(2017年5月7日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年3ヶ月 洋菓子「ベルン」の昔の包装紙を使っています。)
*今日、おママはお薬を飲み損ねていました。
メマリー、アリセプト、血圧のお薬です。当然、おママは自分が薬を飲んでいる自覚がない。ですから、おママの朝食後の服用はジジの問題でもあります。
「おママはお薬を飲んでなかったよ〜。」
「そうだな〜。」
ジジは何気に浮かない顔をしています。
「昨日も一昨日も(ジジ自身の)調子が悪かったから。」
「暑かったしね〜。」
「うん。それだけでなく、おママがなんのかんのと気分が悪くなる事を言うんだよ。」
「どうしたの?」
どうも、夜や朝のオカズをジジが切り分けたり取り分けたりすると、いちいち文句を言われ、それじゃぁダメだとおママが言い張るらしい…。
*おママに悪気がない分ほんと始末が悪い。
「こっちは食べたくないのに、自分がお菓子を食べたいと、
サッサと切り分けて『食べなさい』と無理強いするし。(おママの優しさなのよ)
付き合うのは三回に一回くらいにしないと、身がもたないよ。(そうだわね〜)
それで食べないと、わーわー言うしさ…。(1人で食べるのは気がひけるのよ)
それに買い物に行く時、手押し車を持ち出せば、持ってくなと言うし。(困ったわね)
どうしてそんなにヨロヨロとしか歩けないの?とか。(深い意味はないの)
まったくもう〜。」
*結局、家族の心身の健康が肝心と思うこの頃…。
どうも、このところの陽気にジジはお疲れ気味。さすがのジジも耐え難かったのでしょう。でも強くは反論しなかったようです。(涙)
人間同士、ちょっとした体調の変動によって、普通に聞き流していたものが、出来なくなる…。
アルツハイマー型認知症の家族と向き合う場合だけでなく、これは普遍的な問題だだと思います。
それにしても、よく聞く話ですが…。アルツハイマー型認知症の方は一緒に暮らしている一番身近な人に、一番キツくあたるようです。
まず、オネコや私に出来ることは、ジジの愚痴を聞く事かな〜と思います。
読んで下さりありがとうございます。