(2021年4月16日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年2ヶ月)
(2021年4月16日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年2ヶ月)
先月はおママの行動で気になる事が幾つかありました。
これが、今後の認知症の症状やおママの問題行動に繋がるかは分かりませんが、
自分のためにもブログに記録しておこうと思います。
(↓)これもその一つでした。
*これは5月7日金曜日のこと
夕方、そろそろ夕食の準備をしようかと思っている矢先に、私はおママがトイレに入っていくのを目の端で捉えていました。
(お小水の方かな?)
しかし、なかなか出てきません。
(お小水にしては、いつもより長いな?)
そう思ってトイレの前まで行くと、中でおママが
「これどうするのかしら?」
とかぶつぶつ言っているではありませんか。
私は扉の上の擦りガラスの小窓から様子を伺ってみました。すると、おママは立ち上がっているので、もう、紙パンツやズボンは履いているようです。
「どうしましたか?失礼しますよ」
とドアを開けると、おママは便器の前に立って困った顔をしていました。
そして掌にまん丸に丸めた紙を載せています。
「これって、どうするの?」
え、えええええーーーーーーーー❗️
「それは、どうしたんですか?」
「なんだか知らないわ。」
おママの手の上で丸まった紙をコロコロしていました。
まさかお尻拭いた紙をスーパーボールほどに丸めたのか?
恐る恐る触ってみると、ジンワリ湿ってる…。
私は咄嗟に拒絶反応を起こし、
その紙玉を便器に放り込みました。
「えっ⁉️なにをするのよ‼️」
「これは便器に捨てて下さい‼️」
「えー。」
「さ、ささ。早く出て手を洗いましょう。」
もちろん私もおママと一緒に石鹸をたっぷり付けて洗いました。
いつもトイレでどうしていることやら、不安になります。
もしかして、いつもおママがポケットに溜め込んでるティッシュペーパーに、
よもや混ざって、いないでしょうね…。
これも要注意、要観察です。
後日、私がトイレの掃除をしていると、ふと隅の方で埃をかぶっていた汚物入れに目が止まりました。
何せ、実家界隈ではもうオネコも私も生理用品は使いませんから、日の目を見る事はありません。いつもは気にも留めないのですが、なぜかこの日は違和感がありました。
なぜなら、使うはずのない汚物入れの蓋がズレていたからです。
「嫌な予感しかない…。」
恐る恐る開けてみると、
なんと、おママが丸めたであろうトイレットペーパーの玉が10個ほど入っているではありませんか❗️
それも、先日とほぼ同じ大きさです。
おママさんよ…。
もしや貴女は、お小水を拭いたトイレットペーパーを…、
便器に捨てる事が分からなくなったのですか?
先日は捨て場所が見当たらずに、迷っていたとか?(°_°)
(いやいや、チャーコ、ここは落ち着け。)
お小水にまみれたトイレットペーパー玉は、トイレの中で完結してもらいましょう。
それをトイレの外に持ち出して、あらぬ所に捨てたり置いたりされなければいいのです。
私は早速、その汚物入れにレジ袋を掛け、よく見えるようにトイレットペーパーホルダの下に置きました。同様に一階のトイレにも小さなゴミ箱にレジ袋をかけて設置しました。
(頼む、おママさんよ。便器に捨てられないなら、ゴミ箱に入れてくれ。)
この事をオネコさんに話すと、
「認知症の人で、便器に紙を捨てられなくなる例ってあるみたいよ。便座が椅子みたいに思えて、汚れ物を入れる気になれないのかも知れないわね。」
それも一理あるかも知れません。
その後、1ヶ月以上経ちますが、
私は実家のトイレに設置したゴミ箱を観察する習慣がつきました。
私の見たところ、いくつか入っている時と、全く入っていない時もあります。
おママは時々、従来通り、用を足した後のトイレットペーパーを便器に捨てられるのかも知れません。
しかし、入っている紙玉を見ると、ほぼどれも大きさが同じです。
(どうやら毎回同じ大きさに丸めているんだわね。)
おママさん。(^◇^;)
こんな形で几帳面を発動しなくてもいいのよ。
「いくわよ❗️」「ゴミ箱に入れてねー。」
*本日アップの貼り絵
4月16日金曜日
昼前に実家へ行くと、1階のテーブルの上に敷かれているマットが心なしか膨らんで見えました。
(さては何か隠しているな?)
グレーのマットを持ち上げてみると、案の定です。途中と思しき貼り絵が2枚ありました。おママはやりかけの貼り絵を机とマットの間に隠す癖があります。
きっと、これもそうなのでしょう。
お昼ご飯の後に、続きをやってもらいましょう。(^O^)
(↓)これです。
(↓)恐らく、この二つのお題パックと、おママが自分で選んだ紙を加えて貼ったのでしょう。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
(↓)おママは中央部を思案中。
(↓)1枚目はデザイン決定❗️
(↓)2枚目に突入。
千代紙や包装紙の入っているファイルからおママが手に取ったのは、この千代紙です。
華やかでおママの好きそうな配色だから、どうしても目を惹くのですね。
(↓)あまり細かい事はしないで、ダイナミックにしました。(^O^)
紫地に金の亀甲模様の千代紙は、クレバァの遺品の中にあったものです。
(↓)他の千代紙は小津和紙で購入しました。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。