アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

おママの場合 その4

  2005年は懐疑的になりながらも、平穏に過ぎて行きました。

  娘達としては、離れて暮らす親の状態を良いように考えたいものです。

  夫としては、なかなか認めたくないものです。

   わりと人は自分の都合の良いように認識してしまいがちです。

   私は認知症関連のテレビ番組などで、

「食べた物を忘れるのは単なる物忘れ、食べた事自体を忘れるのは要注意。」

と聞いたことがありました。

漠然とまだ、大丈夫と思おうとしていました。

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                                      (2006年頃の作品   診断前)

 

  しかし、2006年になるとおママの様子はどんどん怪しくなってきました。自分のやった行動自体を忘れるようになったのです。