アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

経口補水液?

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(2018年6月13日 アルツハイマー認知症の診断から約11年4ヶ月) 

 

  少し動くだけで汗が吹き出る…。(°▽°)

   エアコンの付いている部屋を一歩出ると、家にいても汗が吹き出ます。

洗濯物を干したり取り込んだりしただけで、立ちくらみがします。 

 

「暑い‼️今年の暑さは尋常じゃない。」

⬆︎他に言うことはないのか❗️と家族にツッコミを入れられてます。

 

今年は誰もが熱中症と隣り合わせの夏になりました。

 

たとえ喉が渇いたという認識がなくても、こまめに水分は撮りたいものです。

でも、水ばっかり飲んでいたら身体に良くないし…。

私にはスポーツドリンクは少々甘く感じます。OS–1はよほど具合が悪くないと飲めそうにないし…。(^。^)

テレビを見ていたら、家庭でも作れる経口補水液を紹介していました。

こちら⬇️

www.nhk.or.jp

水1リットル

砂糖40g(大さじ4と1/2)

塩3g(小さじ1/2)

を混ぜるだけです。脱水の時は有効だそうです。

 

でも、普段私がちょこっと飲むにはどうなんでしょう…。

少量の塩と砂糖が入るだけでも水分の吸収が良くなるように思います。実際にマグカップに塩1つまみ、砂糖2つまみを入れて、水を注いだだけででも、汗をかいた後などは気がはっきりしました。

お味は…、お世辞にも美味しいとは言えませんが…。

 

黒砂糖バージョン

  おママは普段からあまり水分を摂ってくれません。水やお湯、お茶を「飲みましょう」と差し出しても、なかなか全部は飲みません。

 

 どの道、ちょっとしか飲まないなら、少しでも吸収が良いものを飲んで欲しいです。

「塩と砂糖を少し加えて飲ましちゃおう。」  ウッシッシ(笑)

でも、血圧の事もあるので、塩分はさほど多くはできないなぁ〜。

 

  実家はジジの意向で、普段から砂糖の代わりに黒砂糖を使っています。

黒砂糖小さじ1

塩2つまみ

これをマグカップに入れて、少量の湯でよく溶かし、適量の水(カップやコップの大きさによる、好みの濃さになるように、本当に適当に…)で溶いてみました。

 

「お母さん、飲んでくださいな。黒砂糖のドリンクよ。」

「あら、ありがとう。」

素直に受け取って、割と順調に飲んでくれました。

先週から私が実家に行った時は必ず作っていますが、おママは迷いなく飲んでくれています。今年はこの手でいこうかな〜www。

 

   お味も黒砂糖の風味でまあまあです。氷を浮かべたりすると見た目も良さげになりました。(^。^)v

考えてみれば、黒砂糖はカリウム、鉄、カルシウム、亜鉛などが含まれているので、砂糖より良いかも⁉️

 

   午後のオヤツ時にでも、ジジとおママと一緒に飲みながら、私もこの夏をしのいでいこうと思います。

 

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本日アップの貼り絵

 ⬇️こちらの貼り絵と同様に千葉銀行のキャラクター「ひまりん」ちゃんをメインパーツにしております。本日アップの貼り絵と⬇️の貼り絵は、おそらく千葉銀の同じチラシかパンフレットから、同時に「ひまりん」を切り抜いたのだと思います。しかし、制作日は約1ヶ月ほど隔たりがあります。

  きっとおママは切り抜いて残しておいた「ひまりん」を作業机の上で再発見したのでしょう。(^。^)前作より神々しい「ひまりん」ちゃんになりました。

harienikki.hatenablog.com

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。m(_ _)m

アズキのロマン⁉️ (*⁰▿⁰*)

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(2018年6月16日 アルツハイマー認知症の診断から約11年4ヶ月)

 

バテ気味

   この週末は自分の用事で出掛けていた私。

遂に今日(日曜日)の夕方にはダウンして、数時間横になりました。

そんなこんなで、今日はおママの貼り絵だけアップと思いました。

せめて、なるべく涼しそうな…、なるべく水や風の流れを感じるような…。

そんな貼り絵を選びましょう。

「あ、これこれ…。」

今日アップの貼り絵は ⬇️ の仲間です。メインのパーツが同じ紙から切り出されています。 

harienikki.hatenablog.com

 

川の流れを想う

高原の涼風を受けながら、私は川でボートに揺られているのです。

せせらぎを聴きながら、川面に光る波紋を楽しむ。 

そんな川遊びのお供は、つば広の麦わら帽子が良いかしら?

