(2017年3月6日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年1ヶ月)
「ほぅ〜。」
これでしたか❗️
貼り絵の材料は身の回りの何処に転がっているか分かりません。(笑)
要するに、おママの心の琴線に触れたら、何でも活かされるのです。
昨日の記事でもそうでしたが、
おママの貼り絵に使われた紙が何であったか?突然分かったりすると、ちょっとした感動を覚えます。
共済保険から届いた封書の中に、新規申込書と返信封筒が入っていました。定期的に郵送されてくるのです。
おママはその中身にふと眼を止めて、
「ここだけ欲しいわ」
と指差しながら言いました。
下の写真、返信用封筒の宛名の下に細かい模様があります。それです。
(あっ!これは今までも見てるぞ)
私は息を呑みました。
返信用封筒を開くと中は全面模様で埋め尽くされていました。
こんな感じ…。「KYOSAI」の小さな字が規則的に見られます。
「貰っていいの?」
「どうぞ、どうぞ。」
おママは返信用封筒を手に作業机に行きましたが、何か思案中です。
新しい制作に入るかと思いきや、
暫くファイルを開いて見入っているではありませんか。
「あらっ?」とか「これっ!」とかブツブツ…。
そして、ファイルを持って、食卓まで見せに来てくれました。
「ねぇ、やっぱりこれはコレよね〜。ほら、ここにもあれしてるわよね〜。」
意訳をすれば…。
(ねぇ、やっぱりこの紙はこれと同じよね。ほら、この貼り絵にも使っているわよね〜。)
「本当だね❗️結構、使ってたね。」
以前アップした貼り絵にも登場していました。
青系のパーツによく使われていましたね。⬇️
写真を拡大していただくと「KYOSAI」の小さな文字が模様の中に埋もれています。
私は思いました。
返信用封筒を手にした時、その色や模様や紙質から、
(以前手にしたかも知れない)
と漠然とした記憶が呼び覚まされたのかも知れません。
そしてファイルのページを繰りながら、同じ模様を探し出して見つけた…。
おママは昔から文様や色彩、幾何学模様が好きです。
もしかして?
それらに接すると海馬か猛烈に反応するのかしら?
おママの貼り絵を見て下さり有難うございます。m(_ _)m