(2020年11月20日アルツハイマー型認知症の診断から約13年9ヶ月)
*居眠りは許しません‼️
先週に金曜日(2月5日)の事。
おママはちょっとご機嫌斜めでした。
夕方近くに、オネコが実家に来ました。
そして皆んなでオヤツを食べていた時、ジジはうとうと船を漕ぎ始めたのです。
そりゃ、夜中も2時間おきぐらいに目が覚めて、何度かトイレに行くのですから、昼間眠くなるのも当然です。むしろお昼寝で睡眠時間を補って欲しいくらいです。
しかし、おママはそんな事情など御存知ありません。(^◇^;)
「ほらダメでしょう❗️」
おママはジジに何度も目を覚ますように促しますが、ジジは一瞬目だけ覚醒してもまた目を瞑ってしまいます。
「お父さんは夜眠れないんだから、お昼寝させてあげてよ。」
「そうなの…………?」
いまいち理解できないようですし、直ぐ忘れてしまいます。
だから、この一連の流れを何度も繰り返すことになりました。
そしてしまいには、おママの鬱積したモヤモヤが爆発したのです。
「ほら❗️起きなさい❗️」
「良いってば!お父さんは夜眠れないんだから、お昼寝させてあげてよ。」
オネコと私が口々にジジを庇うと、おママは毅然とした面持ちで言いました。
「こんなの良くない。私は…こういうのは昔から…ああなんで…、そうしないといけないのよ。友達が…そうしているのに、こんなのは、ああなので…どうしても、いけないんです‼️」
必死で言い募るのですが、一般的には全く通じませんわ。
意訳しますと…。
「皆んなでお話ししている時に、居眠りをするなんて良くありません。私は昔からそう教えられてきたし、そう思います。例えばお友達が集まって楽しくお話ししているのに、居眠りしている人がいたら、場の雰囲気が悪くなります。だから、いけないのです‼️」
至極御尤もで、おママは正しい。
でも、オネコも私もお友達やお客様ではなく、家族なんですよーーーー。(°▽°)
*もう、いい加減にして‼️
この居眠りの一件があった後も、オネコと私はあれこれ話をしていました。
内容は主にチャーコ家のあれこれで、良い話ばかりではありません。
おママは「そうね、そうなのね」などと、少しピントがずれた相槌を打っていました。
しかし、如何せん、おママは話が理解できないようだし、自分でも必死に参加しようとしているのに、話に付いていけない。
おまけにオネコと私の声が大きく耳障りに感じて、耐えられなくなってきたのでしょう。
突然、おママは怒り出しました。
「もう、いいです‼️やめて下さい‼️」
あ、先月も一度、こんな事があったっけ…。
オネコと私がチャーコ家の諸事情について議論していた時でした。
近くに寝ていたおママが、
「もう、やめて下さい❗️お帰り下さい❗️」
と怒り出したのです。
おママとしては、他人が自分の家に入り込んで、訳の分からない事をワーワー話していると思ったのでしょう。
かなり、怖いと感じたのかもしれません。
それは当然ですね。
オネコと私はおママの本当の娘です。
でもおママから見れば赤の他人。ただの訪問者に過ぎません。
おママは87歳ですがとても耳は良く聞こえるようです。
そのため、音に敏感です。
家族の少しトーンを上げた話し声も、不協和音に感じるのでしょう。
うむ…。認知症の症状が進んだおママに接する時、
そこのところの自覚がオネコにも私にも足りなかったのだわ。
おママはアルツハイマー型認知症の診断から丸14年になりました。
家族は今も失敗したり手探りで、見守りとサポートを続けております。(^O^)
*本日アップの貼り絵
昨年11月20日の作品です。
この日のおママは妙に意欲的で、何枚も貼り絵をしていました。
そして、私が帰った後も一人で取り組んだ作品です。
だから、制作途中の写真もありません。
私はスッキリとしたこのデザインが好きです。(^O^)v
(↓)同じ日にこの貼り絵を制作しました。
使用したのは「パイの実」の空き箱でしょう。長くおママの作業机の上に放置されていたような気がします。
そして、ペパーミントティの袋。
あとはおママのお気に入りの千代紙です。お馴染みの小津和紙で買った寄木細工模様ですすね。赤いパーツは不明です。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。