アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

おママの目線

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 (2017年10月6日  アルツハイマー認知症の診断から約10年8ヶ月)

 

ジジのつぶやき

今日私が実家に行くと、パソコンでネットを見ていたジジは開口一番、こう言いました。

「このところ、色々分かって考え方を変えたんだよ。そうしたら、おママにとっても良いみたいだ。貼り絵も結構やっているよ。」

なるほど〜。

今までも頑張っていると思いますが…。 

「自分のやり方ではなく、おママの視線を尊重していくんだ。」

「ほぅ、例えば?」

 

例えば

おママが何かを片付けようとしている時、「これはどこにしまうの?」と聞かれたら、

「冷蔵庫の上に載せておいて」

「食器棚に片付けて」

と言うだけでなく、具体的に共に片付ける場所に行き、指し示して上げるということです。

 

確かに、ジジにとっては冷蔵庫も食器棚も自明の事柄ですが、今のおママは「冷蔵庫」「食器棚」と言われても、それが何を意味しているのか分かりません。

 

自分には分かる事が、おママには分からない。それを自覚しておママに接していくという事。それがジジの言わんとするところでした。

 

おママがアルツハイマー認知症の診断を受けてから10年。

おママの症状が進んでいく現実を前に、今もジジは悩み考える日々を送っています。

 

⬇️本日の貼り絵と同じ韓紙の作品です。

harienikki.hatenablog.com

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。