 

そんな空想(妄想ですね、 私は20歳くらい(笑))に思いを馳せながら、

私はこの貼り絵の写真を選びました。

角度を変えてみると、こんな色調に光ります。⬇️

小さな円弧は紐を切って貼り付けています。

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ちなみに❗️アズキは 💢

試しにこの貼り絵を娘のアズキ(花の23歳)に見せてみました。

若い彼女ならどんな感想を持つのかしら?

「あー、キレイだね〜。」

「何に見える?」

「ヘビ❗️」

 

えー、えーっ⁉️ 蛇ですかーーーー‼️

我が娘ながら、なんと叙情的な感性が皆無なんだろう。(°_°) 呆れちゃうわ。

 

私は思わず白い眼で言いました。

「あんたって、本当にロマンのない子ね❗️」

「こんなに綺麗なヘビが本当にいたら、それこそロマンだろうが‼️」

うっ…。反論する言葉を見つけられない…。くやしい。

もう少し、体調良ければ負けはしないのに…。

私の美しい避暑のイメージが、ヘビに変わってしまうじゃないか…。(涙)

どうしてくれる…。(涙)

 

どうぞ、週明けも暑い日が続くようです。

皆さま、どうぞご自愛くださいませ。m(_ _)m

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

イタチごっこ

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(2018年4月9日  アルツハイマー認知症の診断から約11年2ヶ月)

 

エアコン問題

  昭和一桁の方って、幼少期から高齢になるまでの間に、生活環境が激変した世代だと思います。戦前戦中の子供時代は家電製品なんて少なかったはず。エアコンのある暮らしが一般化したのは、彼らの人生の中期や後半戦に入ってからでしょう。

 

だからかしら? 身体が順応しないのでしょうか?

高齢の親御さん達がエアコン苦手で困るというのはよく聞く話です。

だんだん暑さ寒さを感じる感覚が鈍くなるのも一因ですね。

 

ママのエアコン問題

  ウチの実家の場合、これとはちょっと違うのですが、エアコン問題が深刻で疲れます…。(°▽°) 

90歳のジジはエアコンに抵抗がないので、娘としては助かります。

しかし❗️ アルツハイマー認知症のおママはエアコンがついていようとなかろうと、

(窓を開けなければ涼しくならない❗️)

という固定概念に凝り固まっているのです。

いえ、固定概念というよりは、本能レベルで感じる自然な事なのでしょう。昔から「部屋の風通しを良くしましょう」いう考え方の人でした。それは正論です。

  でも、エアコンで部屋を冷やしたり温めている時はその限りではありません。むしろきちんと閉めないと設定温度が保てないし、電気代が余計にかかってしまいます。その事を何度説明しても、全くお分かりにならない…。

これはおママにとって後付けの情報や知識だから、 記憶していられないのだと思います。

 

去年と違う点

  私はこの話題を去年も記事にしています。⬇️ 似たようなことを書いておりました。

(^。^)a

harienikki.hatenablog.com

読み直して見ると、おママは去年と比べて、あまり言う事もやる事も変わっていませんでした。

 

  違うのは私の方です。(°▽°)

「エアコンがついているので窓を開けないで」と私が言っても、ママはすぐ窓を開けてしまう。

それを私が後から閉めても、ママはすぐ窓を開けます。

去年の私は根負けして、遂にはおママを放置していました。

 

でも今年の私は違います。そして、今年の暑さは去年とは違う…。

戸外の気温がエアコンで下げた室温を侵食するのです。

窓を開けながらエアコンをかけていたら、確実に熱中症になりそうですから。

「暑いわ〜」

と言いながらおママが家の窓とういう窓を開けると、私はその後を追うように、すかさず閉めて歩きます。それはまるでイタチごっこのようです。

 

