アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ファイルの中からこんにちは❗️ No.8(2008年 見えるんです‼️)

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(2008年10月28日 アルツハイマー認知症の診断から約1年8ヶ月)

 

この度は私の白内障の手術(左目)に際して、お見舞いと温かい励ましのお言葉を頂き、心より御礼申し上げます。

そして2度にわたる娘アズキの記事を読んでくださり、ありがとうございました。

 

意外と早かった再登場‼️ のシリーズ

それは…『ファイルの中からこんにちは』です。

最近では他のシリーズもご無沙汰になっているので、

むしろこの『ファイルの中からこんにちは‼️』は優秀なのではないか…⁉️

前回は今年の7月30日でした。 (^◇^;)

 

それはさておき、この『ファイルの中からこんにちは』は、ずっと以前におママが制作をして、現在はファイルの中で眠っている作品をご紹介するシリーズです。

 

この作品は2008年10月の作品です。12年前の作品でした。

おママはこの1年前の2007年2月にアルツハイマー認知症と診断されました。

認知症の症状の進行は個人差があります。おママの場合は認知症になっても直ぐに何もかも出来なきくなるわけではありませんでした。

この頃、わたしはよく思ったものです。

(おママの貼り絵も、診断以前と以後で大きく変化も衰えもしなかったなぁ…。)

 

この作品、おママが制作しながら意識したテーマは「眼鏡」でしょう。

恐らく、当時の『銀座百点』の広告写真を使ったと思います。

赤い眼鏡のフレームが分解されていますが、流麗な流れの中でしっかり物を見据えているような不思議な感覚があります。

おママ、オシャレさんですね。(^O^)

 

(↓)同じ2008年にはこのような作品もありました。」

harienikki.hatenablog.com

harienikki.hatenablog.com

harienikki.hatenablog.com

 

銀座百点について(↓)

www.hyakuten.or.jp


コロナ禍での白内障手術

 私は2年前に右目の白内障の手術をしました。

緑内障があるので単焦点レンズしか入れてもらえません。その上、弱視に近い強度近視ですから、白内障の手術をしてもどこまで視力が出るか定かではないと主治医に説明された上で臨みました。

(目標は矯正視力で0.8くらい。勿論、遠近共に眼鏡の生活は続く。でも、二重にダブって見える苦痛から逃れられたら、それで御の字だ❗️)

この目標と希望は叶えられたのです。右目の矯正視力は0.9ですから。(^O^)

それだったら当時、矯正視力0.4の左目も続けてやってしまえば良かったのだけど、まだ白内障自体は症状が軽かったのです。

取り敢えず片目で様子みて…なんて考えていました。

 

しかし、2年も経たないうちに左目は矯正視力で0.2になり、左右の視力差は0.7になりました。ダブりと白濁の症状も出てきました。

そこまで差がありますと、駅の階段の段差がしっかり見えなかったりするんですね。テレビを見てもイマイチくっきり見えない。絵を書いても線をなぞるのが難しい。常に頭が重い…。タブレットは字を拡大できるからなんとかなるけど、本は読みたくない。

これではもうダメです。

 

それで、今年は左目の白内障の手術をしよう❗️

左右の眼の状態を同じにしたい‼️

私は正月あたりから考え、主治医にもその旨伝えていました。

ところが、あれよれよとコロナ禍となり、義母クレバァの闘病と看取りがありました。

それも落ち着いたので、8月末の受診日に手術の予約を入れたら、

「9月7日と14日とどちらがいいですか?」

と看護師さんに言われました。

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「そんなに直ぐなんですか⁉️」

「あいてます。」

 

私の通っている眼科は歴史もあり、設備も整った大規模な病院なのです。

とにかく患者が多い❗️通常、手術の予約は2か月後でないと取れないのですが…。

どうも、今年は手術を見合わせる、もしくは急がない患者さんが多いようです。

急に来週手術と言われても忙しない。だから遅い方にしました。

 

実際、当日の朝に眼科へ行くと、手術予定で直前検査を受けている患者さんは2年前と比べて半分くらいだったかしら…。(^◇^;)

 

 私の主治医は必ず1泊入院する様にと仰います。日帰り手術の方もいるようですが、特に女性は家に帰ると動いてしまうからでしょう。

お陰様でお安い多床病室でのんびりゆったり1日過ごすこともできました。

 

感染症予防対策はしっかり取られていたから、ほとんど心配もなかったです。

 2年前より落ち着いて受けられたので、もしかしてこの時期に手術して良かったのかも⁉️

 

 見えるんです‼️

 白内障の手術は簡単だ、手術とも言えない。」

そんな話も聞きますが、実際受ける身になってみると、かなり緊張します。

 誰だって不安ですよ。

 

眼球にメスを入れ、水晶体の納まっている嚢の前側(前嚢)を切り取り、水晶体を超音波で砕き、吸引して取り出します。そして失われた水晶体の代わりに人口の水晶体(人口レンズ)を入れるのですから、ちょっと心配ですよね。

 

稀にですが、水晶体が納まっている嚢(ふくろ)自体や嚢を支える部分が弱っていて、人口の水晶体が入らない場合もあると説明を受けました。その場合は補強の施術が可能ならレンズが入りますが、そうでなければ水晶体(レンズ)のない眼になってしまいます。

 

いざ手術となれば、眼の状態は個人差がありますし、絶対に成功するとは言い切れません。

施術する医師は患者の希望を聞きながら最善のレンズを選んでくれるのでしょう。

しかし、術後の見え方も患者一人一人で感じ方が違います。必ずしも想像通りでなかったり、期待より見えないでガッカリする場合もあると思います。

 

現に今回、私と同じ日に手術を受けた人は、春に別の眼科で片眼だけ白内障の手術を受けたのですが、思うようにならなかったそうです。

「前の病院では『眼鏡を掛けないで済むように、最低でも裸眼で1.0にして下さい』って言ったのに、0.6しか視力が出なかったんです。」

 だから今回は前病院の紹介状を持って転院した。そして、まだやっていなかった方の眼を手術したそうです。これは希望通りになったらしい。

今後、様子を見て、両眼での視力が物足りなかったら、春に受けた方の眼も再手術をすると言ってらっしゃいました。再手術というのも不安ですね…。

 

 眼はデリケートです。感じ方や見え方によって、精神的にも身体的にも影響がでかねません。この方も納得のいく状態になると良いなぁ。

心からそう思いました。

 

あ、私ですか。

私の目標は達成できそうです。手術の翌朝に眼帯を取ったところ、左目は右目と同じコンディションでした。

今まで使っていた近視用、老眼用の眼鏡で左右が同じように見え、両眼で良い感じです。

視力が安定したら、遠近両用の眼鏡も新しく作ろうかな?なんて画策中です。

 

 暫くは目薬も続きますし、なんとなく目が疲れやすいので、スマホタブレットも自重しながら使っていきたいと思います。

 

手術については2年前とほぼ同じです。

ただ、今回、手術準備に呼ばれてから全て終了するまでにかかった時間は15分。手術時間は10分もなかったのではないかしら?

先生…2年前でどんだけ熟練してしまったのか⁉️

(↓)2年前の記録です。

harienikki.hatenablog.com

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。