アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

着まわし術 (ファッションの話ではありません)

 

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(2017年9月17日  アルツハイマー認知症の診断から約10年7ヶ月)

 

台風一過の洗濯日和だ❗️

  昨日は台風一過の快晴でした。でも関東は強風で辛かったです。

ただでも秋の花粉症で常に涙目なのに〜。

 

  昼少し前に実家について、私が1番最初にした事は洗濯です。

先週は雨続きで洗濯物がたまっていましたから。

  とはいえ、洗濯物箱には不思議とおママの下着類が入っていません。

「このところ、お風呂やった?」

ジジに聞いてみると、あまり入っていなかったようです。

「だからか…。」

しかし、せっかく洗濯するなら、まとまった量にしたいものです。私はタオル類やおママの寝間着、ジジのシャツなどをかき集めました。

 

これは何回、着たのかしら⁉️

  ふと、おママの和だんすの側に目をやると、絨毯の上に靴下やTシャツが綺麗に畳んでありました。おママは身に付けた下着やブラウスなどを、そうやって出して置く習慣があります。

さすが昭和一桁世代です。

1回着たくらいで洗濯するのは勿体無いと考えるのでしょう。

 

  それはそれで良いのですが、問題は、1回着たのか、2回着たのか、アルツハイマー認知症のおママには分からなくなる事です。

 

  もしかしたら、何度も着ているのではないかしら?

汚れた下着から汚れた下着に着替えてしまうのかも知れません。

私は嫌な予感がしました。

 

置いてある衣類の重なりに触れてみると、Tシャツの下は丁寧に畳まれたパンツとノースリーブの肌着でした。先週から週末にかけて全く洗濯をしなかったのです。洗濯済みの下着を置いているとも考えにくい。

私はその衣類の重なりごと、洗濯機に放り込んでやりました。(笑笑❗️)

 

今後の課題

  干す時に判明したのですが、洗濯したパンツは5枚もありました。

その事をジジに報告したら、こんな事を言うのです。

「タンスにもないし、洗濯物の方にも入れてないし、パンツはどこに行ったのかと思ったよ」

 

もしかしたら、おママは脱いだ下着をどうして良いか分からなくなり、Tシャツを被せてみえないように隠していたのかも知れませんね。

それも忘れるから、「パンツない、ない」とおママは探したのかしら。(^O^)

 

もっと頻繁にタンスの中と洗濯物箱のチェックしなければいけないな…。

強風にはためくパンツの連なりを見て、私は痛感しました。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。