  実家にいる間、私はおママとこんなイタチごっこをします。これに疲れを感じながらも、私はふと思いました。

(最近は、おママの症状が全体的に落ちてきたと思うけど、この点ばかりは去年と比べて大きく変わっていない。それって喜ぶべき事だわ。)

最近、イタチごっこも苦にならなくなってきました。(^。^)v

 

 

本日アップの貼り絵

  おママが4月に制作した貼り絵です。窓を感じさせるデザインなので、選んでみました。

   窓枠(⁉️)はお馴染み、ティーカップの袋です。⬇️

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  赤い花は、こちらの ⬇️ 赤いバージョンのティッシュボックスです。

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

今度こそ❗️カエルまんじゅう

 

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(2018年5月14日  アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

 

少し反省

  今年に入って、ブログの更新を一日置きにしています。家の都合等々で毎日時間が取れなくなったためです。今はそのペースが一番良いように思うのです。でも、撮りためた貼り絵の写真データを見ますと、私はアップしきれていない貼り絵があまりにも多いのに驚きました。

  おママの貼り絵を紹介するのがこのブログの主眼なのですから、写真だけアップするのも有りなのかしら?考え中です。

   本日の貼り絵は2ヶ月以上前の作品です。 もっと早くアップすれば良かったなぁ…。反省…。

 

1年前のリベンジ

  いえ、リベンジというより、罪滅ぼしと言った方が正確かもしれません。

この可愛く笑顔を振りまくカエルちゃん。去年も登場しております。

⬇️ こちらです。

harienikki.hatenablog.com

ちょうど1年前、娘のアズキが名古屋に行った時に、ういろうで有名な青柳総本家の「カエルまんじゅう」を買って来てくれました。 

これが美味しかったのです。(^。^)

気が付けば、1箱6個入りを我が家で完食していました。それで私は包装紙だけ実家に持って行き、おママに上げたのです。

(次回は必ず中身付きで上げなきゃぁ。)

 

 そして今年の5月、リベンジの時がやってまいりました‼️

 

名古屋土産

    実は…。(^。^)a

5月13日に野暮用があって、私はアズキと2人で名古屋に行きました。

そして、帰りの新幹線に乗る前に、私達は「カエルまんじゅう」を探しました。

おっ❗️通常の「こしあん」だけでなく季節限定の「抹茶あん」も有るではないか❣️

実家の分も考えてお土産を買いました。

 

   おママは案の定とても喜んでくれました。

そして包装紙から、一気に沢山のカエルちゃんを切り抜いて楽しんでいました。

トップの貼り絵はその時の勢いでおママが制作したものです。その様子を見て、食い意地の張った私は思いましたよ。

(もしかして…、やっぱり包装紙だけで良かったかしら?)

なんてね⁉️  (°▽°)

  この包装紙を使った貼り絵は現時点で5枚ほどあります。⬇️はその1つです。

折を見てそれらもアップして行きますので、

このにっこり笑顔のカエルちゃんを、どうぞお見知り置き下さいませ。(笑)

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(2018年5月20日 アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

  

⬇️ ういろうで有名な青柳総本家の公式サイトです。

青柳ういろう | 青柳総本家 公式サイト

 

⬇️ この包装紙です。 

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旅の写真   熱田神宮

  あいにくの雨で、良い写真は撮れなくて残念でした。

朝早く着いたので、熱田神宮にもお参りしました。

この5月13日は「御衣祭」(おんそさい)があり、雨の中を宮司さんや巫女さんたちが準備に追われていました。この「御衣祭」は6月5日の熱田神宮の大祭のために、新しい神御衣(かんみそ)を神前に奉献するお祭りだそうです。

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 ⬇️ こちらは御神木の「大楠」です。聳え立つように大きく、パワーを感じました。

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www.atsutajingu.or.jp

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

 

 

 

 

プチトマト (^。^)

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(2018年5月11日  アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

 

