アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

オネコ、ショック❗️

(2020年1月17日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

harienikki.hatenablog.com

オネコさんから怒りのLINEが来た

これは3月末の話なのですが…。

夜になって、私のスマホにオネコからLINEが来ました。

しかも、怒り心頭の顔文字付きです。温厚な彼女にしては珍しい。

『ジジが私のこと90歳でしょって言ったから❗️

私の顔見て90歳って、

まったく不思議とも思わないらしい。😡』

ジジよ…、今年になってから、めっきり認知機能が衰えてきたけど、

視力は私より(私は裸眼では0.01以下)良いのだから、60代の娘を90歳とか言ったらイカンでしょう。(^◇^;)

 

夕食時、ジジのお世話に実家へ行ったオネコさんは、ジジに聞かれたそうです。

「私の奥さんは誰だっけ?」

最近、ジジはこの手の質問が増えました。オネコさんはいつものように、テーブルの上に置いている写真立てを見せながら優しく答えました。

「ほら、芙貴子さんよ。」

「ああ、そうだったね。芙貴子さんどうしてる?」

オネコさんは自分のスマホから、1ヶ月前(2月)にジジが面会した時の写真を見せたそうです。

「施設に入ってるよ。こないだチャーコさんと会いに行ったでしょ。」

「芙貴子さんいくつになったのかな。」

「90歳になったのよ。」

「それじゃ、あなたも90歳ね。」

「は??」

「だって、あなたは芙貴子さんの友達でしょ。」

ジジよ…。

確かにジジは妹である久美子さんの女学校時代の同級生と結婚しましたがねぇ。

配偶者の存在があやふやになっても、それが妹の同級生だったと分かっているのは素晴らしい。

ええ、娘のことが認識しづらくなっているのも仕方ないでしょう。

でもさ…。これは酷いでしょう。

『私のこと久美子おばちゃんと思ってたんだわ❗️

娘を忘れるのは仕方ないが、見てわからないのか?

私が90歳にみえるのかな?

確かにジジより私は顔色悪いかもしれないけどさ❗️(-_-)』

いやはや、お怒りごもっともです。

視力がしっかりしていても、認知機能が衰えてくると、60代も90代も見分けがつかなくなるのでしょう。

でもさ…、私たちの親や祖父母の世代より、今の60代は皆さん若々しいですよ。

確かに孫はいるから、彼らからみたら「おばあちゃん」だけど、

オネコさんは白髪も本当に少ないし、着ている物だってババ臭くない。

実物前にして「90歳」はないですわね。(^◇^;)

 

(↓)絶対、90歳には見えませんわ。私が断言します。

 

本日アップの貼り絵

2020年1月17日の作品です。4年前ですね。

まだスマホの写真データを探していると、ブログに紹介しそびれていた貼り絵が見つかります。(^。^)

この貼り絵はおママが作業机の上に有った細かい紙片を集めて貼り合わせたのでしょう。

台紙にしているハガキの左右両端をピンキングハサミでカットしたのも、おママの工夫だったと思います。

おママが1人で取り組んだので、制作途中の写真もなく残念です。

(↓)おママは同じ日にこの作品も仕上げていました。

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おまけ 実家の庭

現在の実家の庭です。オネコさんが植えたアジュガはもう終わってしまい。

なにやら背の高い紫色の花が咲いていました。

オネコさんによるとサルビアネモローサカラドンナ」という植物だそうです。

私は3度聞いても覚えられず、結局ラインで再度確認し直しました。

私は確信があります。今から5分後に、これを言おうとしても絶対忘れてる。

サルビアネモローサカラドンナ」

2度と口では言えないと思う。(๑˃̵ᴗ˂̵)

(↓)四季咲きの紫陽花がもう咲き始めました。

開花してから、少しずつ色付いてくるのです。この状態も可愛らしいです。

(↓)最終的にここまで青くなります。色の変化も楽しめるのが魅力的です。

 

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。