(2017年6月28日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年4ヶ月
かなり以前にクラフトパンチで桜の花弁を型抜きした後の、残りを再利用しています。)
*母娘の戦い(笑)
「そんなの、いいのよ、私がやるわよ〜。」
「はいはい。私がやりかけていますから、大丈夫ですよ。」
よくおママと私が台所で交わす会話です。
いえ、「交わす会話」なんてものではなく、どちらかと言うと静かな攻防戦です。
おママ➡️台所は長らく私のテリトリーでしたから、私がやります!
チャーコ➡️熱い作業などは危なくて、おママには御遠慮いただきたい!
お互いの思いは上の様な感じですね。⬆️
先週の金曜日も一戦交えました。
昼食の献立は魚の粕漬と蒸しキャベツ、ブロッコリー、冷麦です。
(バランスは取れていそう。✌️)
でもこの中でおママには出来そうな事はあるかしら?
魚は焦がしやすいし、洗い物も大変。
冷麦を茹でるのは一見簡単ですが、大きな鍋に湯を沸かして麺を入れるのです。
噴きこぼれやすく、茹で上がった麺をザルに上げるのも、
それでも、私が台所で作業していると、
「そんなの、いいのよ、私がやるわよ〜」
そう言って、おママは狭い台所に割り込んできます。
「熱いから私がやります。」
するとおママは不機嫌になり、
「私はこうゆう事は何十年もやってきたのよ!」
と、まるで私がおママの仕事を奪ったかの如く不機嫌になりました。
*おママに仕事を
おママに頼めるのは熱くない作業です。
そこで私は考えました。
「お母さん、キャベツを刻んで洗ってください。」
「ブロッコリーの小房を切り出して洗ってくださいな。」
するとおママは嬉々として俎と包丁を取り出しました。
その包丁さばきは堂に入ったものです。まだ出来る…。
その後は、麺つゆをガラスカップに用意してもらいました。
2倍希釈の市販の麺つゆですから、水で薄めるのには少々難儀したようです。
それでも、おママには「やったんだ」 という充実感のある顔をしていました。
たとえアルツハイマー型認知症であっても、おママは出来る事はやりたい性分です。
しかし問題は、おママが出来ると思っている事と、本当に出来る事は違う点です。
その見極めはこちらがしなければなりません。それが難しい。
おママと2人で台所に立つと結構、神経使ってしまいます。
本当は、全部私がやった方が楽なんですが…。(笑)
過去にもこんな攻防がありました。⬇️(笑)
おママの貼り絵を見てくださり、有難うございます。