(2021年5月21日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年3ヶ月)
*親父の時と同じ
今年の5月は涼しかったり、真夏日の気温になったり、陽気が定まりません。
ジジでなくとも、何を着たらいいのか、何をかけて寝たらいいのか、悩みどころです。
これは今月初めゴールデンウィーク(5月1日)の事でした。
ジジは昼ごはんを完食してウトウトしていたら、ダウンを着ていたのに急に寒くなったそうです。汗が冷えたんじゃないかしら?
私が昼食の後片付けをした後に様子を見ると、ベッドで横になっているではありませんか。よほど具合が悪いのかと、私も不安になりました。
「どうしたの?」
「親父の時もそうだったが(私の祖父が末期癌で病院で亡くなった時)死ぬ時は体温が急激に下がるんだ。
体温を測って、チャーコさんが持ってきたアレ(パルスオキシメーター)で測ってよ。」
蚊の鳴くような、今にも死にそうな声を出していました。
測ってあげたら体温は36.3。血中酸素濃度98。
「ま、正常ですね。」
「そ,そうか…それなら良かった。」
ジジよ。なにガッカリしているんですか❗️(^◇^;)
その後30分ほどイビキをかいて眠って、起きたらしっかりオヤツを食べていました。
そして、また…。
「さっきは親父の時と同じようだったから、
死ぬかと思った。」
まだ言うか❗️
私もちょっとカチンときたので言ってやりましたわ。
「お祖父ちゃんは1ヶ月以上入院して、ずっと普通に食事は取れない状況で迎えた最後だよね。お父さんは昼ごはんも完食しているし
(私は「おやつも平らげたよね…」との言葉は言わずに飲み込んだ)
居眠りして少し冷えただけだよね。
お祖父ちゃんが亡くなった時とは根本的に違うよね❗️」
ジジ、暫く黙っていました。
そして、夕食は勿論、ペロリと完食していましたわよ。(^◇^;)
(↓)これは夕食の一例です。
ジジは95歳。
もしかしたら、ふとしたはずみに、漠然とした死への恐怖を感じるのかも知れません。
だから40年以上も前の、自分の父親の最後の時が思い起こされるのでしょうか。
私もあまりキツく言い返さないで、
そんな不安を穏やかに受け止められるようになりたいです。(^O^)←努力目標です。
余談ですが…、祖父(ジジの親父)は美男子というわけではありませんが、
孫娘は皆んな「おじいちゃん大好き❗️」でした。(๑˃̵ᴗ˂̵)
*本日アップの貼り絵
2021年5月21日の作品です。
2022年の5月頃の作品は殆どブログにアップしたので、その前年からご紹介する事が多くなると思います。
この作品を仕上げた後に、おママはこんな貼り絵もしていました。
(↓)昼食前におママはビニール袋(処方箋のお薬が入っていたチャック付き袋)から紙を出して物色中。
しかし、これから食事時なので、チャーコは問答無用で片付けました。(^O^)
昼食後…。
(↓)先ほどおママが興味を持っていた袋を、再度渡してみました。
早速,作業が始まりました。
(↓)四隅が決定したようです。おママは中央に型絵染文様の友禅紙を配置したい。
(↓)気が変わって、昔自分が染めたマーブルペーパーを手にしました。
<おママの貼り絵制作動画>
2021年5月21日 14:09〜(5分20秒)
少し長めの動画ですが、なかなか興味深い動画なので、撮影したままアップしました。
動画の冒頭、おママは昔自分で染めたマーブルペーパーを切って画面に載せてみます。
しかし、ちょっとイメージが固まらなかったのか、もう少し大きい長方形のの紙に取り替えてみました。そして、その上に更に民芸調の友禅紙を載せてみました。
マ「これで…ちょうど…こう」
しましょうか。
(1分20秒頃)
おママは糊付けをしようとします。しかし糊が視界に入らずになかなか手にできません。2年前の時点で、おママの緑内障による視野欠損は始まっていたのだと思います。
(1分20秒頃)
おママは糊付けする直前に、紫系の長方形を斜めに配置しようと思いつき、これで一気に画面の雰囲気が変わりました。
そしてはみ出した部分を丁寧に裏へ折り返して糊付けしました。
(3分25秒頃)
大きな長方形を貼り終わったら、おママは達成感が得られたのでしょう。その上に貼る予定だった友禅紙のことはすっかりお忘れでした。(^。^)それでチャーコが声かけしていました。
チ「それで,どうするんだっけ?」
おママは当初貼る計画だった友禅紙を手にして画面に載せてみました。
マ「そんなこと…しないわよ。」
チ「(笑)するって言ってたけど,お忘れになって…。」
おママはそんな気もしてきたのでしょう。ささっと貼り付けて完成しました。
(↓)チャーコの友人から頂いた舶来の包装紙です。
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。