(2021年3月1日アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
(2021年3月1日アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
*器用だとは思います(^◇^;)
一般に、認知症が進んでくると、
食品と食べられない物の区別がつかなくなると言われます。
幸いな事に、おママはまだ食べられない物を実際に口に入れたことはありません。
慎重派なのでしょうか?(^O^)
警戒して食べない傾向があります。しかも、少しでも硬い物は食品であっても口から出して残してしまいます。(°_°)
3月1日(月曜日)の夕方、
私達は昼間スーパーで買ってきた袋入りのゼリー菓子を食べていました。
それは干し柿の味のゼリーで、一粒づつオブラートで包まれて個別包装になっています。
「あら、美味しい❗️買って大正解だったわね。」
なんて言いながらおママの手元を見ると、
おママはオブラートを包装材だと思って丹念に剥いているではないか⁉️
「剥かないで、そのまま食べられるわよ。」
「え……?」
「オブラートだから、食べられるのよ。体の中で溶けるから。」
私が何を言っても、おママは我関せず。それより私の言葉はほとんど理解できていないのかもしれません。
1分もかからずオブラートをゼリーから剥がして、ゼリーは口の中へ。そしてオブラートは畳んでゴミ箱へ。(^O^)
(↑)こちらの会社の商品です。
いやはや…。おママは本当に器用ですわ。
ただ、食品を食べられないと考えてくれる分には、まだ安心です。危険はありません。
その逆になると、問題ですね。
実際、糊を牛乳に入れようとしたり、ケッチャップを糊と間違えて貼り絵をしているのですから。
(今後も注意深く見守りを続けなないとね…。)
*オブラートと言えば❗️
そんなこんなで私の脳裏に蘇ってきたのは、円形のオブラートです。
まだ私が子供の頃、近所の内科では、お薬は薬包紙に包まれた粉薬で処方されていました。院内で薬剤師の免許を持つ先生の奥さんが、一包一包、丁寧に包んでいたのです。
昭和40年代後半から50年代前半のことでした。
薬袋を開けてみると、
白い薬包が寸分違わぬ同じ大きさと形に折られているのです。
私は子供心に美しいと感じました。
薬を飲んだ後、もう一度折り目に沿って折り直す。
これは風邪を引いた時の唯一の楽しみでした。
でもね。粉薬は飲みにくいのです。昔の薬は今より苦かった。
小学生になっても、私はとても粉薬を飲むのが下手だったのです。それで、おママは薬局で円形のオブラートを買ってきました。
しかし、これがまた、上手く包めないのです。
包めたとしても、口に入れた途端オブラートが裏顎に張り付いてしまいました。
むせるは、粉薬を吹くは…、より一層悲惨な状況となり、オブラート作戦は取り止めとなりました。(T_T)
おママも私もオブラートには、こんな苦い思い出がありました。
しかし、おママは覚えていないだろうなぁ。
因みに私がアズキの子育てをしていた時は、
大匙に粉薬を出し、ぬるま湯を足して湿らせて、小さなアズキが泣こうが叫ぼうが、
一気にその口に流し込んであげましたわ。(^O^)v
今は、お子さん用に粉薬を飲み易くするためのゼリーが販売されています。
パウチ状のゼリーをスプーンや容器に出して、粉薬と混ぜ合わせるのでしょう。
むせる心配がないだけでもストレスフリーですね。(^O^)
*薬包の折り方
昔の薬包って、どんな風だったかなぁ。
私の掠れた記憶をネットの情報で補完して、やってみました。(↓)
現在、粉薬は一包づつ袋入りになったので、ついぞ見かけなくなった薬包。
今折ってみると、よく考えられています。
粉が漏れない形状です。しかも、幾包かをまとめられるから、薬包は袋の中でバラバラになりません。
昔の人の知恵と手仕事の温かさを思い起こしながら折りました。
「お薬飲んだら、直ぐに布団に戻りなさいよ。風邪治らないわよ。」
*本日アップの貼り絵
このオブラート事件と同じ日に制作された作品です。(^O^)
正確に言えば事件の直前でした。
(↓)今回は「お題」というわけではなく、たくさんある千代紙の中から、おママが興味を持った物を中心にしようと思いました。
<制作動画>
2021年3月1日 16:09〜
綺麗な紙を見ると、おママの気分は上がりますが、どれを使うかという事になると、なかなか決められません。それでも、おママなりの紙へのこだわりや思いをかたろうとしています。(^O^)
青系の千代紙は「男」だそうです。
おママの記憶の中に「青系は男性の色、赤系は女性の色」というような固定概念が生きているのが不思議だし、興味深いことだと思いました。
(↓)これらの千代紙を使うそうです。
(↓)なんだかとても楽しそうです。
(↓)デザインは少しづつ変化しています。(^O^)
千代紙はこちらで購入しました。(↓)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。