(2021年3月8日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
*あゝ肉襦袢
一昨日の東京地方は、快晴でした。
最高気温27度、最低気温17度。
昼間はとても暑かったです。
今では誰も信じてくれませんが、私は若い頃はとても「お痩せさん」でした。
その頃はさほど暑がりでもなく、むしろ弱い冷房でも直ぐに身体が冷えていました。
しかし、今ではちょっとした「暑がりさん」です。
昨日のように一気に気温が上がると、身体がまだ暑さに慣れていないせいか、
まぁ、暑いのなんの。
皮下脂肪はかえって身体を冷やすという話を聞いたことがあります。
しかし、悲しいかな、私の皮下脂肪は肉襦袢のようです。
*真冬か⁉️
昼ごろ、実家の最寄りの駅前でジジに頼まれた買い物をしますと、
両手にずっしりと重みを感じました。
しかも暑い。
昼の日差しと気温で、じっとり汗をかきました。
ところが、実家へ着いてみれば、1階も2階も窓を開けていないではないか❗️
すでに汗だくになっていたのですが、あまりの蒸し暑さに。私は更に汗をかきました。
しかも、ジジは室内だというのに、
冬のダウンジャケットを着ているではありませんか❗️
冬にユニクロで売っている、コンパクトに折り畳めるショートサイズのダウンです。
(↓)こんな感じ。
もう、その姿を見ているだけで、余計暑くなって目が回りました。
「お父さん、この暑いのに、なんでそんな格好をしているの⁉️」
「外は暑い?」
「暑いですよ。半袖でちょうどいいくらいだわ。とにかく、暑くて具合が悪くなっちゃうわよ。直ぐに脱いで❗️」
私、窓を開けながら、思わず声を張り上げてしまいました。
「でも、家の中は寒いだろう。」
「寒くありません。暑いです。」
私にきっぱりと言われて、立つ瀬のないジジ。
でも、ジジには言い分がありました。
「なんとなく、寒気がしたり鼻水が出るから、
風邪を引かないように暖かくしていたんだよ。」
それを聞いて私はハタと思いました。
*当然なのかも
人は大抵、高齢になると基礎代謝量が低下してしまいます。
つまりこれだけでも発熱量が下がる。
筋肉は発熱量が多いから、マッチョな人は割と「暑がりさん」だそうです。
でも、ジジは筋肉がとても少なくなっている。
だから、余計に発熱量が下がるのでしょう。
おまけにジジには、
私やおママのような皮下脂肪はほとんど無い。(^O^)
考えたら、同じ温度の部屋にいても、ジジと私では感じ方が違って当然なのです。
それに、ジジは一旦身体が冷えたら、なかなか暖まらないのかもしれません。
(寒い寒いいう年寄りから、着ている物を剥ぎ取るのは酷かも。)
ちょっと様子を見ようと思いました。
一方、おママは下着の上に綿の長袖Tシャツ、更に化繊の長袖カットソーを重ね着しておりました。
ジジほどではありませんが。私からすると、こちらも着過ぎです。(°_°)
昼食後、ふと気がつけば、ジジはダウンジャケットを脱いでいました。
下着の上に厚手の長袖シャツですから、これでも私には暑苦しい。
でも、ジジならちょうど良いのかもしれません。
おママの方は、頭が痛いと言ってクタクタしていました。
「やはり、暑かろうよ…。」
だから、化繊の長袖を1枚剥いで上げました。丁度良くなったようです。
これからの季節、着る物の調節がそれぞれ違ってきます。
勿論、熱中症は避けたい。
でも、50代の私では想像つかない冷えもありそうです。
全く以て、高齢親の温度に対する感覚って、難しいですね。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
「お題方式の貼り絵」です。
「お題」はこちらです。(↓)綺麗でしょう。この包装紙!(^。^)
2月の引っ越しに際して、片付けていたら出てきたのです。
私、いつ買ったのかしら?
円がたくさん切り抜けそうです。並べて貼るだけでも楽しそう。
そう思うのは、固定概念に囚われた私の浅はかさ…。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
おママはこの包装紙を一眼見て、
「あらーー!きれいねーー!」
と感嘆しました。最初はハサミを入れるのを躊躇していましたが、
「丸(写真の球体)を切って遊びましょう。」
と私が勧めると、すっかりその気になってくれました。v(^O^)v
<制作動画①>カット編
2021年3月8日 16:17〜
最初おママは半分になっていた球体の写真を、半円形として切っていました。
しかし、この包装紙には球体以外に背景のレースなどがキラキラしています。
情報量が多くて、おママには球体であると言う認識が持てなかったようです。
球体に映り込んだ微妙な陰影すらカットする対象になっていきました。
そうなると、もうパラノイア的に切りたくなってしまい、
遂には、おママの超絶ハサミ技法が炸裂していきました。(°_°)
(↓)しかし、それがまた面白いかも⁉️
<制作動画②>カット編続き
2021年3月8日 16:22〜
上の写真に写っているオレンジ色のピースをおママなりに整形しています。
「なんか青いものがあると良いな」
と、おママは言っておりました。
この日は調子が良かったのですね❗️(^O^)
おママはオレンジの対比する色を「青」と色名言えました。
昨年から、おママは色の区別は認識できても、色の名前が紐づけられないことが多くなっています。
青色を「あお」と言えるのは最近目面しいのです。ちょっと感動‼️
その「青いもの」は、紙の切れ端を溜めた箱の中から幾つか見つけました。(↓)
「こう言う風にしようかしら。」
(↓)画面が物足りなかったのか?
濃いオレンジ色を切り抜くおママ
(↓)大体のこうせいがきまりました。
「これで良いわね。」
<制作動画③>糊つけ編
2021年3月8日 16:49〜
糊付けしながら、どんどん構成を見直すおママ。
一旦崩れたデザインは計画通りに完成するでしょうか?
どこまで糊を付けたか⁉️忘れてしまうのはいつもの事です。
おママ、最初の計画に戻れて良かった‼️(^O^)
「青いもの」はシュガーバターの木の包装紙です。
えっ⁉️
リニューアルされて包装紙が変わっちゃったの⁉️(^◇^;)
(↓)シュガーバターの木の包装紙を使った、お仲間です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。