(2022年4月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年2か月)
*2022年7月の参議院選挙
私は政治のことを語る能力もなく、語彙力にも限界があります。だからこんな表現しかできません。
先週あまりにも衝撃的な事件がありました。
ただでさえ、その不条理な顛末に驚愕していたのに、ショッキングな映像を含む報道を繰り返し目にしてしまい、心が千々に乱れました。
あれこれと考えたけど、結局私は、事件の前に既に決めていた名前を投票用紙に書きました。
そして選挙は終わりました。
たぶん、私は2022年7月の参議院選挙の事は忘れないと思う。
いや、認知症になったら、分からないけど、たぶん。
*空しき封書
参議院選挙の投票所入場整理券が入っている封書が実家に届いた頃、私はジジに一応聞きました。
「今度の選挙、投票どうしますか?」
ジジは94歳です。どうしても投票をしたいと言われたら、私は日曜日に実家に行ってサポートしても良いかなと思っていました。
「いやぁ、もう、気力はないよ。行くだけで大変だし、おママのこともあるしね。」
「そうね…。」
認知症の症状が重くなってきたおママを一人で家に残して選挙へ行くわけにはいかない。そして、投票所は通常の大人の足なら実家から5分くらいの近所なのですが、現在ジジは車椅子を使わないと外出が出来ません。
ジジが投票所へ行くとしたら、おママと留守番をする人、ジジの車椅子を押す人、つまりサポーターが2人必要になるのです。
恐らくジジはそれが分かっているし、それを押し通してまで投票する気力はないという事なのでしょう。
それから何日も封さえ開けないまま、その封書はジジのパソコン周辺に放置されていました。
恐らく、(↓)この時以来、ジジは選挙に行っていないと思います。5年前でした。
若い頃から高齢になっても行かれる限り、ジジとおママは選挙を棄権する事はありませんでした。
だから、目の前に行使されない選挙権が置き捨てられてるようで、私は余計虚しさを感じました。
*郵便による投票
まだ選挙期間中、テレビで重い障がいのある方が郵便で投票する様子を特集していました。私はそれを見て,「あっ❗️」と思わず声を上げてしまいました。
その手があったか。
それで,調べてみました。
(1)対象者
郵便等による不在者投票は、身体障害者手帳か戦傷病者手帳をお持ちの選挙人で、次の(i)又は(ii)に該当する方又は介護保険の被保険者証の要介護状態区分が「要介護5」の方に認められています(平成16年3月より対象者が拡大されました)。
(i)身体障害者手帳に両下肢、体幹、移動機能の障害の程度が1級又は2級である者として記載されている者。身体障害者手帳に心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸の障害の程度が1級又は3級である者として記載されている者。身体障害者手帳に免疫、肝臓の障害の程度が1級から3級である者として記載されている者。手帳の記載では該当するかどうかわからないときは、市区町村の選挙管理委員会にお問い合わせください。
(ii)戦傷病者手帳に両下肢、体幹の障害の程度が特別項症から第2項症である者として記載されている者。戦傷病者手帳に心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸、肝臓の障害の程度が特別項症から第3項症である者として記載されている者。手帳の記載では該当するかどうかわからないときは、市区町村の選挙管理委員会にお問い合わせください。
介護保険の被保険者の場合、郵便投票の対象者は「要介護5」でした。
勿論、「要介護1」のジジ(今認定調査をしたら恐らく「要介護2」だと思うが…)は対象外です。
しかし、要介護の区分が「要介護5」って,ほとんど寝たきり状態でしょう。
介護保険を使って車椅子をレンタルできるのは「要介護2」からです。つまり、「要介護2」は車椅子を使わないと外出が難しい人もいるのです。
だから、せめて郵便投票の対象者を「要介護2」からにしてくれたら、投票率も上がるのではないかと思います。
是非,そうして欲しいです。(^O^)
私が高齢者になった時、選挙の投票はどのような形態になっているでしょうか。
インターネット投票になっているかしら。これはこれでシステムの隙を突いて不正が発生しそうで難しいかもしれません。
まずは、自分で投票所までいかれる体力を維持したいものです。
そして、それが難しくなっても、選挙に対する意欲があるうちは、投票できる社会的な環境が整っていると良いなぁ。
こんな事を今回の選挙で思いました。
(↓)相互読者のhappy-ok3(id:happy-ok3)様も郵便投票の事を記事にしていらっしゃいます。
*本日アップの貼り絵
2022年4月29日の作品です。
この日は「お題」もないので、おママに紙を挟んでいるクリアファイルから好きな紙を選んでもらいました。
(↓)おママはこんな感じにしようと思いました。
が、しかし‼️
事件(大袈裟です)が起きました。
画面の上下に配置された紫の「波紋」を乗り付けしている段階で、デザインが崩壊❗️
(^◇^;)どうする、どうするおママさん。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年4月29日 15:02〜(2分18秒)
結局、おママは再構築をする事になりました。
動画の冒頭、画面から半円のピースが一つ飛び出していました。おママはそれを一生懸命治めようとしています。
動画の最後の方で、おママは中央の黄色いピースが気になりました。手にとってみます。裏側は青空に映える桜の写真です。おママはその花びらをゴミと思って爪で擦って取ろうとしましたが、当然ながら消えません。最後までおママは気になって、結局、三角形の鋭角部分をバッサリと切り落としました。
私は内心思いましたよ。
(裏面は糊を付けてみえなくなるのだから、気にしなくて良いのに❗️)
(°_°)
動画終了時の写真です。
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年4月29日 15:08〜(3分22秒)
この日のおママはとても冴えていて、左右のバランスに最新の注意を払って糊付けをしていました。
チ「はい、出来上がり。」
マ「サンキュー❗️」
おママ、「ありがとう」と「サンキュー」が同義だと分かっているのね。(^O^)
使用した紙
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。