い合わせたら、付け替え工事は別途1万円ですって。」

その旨、ジジに伝えても「台所にも付けてもらって」の一点張りなので、

私はジジの意思を尊重する事にしました。

 

「それで、新しい鍵の暗証番号はどうする?」

今までより簡単な番号にすれば楽に解錠できるでしょう。

四桁で私が絶対忘れないのは「1600」です。そう、関ヶ原の合戦の年号ですわ。

「1600なら【1】と【2】のボタンだけ設定すればいいし…。」

しかし、ジジには却下されました。

「前と同じの方がいいよ。」

そうですね…。

一番使うのはジジだから、

私はジジの意向を尊重する事にしました。

一抹の不安が…

取り付け工事は1時間くらいで終わりました。勝手口の方の付け替えは、部品が足りなかったので後日になりましたが、それも順調に終了しました。

かくして玄関の鍵は新調され、無事に台所の勝手口にも古い方の鍵がつきました。

 

これでおママは玄関からも勝手口からも自分からは出ることはできないでしょう。窓から出たら困りますが…。(^◇^;)

 

しかし、考えてみれば、もし緊急事態が発生したらどうなのでしょう。

ジジだけでなく、私だってパニックになれば、焦ってボタンをうまく押せなくなるかもしれません。

そんな時は頭が真っ白になるから記憶番号(暗証番号)をド忘れするかも知れません。

出入りできないのは、おママだけでなく、私達もということだってあり得そうです。

今回はジジの意向を尊重したけど、

セカンドキーはあまりセキュリティが高くても…、

如何なものか…。(^◇^;)

 

本日アップの貼り絵

2022年4月11日

昼ご飯の準備でテーブルの上を片付けていたら、本と本の間から1枚の紙片が出てきました。(↓)これです。

これって…、去年の我が家の引越の際に見つけた包装紙の一部分です。

(↓)元はこのような華やかな包装紙でした。以前、クリスマスの頃に買いました。

昨年、おママは何枚かの貼り絵に使いました。(↓)

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折角、思わぬところから出てきたので、「お題」にしてみました。

小津和紙で購入した友禅紙「波紋」の赤を斜めに配置して、メインピースを左下に貼るようです。

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<おママの貼り絵制作動画①>
2022年4月11日 14:42〜(1分05秒)

おママは2本の赤い「波紋」の間に緑の「波紋」を配置しようとします。しかし、緑は短かったようです。3本の付け根がピッタリと合わせられないので、おママとしては美的に宜しくないのでしょう。かなり悩んでおります。

 

動画終了後、おママは3本の波紋の付け根がどうしても気になり、上から何かを貼って目隠しをしようと思いました。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年4月11日 14:46〜(3分23秒)

目隠し役は小さな紙片を貯めた箱の中から見つけました。紺地に白い花菱模様です。

チ「あと、何か付けたら?」

おママも少し物足りないと感じたのか、画面を指差しました。

マ「こっち。」

その後、他にも何かつけてみたらとチャーコに勧められて選んだのは丸い模様です。

マ「どっちにする?」
チ「どっちでも。」

おママは左側の上下に貼りました。(↓)

そして、さらに増やす計画を思いつきました。

 

(↓)いっぱい飾りがつきましたが、おママの目には少々うるさく感じたようです。

そして、考えた末に1つ減らして、1つ位置を変えて完成させました。

 

 

www.ozuwashi.co.jp

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。