アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

虚無と喪失感

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(2020年3月23日 アルツハイマー認知症の診断から約13年1ヶ月)

 

Twitterで1度だけ呟いてはおりましたが…、

私の義母クレバァが6月4日に永眠いたしました。

本人の希望通り、自宅で闘病し終えました。

家族に囲まれての安らかな最後だったので、私もほっとしています。

 

葬儀も済んで、お骨になったクレバァを連れ帰ったら、身体が思うように動きません。

食欲もあるし睡眠も取れているはずなのですが、

心も頭もポッカリと空洞になってしまったようです。

 

時間ができたらと思っていた描きかけのイラストも、まったく筆は進みません。(実際はApple Pencilですが)

クレバァの闘病について、忘備録的にブログにまとめておこうと思うのですが、一語一句思い浮かびません。

 

私の頭は現在、虚無です。

義母の闘病が終わったら、楽になるかと思っていましたが、とんでもない。

日ごとに喪失感が増しています。

1日に何度もお線香を上げたりしているんですよ。(^。^)

 

昨日(6月8日月曜日)10日ぶりに実家へ行きました。

ジジとおママがこの夏を快適に過ごせるように、オネコが部屋の模様替えを勧めていましたが、話を聞いてもさっぱり頭に入りません。

 

まだクレバァがいた頃、娘のアズキがこんな事を言っていました。

「クレバァが入院したり、亡くなったりしたら、お母さんは廃人になるよ。

それが心配…。」

その時は、「そんなこたぁ、ないさ」と笑って言っていたのですが、

アズキの杞憂が現実となったか⁉️

 

何でしょう…。このスカスカした感じは…。

今しばらく、私はスポンジ状態かもしれません。(°_°)

 

本日アップの貼り絵

まだ寒い三月下旬の作品です。

これは「お題方式の貼り絵」です。

 

※「お題方式の貼り絵」とは

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時が増えてきました。それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

それで、今回の「お題」とは…、(↓)こちらです。

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2月に私が小津和紙で購入した千代紙を使っています。

浴衣の反物をつなぎ合わせたような楽しい柄です。

 

(↓)私が気がついた時は、あっさりデザインを決めていました。

他の紙を使って2作目を考えていたようですが、私は1枚目を仕上げて欲しかった。

 

「デザインが決まったなら、まず先に糊を付けちゃいましょう。」

「そうね。」

私はそろそろ帰らなければいけないのですが、せっかく素敵な構成だったので、糊付けを見守ることにしました。

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この日は調子が良かったのか? パーツを持ち上げないで、めくりながら糊をつけていました。おかげでシンメトリーはバッチリでしたね‼️(^O^)

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www.ozuwashi.net

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございました。