(2021年10月24〜28日頃 アルツハイマー型認知症の診断から約14年8ヶ月)
*本日アップの貼り絵
10月のおママはとても元気でした。貼り絵にも旺盛に取り組んでいました。
この作品は「お題パック」も使わず、おママが一人の時に自ら紙を選んで制作した、
おママの完全オリジナル作品です。
この作品を見た時,私は本当に嬉しかったです。
桃色の三角形は10月8日におママが自分で切った紙片です。
メインピースは思い出の千代紙です。2017年5月の末におママ、オネコと3人で小津和紙に行った時に購入しました。おママが自分で欲しいと言った千代紙です。
もう小さな紙片しかありません。過去に大活躍してくれました。
(↓)関連作品です。この時の残りを活用したのだと思います。
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。
*今年も続けました
ここからは私の振り返りです。(^O^)
おママの貼り絵を紹介するブログなのですが、ちゃっかり便乗して私も時折イラストを描いては載せています。
2019年3月末からですから、かれこれ3年近くなります。
「私には絵が描けない」
ずっと、そんなコンプレックスがあったのに、年齢とともに面の皮が厚くなりました。
「描きたければ、下手でも描いて良いんじゃないか?」
そんな事を考えて見切り発車的に始めました。
こんな絵を描きたいなと思っても、画力や表現が未熟で思うに任せない。少しは描きたいテーマが描けたかなと思っても、見返せば悪いところばかりが目につきます。
それでも描いたものは全部掲載してきました。お目汚しだったイラストも多かったかも知れません。
今年は描きながら考えることが多かったです。
子供の頃の事、おママが若かった時の事、母と娘の今までの関係、そしてジジがとても真摯に懸命に生きてきた事などなど。イラストを描きながら、自分の育ってきた家庭や家族とのこれまでが胸を去来しました。
そんな事を思いながらイラストを描く時間が、今年の私にはとても大切に思えました。試行錯誤しながら、ゆっくりとタッチペンを進める。とても充実していました。
そんなこんなで、今年は一昨年や去年よりイラストにかなり時間をかけてしまいました。
来年、ジジやおママの状況にもよりますが、引き続きイラストも続けていこうと思います。
そして、今回は私が描けて良かったと思ったり印象に残るイラストを振り返ってみようと思います。
*ジジ特集
今年のジジはいろんな扮装に挑戦しました。(厳密にいうと挑戦したのは私チャーコですが…)描いていてとても楽しかったです。
(↓)こちらは中東の蛇遣いに扮したジジです。おママは楽しそうに踊っているし、私はピンクのコブラになりました。親に噛み付く猛毒娘ですが、最近は親に吃驚させられっぱなしです。(^◇^;)
*現在のおママ
おママの症状が進むにつれて、私の心も暗くなりがちでした。でも、ちょっと笑みを浮かべられるような絵に変換させると、気持ちに余裕が生まれました。
(↓)この時は自分をクレオパトラにでもしないと、割り切れませんでした。(^◇^;)
*姉妹
同じ親から産まれても、姉妹で随分違います。子供の頃、姉のオネコは美人で学業優秀。妹のチャーコはチンケなメガネ猿。こう書くとかなり仲が悪そうですが、ずっと仲はいいと思います。子供の頃の姉妹を描くのはとても楽しいです。
*母娘の姿
(↓)実際に小学生の時にガマの油売りを真似てペーパーナイフで紙を切った事はありましたが、浴衣は着ていませんでした。少し空想を交えて描きました。子供の頃はおママに振り向いてもらいたかった。そんなチャーコの姿です。
*正方形の画面に
簡略化した形や線で表現したいと思っているのですが、今年もついつい描き込んでしまいました。抽象化、デザイン化って本当に難しいです。
(↓)自分としては画面をうまく分割できたかな?と思っております。
(↓)昭和の主婦の姿を描きたかったのです。
災害がありませんように。祈りを込めて…。
私の拙いイラストを見て下さり,ありがとうございます。m(_ _)m