アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

記憶について No. 25「これをどうするの?」

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(2017年12月17日  アルツハイマー認知症の診断から約10年10ヶ月)

 

毎度おなじみ写真撮影

    私は月に2回おママの貼り絵を撮影します。

撮影といっても大したことではありません。

 

「お母さん、貼り絵の写真を撮らせていただきますよ。」

と断りを入れてから、

いつもおママが座って貼り絵をしている作業机の椅子の上に黒い紙を乗せます。

次に、丁寧にファイルから貼り絵を取り出し、黒い紙を台紙にして上に乗せてから、

あとはスマホパシャ❗️

すぐにインスタ対策で正方形にトリミングして、

スマホのメモに写真と制作日を保存して1枚終了です。

1度に「撮影するのは20枚以上です。

 

 それだけの事なのです。

それだけの事なのですが…。

先週の撮影は結構大変でございました。

 

さっき承諾を得たばかりなのに、

 「ね、それ、どうするの?」

おママに聞かれたので、スマホでインスタグラムを開いて説明しました。

「お母さんの貼り絵を、よその方も見てくださるのよ。」

「あら、本当だ。これ、あそこ(ファイルの中)にあったわね。」

こぼれるような笑顔で、おママは言いました。

 

それで納得してくれればいいのですが、約5分ごとに中断を余儀なくされたのです。

嬉しそうに微笑みながら、

「ね、それ、どうするの?」

からのインスタ画面を見て喜ぶを繰り返したのです。

 

私はスマホで撮影しながら、スマホでインスタは開けない❗️

2〜3枚撮るごとに、この中断が入るのですよ。

心が疲れました。(^。^)

 

感情の記憶?

4回目の中断の時の事です。ニコニコしながらインスタの画面を見つめるおママ

の様子から、私は不思議な感覚にとらわれました。

(インスタに投稿された貼り絵の画面を見たくて、ワザと言っているんじゃないか?)

アルツハイマー認知症のおママですから、記憶があってワザと…と言うのは語弊がありますね。

ただ、記憶を失くしたから繰り返すよりは、おママに積極的な意図のようなものを感じたのです。

 

私の想像ですが、

 

「ね、それ、どうするの?」

そう聞くと、何だか分からないけど、いい気分になるようだわ⁉️

 

おママはそんな風に、良い気分や喜びの再現を願って繰り返すなら、

お付き合いしてあげたいものです。

 

結局、この日は6回中断しました。やはり、心が疲れましたわ〜。

 

本日の貼り絵

三越前にあるコレド室町の案内冊子を使っています。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。