(2018年2月14日 アルツハイマー型認知症の診断から11年)
*何が入っているの?
先週の金曜日、私は実家のダイニングテーブルの上に載った不思議な物体を見つけました。
いまだに、写真に撮っておけばよかったと、思い出し笑いをしたくなるような…。そんな物でした。(^。^)
ダイニングテーブルの上に「かっぱえびせん」の袋があったのです。
食べかけのようで、袋の口をぎゅっと絞り、厳重に紐で縛っています。
それは別に不思議でもありません。
しかし、私が摘み食いをするべく袋を持ち上げてみますと、ずしっと重いではありませんか⁉️
しかも中身はまん丸で硬式テニスボールくらいの大きさでした。
「あっ❗️中身は何だろう⁉️」
「かっぱえびせん」ではない事は確かなようです。もしかしたら何か食べ物以外の物をスナック菓子の上から入れた可能性もあります。既に食卓にいたジジに訊ねても、確たる答えは無いようだし、とにかく中を改めなくてはいけません。
私が紐を解こうとしても、あまりに硬く結わえていて出来ません。余程大事なものなのかしら?
そうしたら、おママが近づいて来ました。
「あ、それ…、何かしら…。大丈夫? 切ったら。」
(何かしら?じゃないでしょう。(^。^) おママ…、あなたの仕業でしょう…。)笑笑
結局、私はおママの助言通り紐をハサミで切りました。そして、右手を入れてみると、案の定丸い物体が手に触れました。
出てきた物は橙色の丸いオレンジです。🍊
幸い「かっぱえびせん」はほとんどありませんでした。しかし、袋の中に入っていた欠片や油にまみれ、オレンジは心なしか脂ぎっていました。(^。^)
その中身を見た時、ジジはニカッと笑いました。おママはバツの悪そうな顔をしました。
私は黙って袋を捨て、食器洗洗剤でオレンジ🍊に付着した油を綺麗に洗い落としました。
おママは何を思ってスナック菓子の空袋にオレンジを入れて紐を掛けたのでしょう。
考えると不思議な気がします。
「かっぱえびせん」の袋って鮮やかな赤が貴重になっていて海老の絵も描いてありますね。それを面白いと思って、何か入れたくなったのか…?
それとも、大好きなオレンジを後生大事に取って置きたくて、たまたま空いたこの袋にしまったのか…?
その赤とオレンジ色が妙に調和していたのですよ…。(^O^)
現実的には認知症の症状の一種ですが、おママが嬉しそうにオレンジを「かっぱえびせん」の袋に詰めて、紐を掛けている姿を想像すると、微笑ましくて可笑しくもあります。
⬇️ 確かに目にも鮮やかな赤でキレイだし面白いですね。(^。^)
*本日アップの貼り絵について
材料は ⬇️ の箱だと思います。
オレンジに因んで、オレンジ色系の貼り絵にしました。(^。^)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。