アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

介護保険改正案

 

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          (2017年3月29日 診断から約10年1ヶ月)

 

   タイトルとは関係ないのですが…。

人には1年を通して調子のいい時と、悪い時があります。

体調も気分もそうです。

「最近、おママの調子が良いのは季節のせいかな?」

オネコとそんな話をしました。

「おママは春に良かったのかな〜?」

私には最悪の季節です。もう、花粉に悩まされマスクを、してヨレヨレの毎日。

溜息。。。あ〜、春は苦手だわ〜。

でも、今日もおママがご機嫌で過ごし、ジジが歩けているから良しとしましょう…。

 

    ところで、唐突ですが…。

 今日(4月18日)介護保険改正案が衆議院を通過しました。今後、参議院で審議され、5月中に成立する見通しです。

http://介護保険制度.net/entry91.html

 

   介護保険はお金を給付されるものではなく、簡単に言ってしまえば介護サービスを割引で受けられるというものです。

要介護度によって支給限度額が決まっていて、この範囲内なら被保険者は所定の介護サービスを自己負担額のみで受けられます。この自己負担額は所得に応じて1割だったり2割だったりします。

 

   今回の改正で所得の多い高齢者により多くの負担を求めていくそうです。

年収340万円以上(年金のみなら344万円以上)で3割負担となるそうです。

この、340万円が高所得と言えるかどうかは何とも言えません。

勤続年数40年のサラリーマンだった夫の厚生年金と妻の国民年金を合わせると、こんな額になるでしょう。う〜む…。

介護保険もこのままでは立ち行かなくなるだろうし、40歳から保険料を納める働き盛り世代の負担を増やすのもなんだし…。

しかしながら、負担が増えると介護サービスの利用を控える方も出てくるでしょう。

それでは本末転倒です。

 

   今日は北朝鮮の問題や、アメリカから副大統領が来日したり、突然イギリスでEU脱退を問う総選挙が行われるなどのニュースにかき消され、今ひとつ話題になっていませんね。まぁ、成立前だから仕方ないですね。

 

   改正が必要なら、十分審議を尽くして頂きたいと思いました。

 

  いずれ、ジジとおママだけでなく、私だって介護サービスを受ける年齢になるのですから。誰にでも他人事ではないのですから。