(2018年6月6日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年4ヶ月)
前回から引き続き片頭痛の話です。これからが本題です。*\(^o^)/*
長年にわたり、年に何回かは襲われる片頭痛。恨み骨髄です。
私は50歳を過ぎて図太いオバさんに成り果てたのに、この激しい症状を思うと、慣れるなんて金輪際ないし、あるのは恐怖感だけです。
これは片頭痛をこじらせた私の個人的な一例ですが、もしかしたら、どなたかの参考になるかもしれません。ご興味がありましたら、お付き合い下さいませ。
m(_ _)m
*薬物乱用をやめて頭痛外来へ
私は高校生の時に市販の鎮痛剤を使うようになりました。便利なもので、片頭痛の発作が起きても、これを飲めば楽になりました。(それまでは丸腰で片頭痛と戦っていたんです。(´༎ຶོρ༎ຶོ`))
以後、市販の鎮痛剤は私のお守りであり、いざという時の切り札でもありました。
私は激烈な痛みが怖いから、少しでも痛くなったら直ぐに服用し、ひどくならないように努めました。
長年使用し続け、40代後半には、だいたい月に15〜20日も服用するようになったのです。それなのに不思議と頻繁に頭痛が起きました。そして、更に飲まざるを得ない悪循環に陥って行きました。
完全なる薬物乱用による頭痛ですね…。(°_°)
結果として慢性的な頭痛と体調不良、そして夜の救急車沙汰まで起こしてしまい…。
(これではいけない。 頭痛を根本的に直そう❗️)
私は頭痛外来へ行く決心をしました。
*治療と投薬
最初に診察を受けたのは平成16年の2月でした。オネコ(私の姉)の勧めもあって、私は薬の服用と頭痛の回数を記録した1ヶ月半分のメモを持参しました。
先生はそれを見てから、今までの症状を質問されました。ありのままお伝えすると、
「片頭痛ですね。」
実は私…この時初めて、自分の頭痛が片頭痛だと正式に診断されたのです。
40年間、内科の先生に相談した事はありましたが、専門医ではないので、しっかり診断されず、自分の判断だけで市販薬を常用してきました。
「これからは、今までの痛み止めは一切やめましょう。」
覚悟はしていましたが…、恐怖…。(°_°)
でも、しっかり代わりのお薬が処方されました。お薬は幾種類もある中から、医師が患者に合うものを総合的に選んで処方します。ですから、下記に記載するお薬は、あくまで私が使用したもので、私個人の例とお考えくださいませ。
治療は投薬が中心です。
そして、自分がどのような時に片頭痛になるのか知るところから始まります。
『頭痛ダイアリー』に薬の服用回数と頭痛が起きた時の様子を記録することになりました。これによって、自分がどんな時や体調の時に片頭痛になるのか?何がその引き金になるのか?分かってくるのです。
女性の場合、月経が関係していることが多いです。
<予防薬>
テラナス錠5(毎日服用。4ヶ月服用し、あまり改善が見られなかったので変更)
<鎮痛剤>
漢方 ツムラ124番 川芎茶調散(痛い時だけ服用。読み方は「せんきゅうちゃちょうさん」)
ナイキサン100mg (痛い時だけ服用。ゆっくり効いて、効果が長く持続します。)
漢方は軽い頭痛の時に服用。市販の鎮痛剤をやめた私には、これが新しいお守りになりました。でも、数ヶ月で自然とこちらも使用頻度は少なくなりました。
<吐き気止め>
ナウゼリン10mg
<片頭痛薬>
マクサルトRPD10mg (片頭痛の時だけ服用。トリプタン系薬剤)
(片頭痛の痛みは解消するのですが、薬の副作用で胸の痛みや吐き気があり、6ヶ月くらいで変更)
通院は、初めの頃は1ヶ月に1度、安定してきたら2ヶ月に1度です。
初めの1年は数ヶ月に1度は強烈な片頭痛と吐き気に襲われて点滴を受けることもありました。でも、最近1年半は片頭痛薬を飲んで横になれば何とかコントロール出来たので、かなり良い状態が続いていました。重篤な症状が少なくなったのは本当に喜ばしいことです。
現在処方されているのは以下のお薬です。予防薬と片頭痛薬は変わりました。
<予防薬>
デパケンR 200mg (毎日服用。抗てんかん薬ですが片頭痛の予防薬として転用され、保険適用となっています。)
<鎮痛剤>
