アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

判断に悩みます…。

 

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(2017年8月11日アルツハイマー認知症の診断から約10年6ヶ月)

 

  何処がどうだからと、私は上手く説明できませんが…。

  ⬆️の貼り絵を最初に見た時、不思議な感じがしました。

でもよく見ると、おママはかなりシンメトリーを意識して構成しているようです。

それなのに左右のパーツが微妙に違うのです。

シンメトリーになりたくて成れないような、そんな面白さを感じます。

 

どのくらい具合が悪いのか?

おママはアルツハイマー認知症の診断受けてから10年以上経ちました。

診断の前から今に至るまで、次のような愁訴をしていますが、この10年間大病もなく自宅で暮らしております。

 

おママは胸を押さえながら辛そうに言います。

「なんだか気分が悪いの。ふらっふらっするのよ。〇〇なんて、とても無理よ。」

〇〇には「お風呂に入る」とか「ご飯を食べる」「(よく知らない所に)出掛ける」などが入ります。

気が進まない事が目の前に有るとよくこの言葉を口にしますが、本当に顔色が悪かったりします。しかし、食べられないと言いながら、ご飯はしっかり食べらます。

どのくらい悪いのか判断がつきません。

 

 

「目がよく見えないの。フワッとしているの。」

「白くフワッとしているの?」

「うーん。そうね〜。何と言うか…。」

おママの目は10年くらい前に眼科で診てもらった事があります。

その時、若干の緑内障白内障はあると言われましたが、あまり生活に支障もないようなので、そのままにしてきました。

現在は、おママの健康でこの目の問題が一番気掛かりです。

  しかし、仕上がった貼り絵を見ますと、そんなに目が見えていない風でもありません。どちらかというと、左目は緑内障、右目は白内障を患っている私より、おママは上手にハサミが使えます。

どのくらい悪いのか判断がつきません。

 

 

おママはコメカミを押さえながら、日に何回かこんな風に言います。

「頭が痛いわ。ぐぁーんと頭が鉛みたいに固まっている感じがするのよ。」

これは随分昔から耳にしている言葉です。

確かに、記憶障害や見当識障害があるので、時折おママは状況が飲み込めない事もあるでしょう。頭が混乱状態の時は脳が固まっていくような重い鈍痛が起きるのかもしれません。

しかし、気分が変わると痛みを訴えなくなります。

どのくらい悪いのか判断がつきません。

 

これは夕方の1コマです。

「今夜はお風呂をやるから入んなさい。」

そうジジに言われて、おママは反論しました。

「今日はなんだか気分が悪いの。ふらっふらっするのよ。お風呂なんて、とても無理だわ。」

でも、ジジも負けていません。

「血行が悪くなっているから、具合が悪いんだよ。お風呂に入って血行を良くすれば治るよ。」

「本当に体の調子が悪いのよ。頭がぐぁーんと鉛みたいに固まって痛いのよ。」

私はすかさず言い返します。

「髪の毛を洗っていないから痛いのよ。」

「そうそう。」

結局、ジジも私もおママがどの程度具合が悪いのか分からないのです。

だから、こんな事も言ってしまう。

「あなた達は何でそんなことばかり言うのよ、身体の外じゃなくてなかの問題なのに❗️」

あ〜、おママ怒っていましたね。

二人から言われて、ちょっと気の毒でしたね。ごめんなさい。

 

でもさ…、こんな調子なので、私は時々不安になります。

おママの体調の悪化を早いうちに気が付いてあげられないんじゃないかって…。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。