熱中症に御用心

「あづい‼️」

  口を開けばこんな言葉しか出てこない。頭が沸いてしまいそうです。(°_°)

(ムスメのアズキには『いつも沸いてる』と言われた…。クッソ〜。💢)

 

  このところ全国的に酷暑です。関東も例外ではありません。お子さん、高齢者、体力のない人には厳しい暑さです。ジジもおママも外に出られません。文字通り蒸発してしまいそうですから…。

こうなると、熱中症は他人事ではありません。(T_T)

朝からバテ気味の私ですが、テレビの声はしっかり耳に入りました。

熱中症対策にはキュウリやトマトなど夏野菜が良いでしょう❗️」

あ、実家にトマトを買って行こう。

 

お手軽?

  実は私…。トマトはあまり食べません。子供の頃からちょっと苦手なんです。

苦手意識が強いせいか、剥いたり切ったりも下手っぴです。買うとしたらお弁当のお供に最適なプチトマトくらいですわ。

 

  暑いせいか、苦手なはずなの私もトマトが食べたくなりました。

 

  得々として袋入りのプチトマトを買って行くと、おママは直ぐに興味を示しました。元々おママはトマト大好きです。赤く艶やかなプチトマトを見たら我慢できなくなったのでしょう。

「今、食べないの❗️」

「ご飯の時に食べるんだから。あー、洗ってからにしないと‼️」

私が台所に居ると、ジジのお小言が聞こえてきました。おママは摘み食いをしようとしているのね…。(^。^)

それで私はプチトマトを1つ洗い、ヘタを取っておママに上げました。

「あら、ありがとう。」

しかし、おママは小さいプチトマトの皮を硬く感じたのか、そこだけ飲み込まずに小皿に出してしまいました。それをジジが呆れていました。

「これは丸ごと皮も食べるものなのに…。」

「でも、硬いんだもの。」

プチトマトの皮だけ見事に選り分けて出してしまった小皿を見て、私は少し驚きました。プチトマトって、皮ごと食べるものだと思い込んでいましたから。

 

  でも考えてみれば、プチトマトは実こそ小さいけれど、皮の厚みは普通サイズのトマトとあまり変わらないのではないか…?

だから余計におママは気になって硬く感じたのかも…?

(高齢の人にはプチトマトは向かないのかなぁ…。まさか…、プチトマトの皮は剥けないしな〜。)※ 追記(ウッカリ飲み込んだりするといけないから、半分に切るとかは必要かも。)

 

しかし、やってみた。

  午後、ジジとおママの夕食を作りながら、私はまだプチトマトの皮が気になっていました。剥けない物なのだろうか…と。

それで私、柄にもなく思い立って湯むきをしてみました。プチトマトの皮に切り込みを入れて、沸騰した鍋に投げ入れ、直ぐに取り出してみると、思いのほか簡単に剥けたのです。

「やれば出来るんだ。」

しかも、キレイ❗️(^。^)v  果物みたいです。⬇️

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おママもこれを見て喜んでいました。

「すぐに食べたいわ〜。」

「オヤツじゃないのよ。夕ご飯だからね。」

何でしょう。この満足感と達成感。

不器用な私がプチトマトの皮を剥いたのです❣️

 

こりゃ、いかん❗️

しかし、悦に入っていたのも束の間。直ぐに反省しました。

私は余計な事をしたと思います。過保護でしたね。

だって、おママは口の中でプチトマトの皮だけ選り分けて出し、実の部分はしっかり食べられるのですから。何も私がそこまでする必要はなかったのです。

皮が気になるようなら、本人に任せれば良いのに。

完全に私の自己満足ですね。(-.-;)

 

暑すぎて身体が欲していたのか、私は我が家用にプチトマトを買って帰りました。

もちろん湯むきなんてしないで、そのままサラダに盛り付けましたわ。

 

本日アップの貼り絵

赤くて丸いプチトマトにちなんで選んでみました。(^。^)

赤いバラはこちら⬇️  前にも登場しているティッシュボックスでした。

 

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

『避難所で頑張っている認知症の人、家族への支援ガイド』(忘備録)

