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アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

あたり前田の❗️

   最近、おママの記憶についてあれこれ考えていますが、

私もかなり怪しいものです。(笑)

今日はおママの話ではないのですが…。

 

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                 (2017年 2月18日 診断から約10年)   

 

    朝、娘との会話の中で、私が「当たり前」と言うところを、

「当たり前だの」
と発すれば、娘はすかさず、
「クラッカー‼️」
と受けました。
これを言うのも久しぶり。古いギャグですね〜。(笑)

 

   えっ⁉️
歳は幾つなんだとお聞きになりました?
私、50をちょいと出たばかり。
アズキは大学生ですわ。

   このギャグは昭和37年〜43年までTBS系列で放送されたコメディ番組
てなもんや三度笠』から生まれたそうです。

スポンサーの前田製菓の商品名とかけて、藤田まこと
「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」
と言ったのが大流行したとか…。
私も後で聞いた話ですから、タイムリーには知りません。

 

   死語と言われても、なんとなく耳にに残っている不思議なギャグです。
それでも、私は前田製菓のクラッカーを食べた事がない。

「買った事も食べた事もないわー。」

と何気に言ったら、アズキが目を剥いて反論してきました。

「何言ってるのよ。私は何度も食べてるわよ。

プレーンのクラッカーで青っぽい箱に入っているやつ。
『あたり前田の』って書いてあったから、この言葉を知ってんのよ。」

「お友達の家で食べんでしょ?」
「ウチですー。お母さんが買ってきたんだよ!」

 

 私…、記憶にない。覚えがない。

今はなきヤマザキナビスコのPREMIUMクラッカーなら頻繁に買いましたが…。
懐疑的な母にアズキは憤り、
「何度もウチで食べたよ。冗談じゃないわよ。私が嘘をついてると言うの!」
おー、怖っ。
アズキはキリキリしてます。

   私がスマホ前田製菓のHPを開いてみれば、彼女はすぐに該当商品を見つけてしまいました。
「これよ。この箱よ。」
確かに『当たり前だの』と小さく書いてある。
写真を見ても、全く身に覚えがなく、私は困惑してしまいました。


「記憶にない…。子育てが大変だった頃って、細かい事はよく覚えてないし。」
言い訳に終始する私にアズキはトドメを刺しました。
「何回か食べたのは、私が小学生くらいの時だよ。お母さん、頭ヤバイよ〜。」

 

  それでも、思い出せない⁉︎
どうしてなんだろう。

私の頭にぽっかりと記憶の空洞がある。
なぜ?
その記憶の空洞に引きずり込まれるような不安感に襲われてしまいます。

 

  おママ…。
おママはよく言いますね。
「私、どうしちゃったのかしら…?」

もしかしたら、おママもこんな風に感じているのかしら?