おママの作業机の脇に、貼り絵を収めたファイルが鎮座しています。
と言っても気の利いた棚があるわけでもなく、床に直接並べて立てているだけ。
しかし、19冊が並んでいるところは圧巻です。
2017年5月6日追記 伊勢市 播田屋さんの絲印煎餅の包装紙でした。
(2017年1月24日 診断から約10年)
1冊およそ150〜200枚。
おママ自身、その膨大さに、2日に一度は必ず驚愕します。
「なんで私はこんなに…」
「私が死んだらどうすんだろう。これ…」
「こんなにあっても何にもならないのに〜」
と、嘆息するのです。
今日もその嘆き節が聞こえる…。
いつもは、
「後々、オネコとチャーコが絵葉書として使うから…」
と、諭すのですが、今日のジジはちょっと違いました。
「10年以上作り続けた作品だよ。何にもならないように思っても、こうして続けた事に価値があるんだよ。」
褒められて、おママははにかみました。
ジジは更に力説します。
「これはレガシーなんだよ❗️」
あ?
おママは聞きなれない言葉にキョトンとしました。
「へぇ?分かんない。」
遺産と教えても、ピンとこないようです。
この「レガシー」
東京五輪の会場施設問題で、最近ニュースなどで耳にしますね。
小池百合子都知事が口にすると、ちょいと洒落た感じに響く単語。
ジジ…。使ってみたかっただけなのね〜。(笑)
でも確かに、おママの貼り絵は、
「家族のレガシー」
です!
おママは理解不能で頭が痛くなったようですが、私はちょいと嬉しかったわ。