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(2018年3月12日  アルツハイマー認知症の診断から約11年1ヶ月)

 

もし、おママが被災したら…。

  今回の西日本豪雨から1週間が経ちました。洪水、土石流などの甚大な被害を引き起こした豪雨の爪痕をテレビで見るたびに、私は胸がつぶれる思いです。

その上にこの猛暑です。片付けの作業の困難さは想像以上だと思います。なのにお手伝いにも行かれず申し訳ない思いでいっぱいです。

被災された方の避難所の生活も厳しいことと思います。おそらく、その中には認知症の方もいらっしゃるでしょう。胸が痛みます。

 

   もし、おママが避難することになったら…。

そう考えると他人事ではありません。実家は高台にあるので、浸水はしないと思います。しかし、いつ何時災害に見舞われるかわかりません。先の東日本大震災ではなんとか持ちこたえた古い木造家屋も次の大地震ではダメかもしれません…。

   おママが避難所で大勢の方々と過ごすとなると、ザワザワとした物音や人の気配に過敏に反応しそうです。状況を何度説明しても忘れるから、同じ事を何度も繰り返して訊ねるでしょう。(この対策としては、紙に書いて貼っておくとか渡すなどが考えられます。でも、おママはその紙の存在を忘れそうです。)家に帰ろうとして徘徊を始めるかも…。ストレスから症状が悪化する可能性が高いと思います。

  それで、認知症と災害の避難生活についてネットで調べていたら、⬇️ こちらのサイトを見つけました。

https://www.dcnet.gr.jp/earthquake/

 

認知症の人が避難所で生活するために

https://www.dcnet.gr.jp/earthquake/

⬆️のページにある『避難所での認知症の人と家族支援ガイド(支援者用)』東日本大震災の時の避難所生活の調査を元に作成された資料です。

この資料によると、認知症の人が避難所で生活を継続できる限界は平均3.11日。つまり3日との事です。

 

避難所生活の限界を招いた主な出来事は⬇️ 下記でした。

 

⑴本人がイライラして落ち着かない。

⑵周囲の不理解、苦情。

⑶介護家族の疲弊。

⑷徘徊

⑸排泄困難、オムツ交換のスペースがない。

 

これらは単独で起きるのではなく、連動しているのだと思います。

 

そして、認知症の人が避難所で生活するための条件として下記の条件が必要だそうです。

⑴住民の理解があること。

⑵個室や専用スペースをよういすること。(なるべく出入口から遠い静かな場所。パーテーションで仕切る。)

⑶専用もしくは優先の排泄スペースを確保する。(一般の人のトイレが遠くにあったりすると間に合わなくなるし…。)

⑷専門のスタッフが居ること。

⑸家族や顔見知りなどの馴染みの人がいること。(そうでないとパニックになったり徘徊につながるかも。)

⑹介護する人を支援する体制作り。(家族などの介護者が安心してトイレや食事、休憩に行かれるように、認知症の人の見守りを他の人が手伝う体制作り。)

⑺ニ次避難所である福祉避難所へ移動する準備 。(周囲へ理解を求め、早期に移動できるように申し出る。)

 

これから考えると、認知症の人が避難所で安心して過ごすためには、家族だけの尽力ではどうにもならず、避難所全体の協力が必要なのだと思います。でも、他の方達も皆、精神的にも体力的にもギリギリの状態だと思います。

今回被災された認知症の方やそのご家族が、何とか避難生活を乗り越えられますよう、切に祈っておりますます。m(__)m

 

イラスト付きの分かりやすいガイド

 

⬇️ このページに『避難所でがんばっている認知症の人・家族への支援ガイド』のPDFがありました。イラスト付きで具体的な内容です。とても、分かりやすいと思います。 

https://www.dcnet.gr.jp/earthquake/center_gide.php

 

 

https://www.dcnet.gr.jp/pdf/earthquake/support_guide2.pdf

⬆️こちら

https://www.dcnet.gr.jp/pdf/earthquake/support_guide2.pdf

 

 ⬇️ このページにカラーの『避難所での認知症の人と家族支援ガイド』のPDF画像が掲載されています。

https://www.dcnet.gr.jp/support/research/center/detail_200_center_3.php

 

https://www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center3/200/200.pdf

