(2020年1月31日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年11ヶ月)
(2020年1月31日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年11ヶ月)
皆様、こんにちは!
前回に引き続き母の代打を務めます、アズキです。
記事にコメントを付けてくださった方々、本当にありがとうございます!
なかには2年前の代打アズキを覚えてくださった方もいて胸が熱くなりました。
母の経過は順調で、来週にもブログ復帰できそうです。
これからも引き続き、母と祖母(と時々アズキ)を応援していただけたら嬉しいです☺️
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さて、少し凝った題名を付けてみたのですがいかがでしょうか?
実は最近新しいMacを買い、趣味ではありますが本格的に音楽制作を始めたので、今回はその件について書いていこうかなと思います。
もともと音楽活動のようなことはしていたのですが、自分独りで1から楽曲を作るのはこれが初めて。あらゆる教則本・教則動画・定額で使えるサンプル音源を駆使して”ちゃんとした曲”を作ろうともがいていました。
しかし金銭的な事情からまだ揃えられていない音源もあり、見よう見まねでやるにも制約が掛かった状態。とりあえず手元にあるもので”それっぽいもの”を作る日々。
「転調するのもいいけど、ベタな進行に別の曲みたいなサビを付けて上手くまとまるのかな?」
「少ないコードで踊りまくれる曲いいなぁ、でもそれって英詞じゃないとしっくりこない気がする」
「歌詞をつけるならメッセージ性とか物語性とかを込めなきゃいけないのかな…」
といった感じで、「好き」と「一般ウケ」とを行き来しながら作曲ソフトと格闘していました。
あるとき、ふと思ったのです。
私が作りたい音楽って何だっけ?
今まで音楽活動を「承認欲求発散の場」として利用していた私。
「どうせ作るならたくさんの人に聴いてもらえるような曲を作りたい!」とYouTubeや各種サブスクを漁ってトレンドを調べていたけれど、これって本当に私が作りたいものなのかな?
すぐには答えが見つからず、作業する手が止まってしまいました。
そんな悶々とする日々を過ごすなか、母からブログ代打を頼まれたのです。
なんとなく昔の記事を読み返しているうちに、祖母が作ったある貼り絵に衝撃を受けたことを思い出しました。
その名も「ぶどんくぱつみる」
貼り絵の元になったのは「ぶどうくるみぱん」の袋。それ以外には何も使っていません。
祖母はこの袋を用いて「文字」という概念すら取っ払った絶妙な配置でハガキに落とし込んでいます。
(完成してから祖母が「ぶどん?何かしら、変ね?」と言っていたようで、加工した図形が「文字」であることは認識できていたのだから驚きです。)
つまり、加工した図形が文字であるかどうかなんて、納得のいく作品に仕上げることに比べたら些細なものだったかのように見えるのです。
その貼り絵には、私が作曲関係で悩んでいたあらゆる要素を一瞬で吹き飛ばしてしまうほどの威力がありました。
そうだ。今はトレンドとか形式とかメッセージ性とかは大した問題じゃない。
「そのときいちばんしっくりくるもの」を作って蓄えておこう。
考えるのは”作る時”ではなく”発表する時”だ。
そんな結論に至った今、少しずつ作曲を楽しめるようになってきています。
貼り絵から大切なことを気付かせてくれた祖母に感謝し、いつか本人の前で自作の曲を披露できることを夢見て今日も作曲ソフトと格闘するのでした。〜fin〜
アズキ
*本日アップの貼り絵
「お題方式の貼り絵」の貼り絵です。
(注)「お題方式の貼り絵」とは…?
昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時が増えてきました。それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
そして、「お題」はこちら。(↓)「シュガーバターの木」の包装紙です。
(↑)まずは分割。
わりと直ぐに構成がまとまりました。
そして直ぐに2枚目に取り掛かったのですが…。
ここまでやって、少し疲れたのか、出ていた楊枝で遊んんでいて、なかなか糊付に進みません。
「取り敢えず、貼ってしまいましょう。」
そう勧めても「今はいいの❗️」とやりません。
それで、おやつを食べてから仕切り直しをしました。
気分が変わったのか、デザインも若干変化がありました。(^O^)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。