(2022年4月15日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年2ヶ月)
*可愛い曾孫
孫は可愛いと言いますが、これは本当のようです。(^O^)
姉のオネコは3人の孫がいます。
流石に目に入れたら痛いようですが、「孫のために」と娘や息子に頼まれると、万難を排して手伝いに駆け付けますし、やはり宝物のように大切で愛おしいようです。
私には孫が居ませんが、オネコの孫たちはとても可愛いです。
ジジとおママにとっては孫が産んだ子は曾孫です。(当然だ)
もう私には全然想像もつきませんが,曾孫ってどういう存在なのかしら。でも、会えば目を細めているところを見ると、とても可愛く感じるようです。
今年のゴールデンウィークに、ジジとおママは曾孫ちゃんに会えました。
*イッセー効果
ゴールデンウイークはその曾孫たちが来てくれたようで、二人はとても嬉しかった様です。
連休終盤には3歳のイッセー君が一人でオネコの家にお泊まりをしました。
実家とオネコの家は歩いて6分ほどです。そして、有難い事にイッセー君は築90年近い木造ボロ屋の実家が好きなようでです。
「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんのウチにいきたい❗️」
と言ってくれるので、オネコもお泊まり期間中によく連れてきてくれました。
おママはイッセー君をとても可愛がってくれるのですが、本当のところ、
「この子はだれ?」
状態だと思います。それでも、小さき者は愛し子です。
この時の写真を見れば、おママもイッセー君も満面の笑顔でした。きっと、イッセー君との時間は、おママのイメージの中ではキラキラしていたのでしょう。
その記憶が残らないのが切ないですね。
*追いかけたいの
しかし、その珠玉の時間の後で、ちょっとした事件がありました。
イッセー君はオネコさんがバラの鉢に水やりをしている最中に、
「おなかすいたから、おばあちゃんちにかえる」
と言って、突然実家の玄関から飛び出してしまったのです。
賢い子なのでどうやら道順は覚えている様ですが、まさか、3歳の子を一人で歩かせるわけにはいきません。
オネコは慌ててイッセー君を追いかけて玄関を飛び出しました。
その時におママが玄関周辺に居た事も、オネコの意識に全くのぼらなかった様です。
(とにかく、イッセーを追いかけなければ❗️)
その一念で走り出し、彼を捕獲しました。そして、そのまま二人は家へ帰りました。
イッセー君と手を繋いでオネコは自分の家に戻ると、ちょうど旦那が電話で話をしていました。
「今、お父さん(ジジ)から電話で、お母さん(おママ)が居なくなったんだって❗️」
その時、オネコの頭は真っ白になりました。
イッセーに気を取られて、玄関の鍵をかけずに出てしまった❗️
おそらく、おママはイッセーと私を追いかけて外に出てしまったのだろう。
おママが一人で外に出ないように気を付けていたのに、
こんなミスでおママが行方不明になったらどうしよう。
一人でふらふら出てしまって、車に轢かれたらどうしよう。
すぐ保護されれば良いけど、見つからなかったらどうしよう。
自分のせいで、おママに何かあったら…。
私は耐えられない…。
オネコの頭の中で色々な悪い想像がぐるぐる回っていました。
必死で実家へ走って戻ると、
おママが居た❗️
ホッとしてへたり込んだオネコに、ジジが申し訳なさそうに言ったそうです。
「電話の後、何とか門の外まで出ていたら、すぐにおママが戻ってきたよ、心配かけて御免なさい。」
嗚呼、本当によかった…。
オネコは一気に全身の力が抜けました。
どうやら、おママは角地にある実家の玄関を出て、ブロック塀に沿って少し歩いた辺りで止まっていたのかも知れません。きっと、実家が見える範囲で、オネコとイッセー君を見送っていたのでしょう。そして、ヨタヨタと振り返り、塀を伝って戻ると門の前にジジの姿が見えたのだと思います。
大事に至らずに済んでよかったっです。
でも、オネコはそれから何日もこの時の光景が蘇ってきては、恐怖と後悔の念に駆られておりました。
オネコの教訓。
「やはり、幼児と認知症の高齢者を一緒に見るのはムリ❗️」
ですね…。(^◇^;)
『まなざし』オネコさんが撮ったスマホ写真を見ながらクロッキーブックに鉛筆で描いてみました。それをiPadに取り込んで、「クリップ スタジオ ペイント」の鉛筆ツール、透明水彩ツールで仕上げと着彩しました。アナログとデジタル両方を使うデッサンで、私としては新しい挑戦でした。目指したのは淡彩デッサンでしたが、難しかったです。
因みに、実物のイッセー君はもっと可愛いいです。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
4月15日の作品です。
「これはメインピースになるかな?」
そう思う紙片を、私はこっそり貯めています。
おママが切り抜いた面白い形や、綺麗な紙の使い残りなどなど。それをチャック付きの袋に入れてまとめています。
メインピースになりそうな紙片をおママに提供すると、俄然興味を持って貼り絵に取り組んでくれるからです。
この日は私が用事で席を外している間に,おママはそんな紙片を貯めた袋を自分で開けて、何やら物色していました。(↓)
自然とおママの目に留まったのは,花びらのような風車のような切り抜きでした。これは以前おママが自分で切り抜いた物です。
(↓)この茶色の花型は、おママ好みの紙の一部分です。それはハワイ土産のマカデミアチョコレートを包んでいた「ハワイの包装紙」。これを使って過去におママは幾枚もの作品を作ってきました。
そして、合わせる紙は小津和紙で購入した友禅紙「波紋」の青です。これもおママ好みの友禅紙です。
(↓)こんな風に配置して、糊付けし始めましたが、おママは花弁の形を対になるように切り揃え始めました。
<おママの貼り絵制作動画> カット編
2022年4月15日 15:10〜(1分32秒)
中央ピースを糊付け中に、おママは花弁の形を向きあわせで対になるように切り揃え始めました。
少々切りにくそうですが、ハサミの先を一生懸命使っております。
(↓)そして更に両端に飾りを付けました。
茶系のこのピースも、お気に入りの紙の一部分なのです。
好きな物をどうしても手に取ってしまう。(^O^)v
やはり、記憶がなくなっても、おママの好みは揺らぎませんね。
関連作品です。(↓)
おママはハワイの包装紙を見るとテンションが上がるのか、貼り絵に沢山使いました。
2017年夏頃からしばらくの間、おママはは寄木細工模様の友禅紙を夢中になって使ってきました。さまざまな切り方が出来るので飽きがこなかったのだと思います。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。