アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

姉妹の姿

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(2019年8月5日  アルツハイマー認知症の診断から約12年6ヶ月)

 

猛烈な勢力で上陸した台風19号。

実家も我が家も無事にやり過ごすことができました。

しかし、広範囲に多くの方々が甚大な被害を受けていらっしゃいます。

我が家もそうであった可能性もありました。

亡くなられた方々の御冥福を御祈りいたします。

被災された方々にお見舞いを申し上げます。

1日も早くライフラインが回復しますように…。

 

その見つめる先に

お散歩がてら、おママと駅前のスーパーや郵便局に行くのは結構楽しいものです。

おママは目に映る様々な物に興味を示すのですが、指を指しても言葉にするのは難しいようです。

「あ、あれ、ああしているわね。」

一緒に歩いていれば、大体おママが何を見て何を言わんとしているのかが解ります。

「お花が咲いていて、白くてキレイね」

とか、こちらが補えばいいのです。

普段おママは通りに面した他所のお宅の塀から顔を出している植物に注目します。

そして、お母さんと一緒に歩いているお子さん達の姿を見るのも好きです。

 

丁度あのくらいの姉妹だったね

これは8月のことでした。

学校は夏休み中でしたから、毎日商店街も駅前もお子さん達の姿が多かった…。

 

豆腐屋さんの前で、小学生の女の子がまだ小さな妹を連れています。お母さんは買い物中かしら。スタスタ行ってしまおうとする姉の後を、妹がピーピー言いながら追いかけてジャレつこうとしていました。

「待ってよー。待ってったらーー!」

その声におママは足を止めて、笑顔で見つめていました。

「あの子達は何ていうのかしら?あれよね。」

「お姉さんと妹。姉妹ね。」

 「そうね。」

その姉妹がジャレあいながら去っていくのを、おママはしばらく見送っていました。

 

私にはおママの脳裏に浮かんだ光景は解りません。

でも、あのお子さん達は丁度オネコと私くらいの年齢差だったように思います。

(もしかしたら、オネコと私があんな年頃だった時のイメージを浮かべていたのかしら?)

 

それで、私はおママに言ってみました。

 

「昔、お母さんも女の子を2人産んだのよ。丁度あのくらいの年齢差の姉妹だったのよ。」

 

しかし、おママはピンと来ないようで、私の言葉をスルーしながら又歩き始めました。

 

嗚呼…、やっぱり女の子を2人産んで育てた認識はないのね…。(^O^)

ま、そんなもんよね…。

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⬆︎小学生の頃のオネコは水色が好きでした。何であんなに水色が好きだったのか?私には分かりませんでした。清涼感が有って心地良いと感じていたからかしら?(^O^)

 

 本日アップの貼り絵

おママは同じ2019年8月5日に⬇︎こちらの貼り絵も制作しました。

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 ちょっと趣が違いますね。

一番上にアップした貼り絵とこの貼り絵は、共にテッシュボックス(エルモア)を使っています。

⬇︎の写真をご覧いただくと、ピンク、緑、黄色のアーチ型がどこから切り取られたか、写っていますね。

 

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⬇︎2枚とも一緒に製作されました。

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 ⬇︎以前にもおママが気に入って使っていた広告チラシです。

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。