漢方 ツムラ124番 川芎茶調散(痛い時だけ服用。一応、まだ少し処方されています。)
ナイキサン100mg (痛い時だけ服用。ゆっくり効いて、効果が長く持続します。)
<片頭痛薬>
レルパックス20mg (片頭痛の時だけ服用。トリプタン系の片頭痛薬は、広がりすぎた血管を元に戻して痛みの原因の発生を抑えます。服用のタイミングが重要です。頭痛の初期に服用すれば効果は絶大ですが、痛みや吐き気が強くなると効きにくい。)
最近では、安定した良い状態が保てていたので、予防薬を減らす、止める方向で進んでいました。
なのに‼️ なんで又‼️救急車沙汰まで⁉️ (°_°)
*今回の経緯と原因などを考える。
<救急車を呼んだ経緯は…。>
朝目覚めてまだ布団にいる段階で、頭痛はだいたいMAXの85%の強さ。
直ぐにレルパックスとナウゼリンを服用しましたが、10分後に吐き気と下痢が始まり、ほとんど出てしまって効かなかったようです…。(涙)
お決まりのコースを辿り、脱水症状で身体を起こせなくなりました。そして依然と続く痛みは頭頂部に鉄の杭を打ち込まれるような激しさで(本当に、これって片頭痛なの?)と思うほどでした。両手が痺れて震えだし、この時体温は34,2度。もう気絶しそう…。
職場が近くなのでダンナを呼び、相談の上、救急車を呼びました。
病院に搬送されても頭痛と吐き気は治らず、座薬と吐き気止め薬剤入りの点滴の処置(脱水症状で腕の血管が細くなって見えないので、手の甲の血管に針をグサッ❗️こちらも痛い。)を受けました。
頭部CTを撮り、異常ないことを確認の上、点滴が終了して歩けるようになってから帰宅しました。勿論タクシーを使いましたわ。(ToT)
帰宅しても翌日はほぼ寝たきりで食欲は戻りませんでした。日常生活に戻れたのは2日後でした…。
<誘発因子を考えてみる。>
今回の片頭痛の引き金になった誘発因子は何だったのでしょう。それが掴めないと、次に活かせません。
可能性があるのは………、
年末年始の疲れ、ひどい肩こりと首の凝り、睡眠不足、白内障の手術後にまだ合う眼鏡が作れていないので眼精疲労がひどい…でしょうか…。
実は片頭痛を発症した前夜に、私はアズキと東京ドームで開催された某グループのコンサートに行きました。今回はいつもより光の演出が多かったので、少し眩しいかな?とも思いました。確かに光は音と共に片頭痛の誘発因子と言われてますが、コンサート終了から発症まで9時間ほどありました。直接の引き金ではないと思います。
でも…オネコにそれを話すと、「それだわ❗️」と…。目の疲れが助長されたと思いますが、どうなんでしょう。(-_-;) ダンナも同意見のようです。
オネコ「もう、そんなの行くのやめた方がいいわ。」
チャー「いやだ。」(¬_¬)
オネコ「コンサートは音も大きいから良くないわよ。」
チャー「ムリ❗️」(-_-;)
オネコ「それなら自衛しなきゃ。サングラスを掛けて行くのよ。」
チャー「えーーー。」(°_°)
ジジからも優しく「仕事も、遊びも、無理すんなよ…」と言われる始末で…。
いやいや、コンサートは違うと思いたいわ…。(^。^)
今週は実家へ行くこともなかなか出来ず、ジジ、ママ、オネコに迷惑をかけてしまいました。反省…。
片頭痛は気を付けていても、今回のように発症する事もあります。トリプタン系の片頭痛薬を飲むタイミングを逃して上手くいかないこともあります。
片頭痛は短期間で完治するわけではありません。
でも、医師の指導のもとに自分に合う予防薬や片頭痛薬を見つけて、正しく服用するのは大切な事です。その時々の誘発因子を考え、自分の頭痛の癖を知っていけば、効率よく薬を使うこともできるし、予防することもできます。
悩んでいらっしゃる方は是非、専門の頭痛外来やペインクリニックを検討なさるのも一考かと思います。
私は今回の反省を踏まえて、ずっとサボっていた頭痛体操を再開して、なるべく睡眠をしっかり取ろうと思います。
次回は私が子供時代に経験した片頭痛の体験を元に、子供の片頭痛について考えてみようと思います。(おママも登場します❣️)
⬇︎頭痛体操や薬物乱用頭痛についても分かりやすく書いてあります。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。