(2018年4月22日 アルツハイマー型認知症の診断から11年2ヶ月)
*気がかりです。
「記録的な大雨で、数十年に一度の災害が迫っています。」
ニュースはしきりにそう伝えています。私の住んでいる関東は静かなのですが、友人、知人、親戚を思うと不安が募ります。これ以上、被害が広がりませんように。
切に切に、祈っております。
昨日(7月6日)、NHKをつけていますと、常時テロップが出ていました。
昼間実家に居る時もそうでした。
おママはテレビに視線を送る度に、縦位置のテロップを必死で読んでくれます。
「きろくてきなおおあめ。ちょっと❗️記録的な大雨ですって❗️大変じゃないの❗️」
「九州・中国・近畿地方は大変なのよ…。」
「あなた、大変じゃないの。早く帰った方がいいわ。」
テレビの前に居ると、この会話がひっきりなしに繰り返されました。災害の情報を見るとおママもかなりナーバスになってしまいます。
(嗚呼、おママ。今日は『雨』が意味する事が分かるのね…。それは良いのだけど…。)
私は本当に不安な時、このリピートを苦痛に感じます。
*もう1つのニュース
昨日の朝、NHKの朝イチ、プレミアムトークのゲストは東出昌大さんでした。
私はこの俳優さんが案外好きなんですね。奥さんはもっと好きですが…。(^。^)
楽しく見ていますと、オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑執行のニュースが速報で流れました。それでプレミアムトークはおしまい…。
私の胸に得も言われぬ感情が湧き上がってきました。いえ、東出さんが見られなくなったからではありません。
一連のオウム真理教事件に対するモヤモヤした思いです。
平成6年に松本サリン事件が起きた時、私はアズキを妊娠中でした。
夜、窓を開けて寛いでいたら、毒ガスが流れてくるなんて…。恐ろしいことです。
これが我が身に起きたとしたら…。そう考えると戦慄を覚えました。
そして、翌年3月の地下鉄サリン事件です。
首都圏に通勤している中で、標的となった地下鉄の路線が経路に含まれている人は結構多いのです。つまり誰もが、そして誰の家族でも、この事件に巻き込まれる可能性がありました。その衝撃は大きく、まさに世間を震撼させた事件です。
「そちらの皆さんは大丈夫だった?」
「お父さんは家にいたの?」
あの日、おママと電話で安否を確認しあった記憶があります。この頃のおママはアルツハイマー型認知症になる前でしたね…。
一連の事件で、沢山の方が亡くなりました。今も重い後遺症に苦しんでいる方もいらっしゃいます。PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされている方もいらっしゃると聞きました。
日本において宗教団体が無差別テロを引き起こすなんて…。
無辜の人々を巻き込み、その人生を奪うなんて…。私には考えられない事でした。
宗教とは?信仰とは?
このような惨禍を引き起こすなら、いったい誰を救う宗教なのか?
せめて最高責任者の立場で真相を明らかにするべきじゃないか。
あの時も今も、そう思います。
松本智津夫死刑囚は結局、事件について何も語りませんでした。この人がこの世から居なくなっても、私のモヤモヤは消えないのだと、改めて実感しました。
どんな教祖様や尊師様でも、人智を超えた自然の力には敵わないのではないか?
この豪雨のニュースを見て、そう思いました。早く雨が止んで欲しいです
m(_ _)m
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。