(2021年11月28日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年9ヶ月)
*懸案事項クリア
先週、11月3日文化の日に、おママの特別養護老人ホームに面会に行きました。
今回はジジも一緒でした。(^O^)
今年の夏は酷暑でしたから(毎回このフレーズを記事に書いているような気がする)
私も体力消耗気味で、ジジを面会に連れていくのもキツかった。
オネコさんは息子夫婦と娘夫婦にそれぞれ孫が生まれたので、てんやわんやで落ち着きませんでした。
それが一段落した9月、今度は施設のスタッフにコロナ陽性者が出て、入れていた面会予約は施設側が念の為キャンセル。
10月はとりあえず予防接種券を届けに、私達娘だけで面会をしました。
ジジからは再三、言われておりました。
「フキコさんはどうしているの?」
「あまり面会しないと、忘れられちゃうよ。
『あなた誰?』と言われたらどうするんだ。」
いえいえ、ジジったら、何をおっしゃいますことやら…。
既に私ら全員、
とっくに、おママさんには忘れられているってば❗️
(^◇^;)
でも、考えてみれば、ジジは6月以来おママの顔を見ていないのです。
その心情を慮れば、確かに心配ですよね。
ジジと一緒だと車椅子を使うし、往復タクシーを手配しなきゃならないし、もし雨が降ったらと思うと、身軽にささっと行かれるわけではないから、何かと大変なのです。
だから、ジジ、ごめん…。
10月の末から天気予報を睨みつつ、文化の日に予約をとりました。
お天気にも恵まれて、本当に良かった❗️
順調にタクシーを手配して、3人で特養へ行くことができました。
*ホッとしたようです
おママはさそり座の女です。
丁度お誕生日の時期なので、去年の今頃は家族揃ってケーキを食べていました。
現在、まだコロナの影響もあり、面会時の食べ物の差し入れは厳禁です。面会室での飲食も禁止されています。
予約時間より前に到着したので、少し面会室で待ちました。
去年までの誕生日を思い出していると、胸が痛かったです。
待ち時間の理由は、おママさんは面会時間の前におトイレを済ましていたらしい。
でも、待った甲斐がありました。(๑˃̵ᴗ˂̵)
おママの朗らかな笑顔を見たら、ジジも嬉しそうでした。
今回も、担当のスタッフさんも同席してもらいました。
これまで面会室では、入所者と家族は卓上アクリル板パーテーションに隔たれていました。それを今回、スタッフさんが退けて、ジジとおママが握手出来るようにして下さいました。
仕切りを設けないで,直接話せる、そして触れ合える。
これはとても嬉しかったです。
おママの特養は慎重派だったので、今までから考えると、かなり進展だと思います。
先月は「おママ劇場」というくらいに、おママは一人で喋り倒していましたが、今回はさほど話はしませんでした。終始ニコニコしているので機嫌は良かったです。
面会中、おママはお腹の辺りをゴソゴソして少々気になるようでした。それで、スタッフさんが見てみると、おママは洗濯場に置いてある洗濯ネットをズボンのウエストゴムに挟んでいました。
「フキコさんは,いつからこんな…。」
一同大笑いでした。洗濯場を通りかかった時に気になってお腹に仕舞い込んだのでしょう。
今回、青い地に黒と赤の花模様の入った厚手のブラウスを持参しました。家に居た頃、おママが好んでカーディガン代わりに羽織っていた物です。
おママはそれを見ると、自分で着始めました。そして、小さなボタンを全部自分で留めたのです。
施設ではあまりボタンのない服を着ているのですが、まだおママの手先の器用さは健在でした。感慨深いです。(^O^)
(↓)一番下のボタンを留め終えた時の写真です。
今回は面会時に卓上アクリル板パーテーションを退けてくれたので、私はある可能性を感じてスタッフさんに相談してみました。
面会時に、おママと折り紙やシール張りをしてみたいと。
すると大丈夫でしょうとの事でした。嬉しや❗️(๑˃̵ᴗ˂̵)
次回はもう12月です。
コロナの感染状況によって、ダメだということになるかもしれません。
あまり期待しない方がいいかも知れない。
でも、クリスマスの綺麗なシールとハガキを持参したいと思います。
*本日アップの貼り絵
2021年11月28日の作品です。
とても華やかな貼り絵ですが、私は何故これを今まで載せていなかったのか不思議です。
「お題パック」を使って,おママが一人で取り組んだので、制作途中の写真がなかったからでしょう。
(↓)2日前の2021年11月26日に、おママはこちらの貼り絵をしました。
この時の残りを活用して、私が用意したのはこの「お題パック」でした。(↓)
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
2019の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
この「お題パック」は綺麗な紙を組み合わせた、チャーコの自信作です。
使用した紙は、おママが何枚か作品に利用したものばかり。
出来る範囲で作例も引用してみました。
「お題パック」の写真右下にある茶系の正方形は「本高砂屋」さんの包装紙です。これだけ元の写真データがなく残念です。
(↓)おママがよく読んでいた『銀座百点』から。
(↓)華やかな包装紙。
(↓)The New York Times スタイルマガジン
『T JAPAN』より。
(↓)小津和紙で購入した寄木細工模様(緑)の友禅紙。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。