(2017年12月7日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年10ヶ月)
*おママ,自作を評論する
月に数度、私はおママの貼り絵を写真撮影します。
喜ばしい事に、最近のおママはとても多作です。
撮影するのもなかなか大変なんですよ。うれしい悲鳴です。
撮影の時に、おママは自分の貼り絵を批評します。
「ここはこうすれば良かったのに。」
「これがもう少し右に寄っていたら、もっとああだったのに。」
その口調は反省というより、誰かにアドバイスするような感じだから可笑しい…。
今日アップの貼り絵については、ちょっと吹き出し笑いをしてから、
「可笑しいわね。きっと、のこりものを集めたのね。たまにはこういうのも良いわよね」
との事でした。
自分が作業机に貯まっている残り物を貼った、その記憶の切れ端でも頭の片隅に残っていたのかしら…。
「とてもかわいいと思うわ。」
私が言うと、
「そうよね。こういうのはこれで良いわ。」
と微笑みました。まるで先生の風格すら感じさせます。
そんなおママは頼もしく見えるから不思議です。
*残り物とは…。
金色の折り紙の切れ端、
小津和紙の寄木細工模様の千代紙、
小津和紙の包装紙。
そして時々あらわれる無地ピンクの紙…。
これまでのおママの貼り絵にたびたび登場していたパーツの残り物ですね。
そして、赤いリボンのプレゼントも残り物なんですよ。
⬇️こちらを制作した後の残り物でしょう。
(2017年12月1日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年10ヶ月)
これは多分、伊東屋の広告写真から取ったのだと思います。
一番上の貼り絵は、残り物の寄せ集めで、気分で貼り付けた感じですが、
なかなか味な構成になったと思います。
おママ❗️残り物には福があったね‼️
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。