(2017年12月14日アルツハイマー型認知症の診断から約10年10ヶ月)
*去年の取り組み、今年も出来れば続けたいです。
今日は「お帳面」についてです。
このブログで時折登場する「お帳面」とは、おママが付けている簡易家計簿。
初めてこのブログでをご覧になる方は認知症なのに「家計簿‼️」と驚かれるでしょう。
でも、アルツハイマー型認知症10年選手のおママですから、流石に家計を管理しているわけではありません。
この「お帳面」は、その日に購入した支出を前日の残高から引くだけのものです。
おママは半世紀以上にわたって算盤を弾いて家計を切り盛りしてきたました。
ですから、これは本能のレベルで染み付いた家計簿の、最後の名残であります。
おママにとっては、「自分のやるべき仕事」。
ジジや私達姉妹にとっては「おママがやれる事を残したい」一念で見守っている事。そんな感じのものです。
私が実家に行く時には、必ずジジに買い物を頼まれます。
その立替金をおママに払ってもらうために、私はほぼ付きっ切りで「お帳面付け」を見守るのですが、これがなかなか大変❗️
なにせ記憶は数分で失くなりますから、計算し終えても何度も繰り返して足し算したり、同じものを何度も支出に加えてしまいます。
しっかり見張って(見守って)いないと永遠に終わりません。
昨年、私はこの「お帳面付け」の見守りに力を入れて取り組みました。
それは、ひとえにおママに残された機能を残したいがためでした。
こんな事もあんな事もあった「お帳面」❗️
⬇️
⬇️クレジットカード払いの買い物について、この時点では「お帳面付け」の時にかなり混乱していましたね。
でも現在はその場合もジジの働きかけにより、何とかなってきました。
出来れば、今年もおママには「お帳面」を続けて欲しいです。
どうしてもやりたくない❗️となったら仕方ありませんが、
買い物の後に「お帳面」を開く姿勢がみられるうちは、私も頑張ろうと思います。
*見守る側にも問題が…。
しかし❗️昨年の晩秋からは、文字を書くのも相当難しくなってきました。
おママは文字を忘れつつあります。
年末くらいからは、それだけでなく、お得意だった算盤も怪しくなりました。
まだ足し算は何とかなるのですが、引き算は難しそうです。
例えば…、
10325ー866
というような繰り下がりの算盤は、ほぼ無理になってきました。
「…ん‼️これって…‼️」
昔のおママはお得意でしたが、
私は昔からこの手の計算は無理でしたね…。算盤も出来ないしさ…。(笑)
自分の家では能力がないから家計簿なんて付けないし…。(笑)
こんな算術に疎い私が「お帳面」の見守りは正直キツイですわ。
おママは算盤を怪しげに弾き、私はスマホの電卓機能でオタオタしながら検算し…。
風前の灯のようですが、今年も何とか続けられますように❗️
*今日アップの貼り絵について
紅茶のティーパックの袋を使っています。赤い葉っぱの模様のあるパーツも同様です。
算盤の珠を想像させるようなパーツがあるので選んでみました。
⬆️これの仲間です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。