(2019年3月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年1ヶ月)
*もう1つの…。
今年のゴールデンウィークはジジとおママにとって、楽しい出来事が2つありました。その1つは⬇︎こちらです。
ひ孫のモモちゃんとの写真同好会。
そして、もう1つのが今日の主題です。
*2組の夫婦を囲んで
令和元年5月1日。
まさに改元のその日。
ジジとおママは久美子叔母夫婦と共に、結婚60周年のお祝いの席についておりました。2組の夫婦の子供と孫で参加可能だった人達に囲まれて、総勢14名の幸せな会食会でした。
遡ること1ヶ月半。3月の中旬に私のスマホに従妹から電話がありました。
「母(久美子叔母)が突然言い出したんだけど、ウチの両親と伯父ちゃん(ジジ)とこは同じ年に結婚したんだって。それで60周年になるので、一席設けて欲しいって言うのよ。4人が皆いまだに元気だから、是非揃ってお祝いしたいと…。」
ジジと久美子叔母は仲のいい兄妹です。昨年の晩秋に叔母さんは心臓の手術をしました。回復して本当に良かったと思います。その頃はジジも随分心配していましたから、とても喜んでいます。
久美子叔母とおママは女学校(途中から学制が変わり新制高校)時代の友人で12歳からの長いお付き合いです。
勿論、オネコも私も異論はありません。
「へぇ〜、60周年?そうなんだ。知らなかった。」
ジジはすっかり忘れていたようです。(^O^)
場所は歩くのが大変なジジとアルツハイマー型認知症のおママを気遣って下さり、
叔父さん、久美子叔母さん、従姉妹たちとその家族が実家の近くのお店まで来てくれました。
お料理を食べながら、久美子叔母さんとジジ、そして叔父さんはとても良い笑顔でお喋りしていました。
おママはもしかしたら、ジジ以外は知らない人に囲まれていたのかも知れません。し何の会食かも全く分かっていないと思います。でも、和やかな雰囲気に安心した表情を見せていました。叔母さんとは少女時代からの仲だから、おぼろげに誰だか分かっていたら良いなぁ…。
でも、おママがこうして今も親戚の集まりに同席できるのは幸せなことですね。
オネコと私も従姉妹達と積もる話に花を咲かせました。(^O^)
叔父叔母や従姉妹達にとても感謝した今年のゴールデンウィークです。
*昭和34年(1959年)5月
結婚60周年のお祝いの席をイラストにしようかと思ったのですが、久しぶりに古いアルバムを開いて、ジジとおママの結婚式の写真を見たら、描きたくなってしまいました。(^◇^;)
2人が並んで立っている写真です。
それはモノクロームで、しかも色褪せてセピア色を通り越し、既に消えかかっています。でも、ちょっと照れたようなジジの隣で、微笑んでいるおママの姿が見えます。2人とも若かったなぁ。
今の年齢から60を引けばいいので、当時ジジは31歳、おママは25歳です。
この時、60年後の今を想像なんて出来なかったよね…。
でも、手を携えてここまで共に歩き、今も頑張っている…。
結婚60周年おめでとう❣️
朦朧としてしまった写真はそれはそれで趣があるから、イラストもその色合いで描こうかとも思いました。
でも、昭和34年5月のジジとおママを表現したくなりました。
色は私が想像で着けました。やはり、昭和っぽい新郎新婦ですね。
ジジとおママは結婚式を済ませたら、直ぐに転勤先の小樽で新婚生活を始めました。
「冬は雪が多くてね。あの当時はまだ駅から馬橇だったんだよ。」
ジジは笑いながら言っていました。
ふと、馬橇(馬そり)に揺られているジジとおママを想像すると、
なんだか楽しそうな様子が目に浮かびました。
*本日アップの貼り絵
よく登場するティッシュボックスが使われています。一番奥のグリーンです。
台紙に使っているハガキの表面が少し荒れているのは、貼り直した跡だと思います。おママは元々器用なのですが、流石に最近は1度で思ったように貼れず、直しことも多くなってきました。
この貼り絵はを見ていると、私にはお城かな?なんて思ったりして…。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。