⬆️こちら

 

https://www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center3/200/200.pdf

 

⬇️ こちらの資料もありました。 

https://www.chuohoki.co.jp/widget/ohayou201106.pdf

本日アップの貼り絵

カステラの福砂屋さんの包装紙です。

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福砂屋オフィシャルサイト

 

よく登場するティッシュボックス(ネピアの空き箱)から、おママは赤いお花を切り抜きました。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

 

記憶について No.28 お帳面を覚えていた⁉️( 3ヶ月という時間)

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(2018年5月26日  アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

 

『お帳面』ネタ再び

ある時は夕方の買い物の後。

またある時は夕食後の食卓にて。

パチパチと算盤を弾いて家計簿を付けるおママの背中を、私は子供の頃から毎日のように見てきました。ほぼ休まずに続けていたその姿勢から、子供心に私はおママの主婦としての高い意識を感じたものです。

 

   おママの 『お帳面』と言えば…、認知症になっても続けてきた簡易家計簿です。その日の支出と残高だけを計算する簡単なものですが、流石に認知症歴10〜11年になりますと、文字を書くのも算盤を弾くのも難しくなります。私がいくら熱心に(執念深く⁉️)おママをサポートしても、大変時間がかかるようになりました。

  それでジジの決断により、2月末日でおママは長年続けた『お帳面』から卒業しました。抵抗するかと思えば、割と本人あっさりしたもので、その後おママは『お帳面』に対して気を示すこともありませんでした。

 

  ところが、5月18日はちょっと違っていました。ジジが付ける『お帳面』

イチャモンをつけたのです。自分のやり方と違っていたからでした。⬇️

つまり、おママは記憶の回路が繋がりやすい時は、自分のやり方を思い出すことができるようなのです・

harienikki.hatenablog.com

  でも ⬆️ この時は、自らやってみたりはしませんでした。

 

ところが‼️

   私はずっとこう考えてきました。

アルツハイマー認知症の人は、ずっと続けていた行動や活動であっても、長い間やっていなかったら全く出来なくなる」と。

 

しかし、最近そうとも言い切れないのではないかという気もします。

 

  ⬆️ 上の「記憶についてNo.27」の内容からほど遠くない5月26日、私は実家に行かなかったのですが、夕方オネコからこんなラインが来たのです。

 

「(実家に)行ったらなんと!おママがお帳面やってたよ!復活!!

ジジが買い物から帰って2階に上がるのが遅くなったら一人でやっていたらしい!

ちゃんと帳面に字を書いてそろばんもはじいてた。

そろばんは打ち間違いもするけど、最終的にはできていて、やり方は覚えているわ」

 

『お帳面』を卒業してかれこれ3ヶ月です。その間、おママは一度も算盤を弾いてはいませんでした。

なのに…、出来たの⁉️  (°_°) 驚きです。

何かの弾みで、どういうきっかけなのか分からないけど、確かにこの時は回路が繋がったのでしょう。その記憶スイッチは一体何なのかしら⁉️ どこに在るのーー❓

この時、私もおママの側に居たかった。もう一度、『お帳面』を付けるおママを見たかった。

 

でも、その後は一切やりません。復活というより、たまたまこの時だけは『お帳面』に関する記憶スイッチがポンと入ったのでしょう。

 

もしかすると…。

認知症の人でも、長く続けた事や習慣的な事なら…。

上手くサポートしてきっかけを作っていけば、再びやれるのかも知れません。

 

そうは思いつつ、日々のあれこれに追われて、この一件から約1ヶ月半経ちましたが、まだ、おママの『お帳面』を復活させる試みは出来ていません…。(^o^)/

 

harienikki.hatenablog.com

 

本日アップの貼り絵

 パーツの材料は ⬇️ のから切り抜いています。 

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 twg-tea

この紅茶の包装紙はリバーシブルです。おそらく⬆️上は裏側です。表面は⬇️ です。

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そして、おママがよく使うティッシュボックスも登場しています。 ⬇️

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。