(2018年5月13日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年3ヶ月)
*冷蔵庫の惨劇
ジジから頼まれた買い物をして、昼前に実家に行くのはいつもの事です。
その食品類を冷蔵庫に納めるのも、いつものルーティン。その為に、私はすでに冷蔵庫に入っていた納豆のパックをチョイとずらそうとしました…。
すると、手元に違和感があるではないか。
「あれっ⁉️」
その納豆パックが冷蔵庫の棚板に貼り付いて待ち上げりません‼️ (°_°) 力を入れて持ち上げようとすると、ベリッと音を立てて剥がれました。
私は嫌な予感がして、そっと棚板に触れてみると、ベタベタしているではありませんか。しかも下の段まで一部ベタベタが広がっていたのです。
(キーーーーィ❗️なに、これ❗️)←心の中で絶叫。
「お父さん❗️これはどうしたのよ❗️」
私はすぐさまジジを台所に呼びつけて、優しく(でもないか…) 詰問しますと、
「あ、あゝ、こ、これは…、あれか…。」
ジジ、心当たりあるのね。(°_°)
*アイスの仕業(笑)
ジジによると、先日の暑い日にアイスキャンデーを食べたそうです。
アイス❗️ 今年もジジとおママにアイスの季節が来たのです。
アイスと聞いてピンとくる方もいらっしゃるでしょう。そうなんです。おママはアイスを冷蔵庫に入れてしまうんですね…。
この時も、おママは食べきれなかったアイスキャンデーを元の袋に入れて、取って置こうと思ったのでしょう。
そして、後でジジが冷蔵庫を開けると、アイスキャンデーは棚板の上で横たわって解けてたのです。勿論、袋の口は開いたままでした。
「丁度、その辺でアイスが解けていたよ…。」
アイスか…。
去年もアイスがらみの事件(大袈裟)はあったけど、ただ驚いたり笑ったリするだけでした。でも今回は棚板2枚と野菜ボックスまで汚れ、拭いたり洗ったりしなければなりません。
正直、笑えん。(°_°)
*私に絡まないで…。
この際だから、私はついでにベタベタしていない棚板も洗うことにしました。
昼食後、冷蔵庫から棚板や野菜ボックスを取り外していると、その物々しさにおママはちょっと興奮気味でした。台所で作業している私の側で、
「あなた、そんなことしなくていいわよ。後で私がやっておくから。」
「良いんですよ。気にしないで下さい。お父さんに頼まれてやっているだけだから。」
「そうなの?でも、良いのよ、あなた、そんなことしなくて。」
私は夕飯の準備もあるから、作業に集中したいのです。しかし、繰り返されるおママの問いを邪険にもできません。
「あなた、そんなことしなくていいわよ。後で私がやっておくから。本当に、いいから。やらなくて…。」
元はと言えば、おママはが冷蔵庫でアイスキャンデーを解かしたからでしょう。(笑)私もいささか疲れを感じました。
「お母さん。私は今、忙しいから、構わないで下さい。あちらで座ってテレビを見ていたら如何ですか?」
おママは不承不承、退散しましたが、今度はジジに向かって言い放ちました。
「あの方がやってくださっているのよ❗️あなたも手伝いなさいよ‼️」
「私がチャーこさんに掃除をお願いしたんだから、口を出さないの❗️」
ジジにこう反撃されて、おママはようやく大人しく座ってくれました。
おママには記憶がありませんから、自分のせいで、誰かが掃除しているとは露ほども思わないでしょう。
去年から顕著ですが、冷蔵庫と冷凍庫の区別もつきません。
きっと今年もアイスを幾つも解かしてしまうんだろうなと思うと、なんだか可笑ししいやら、気が重いやら…。(^。^)
⬇️ これは去年の「アイスクリーム問題」
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。