アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ジジは口が良いの

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(2019年2月6日 アルツハイマー認知症の診断から約12年)

 

ナイス❗️フォロー

ケアマネさんは毎月必ず翌月のケアプランを持っていらっしゃいます。

「ここ最近、お変わりありませんか?」

いつも、気遣って下さいます。

すると、ジジは毎度同じく、

「もう、足と腰が痛くて…。どうしようもないね。」

なんて会話で始まりますが…。

おママはニコニコしているだけで、あまり話には加わりません。

 

これは3月にケアマネさんが見えた時の話です」・

この日はちょっと違いましたぞ! (^O^)

 

ジジの側で聞いていたおママが突然、満面の笑みで言いかけました。

「あなたは…」

そして、自分の口に手のひらを当て、まるで赤ちゃんに「あわわ」をするように、手で小刻みに何回か口を塞ぎました。

「あなたは、ここがね、ほら、いいでしょう。だから、ね、良いのよ~。」

おママが何を言わんとしているか、お分かりにならない方もいらっしゃると思います。

意訳しますと…。 (^O^)

「あなたは話すのが上手だから、足腰が悪くても良いのよ~」でしょうか。

 

言葉は出てこなくなりましたが。ちょっとしたフォローの気持ちを伝えようとしていたのですね。まだまだおママの中に色々な気持ちがしっかり生きているのだと思うとホッとしました。

 

いつものおママに戻った❗️

その後、ケアマネさんとの話は2月の健康診断の結果やジジの低コレステロールや体重減少などに及びました。

「食べているんですけどね…。」

「私もお昼や夕食を作るときは、タンパク質を多めにと心がけているんですが…。」

「食べている方ですよね…。」

私としては羨ましいのですが、もともとジジは食べても身体につきにくいタイプです。

ジジは嘆息気味に言いました。

「いや、これが寿命ってことなんだなぁと最近思いますよ。」

「えーー、そんな、まだまだ…。」

ケアマネさんと私で慰めました。(^O^)

今度は話が難しかったようで、おママはただ穏やかに微笑むだけでした。(^O^)

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昼食の1例 です。(4月10日)   フレンチトースト食パン1枚分、チキンカツと白味魚フライ(スーパーで買った)、キャベツの千切り、茹でたインゲンとほうれん草の盛り合わせ。

ジジもおママもこれを完食しています。割と食べていると思うのですが…。

それにしても、私って、盛り付けが下手ですね。情けないわ…。(°▽°)

 

本日アップの貼り絵

私の居ない時に制作されたので、「駅前放置自転車クリーンキャンペーン」の元の紙は見ておりません。それらしい残骸もゴミ箱から見つかりませんでした。

もしかしたら、おママは随分前から作業机の何処かにとっておいたのかもしれませんね。(^O^)

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。